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元宙組トップスター・真風涼帆が様々な姿を見せる「白鷺の城」('18年宙組・宝塚)

2025.1.7(火)

「白鷺の城」は、45分の舞台とは思えぬほど密度が濃い作品だ。作・演出は大野拓史。2025年の年明けを飾る宙組公演「宝塚110年の恋のうた」の作・演出も手がけている。本作にも日本物を得意とする大野らしいこだわりが詰まっており、ただ見るだけでも華やかで楽しいが、深掘りするとさらに面白い。 このショーには一本筋の通ったストーリーが織り込まれている。狐の化身である「玉藻前」と、狐の血を引く陰陽師との時空を...