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にじさんじ・VOLTACTION(風楽奏斗、渡会雲雀、四季凪アキラ、セラフ・ダズルガーデン)が1st LIVE 「Dynamic VOLT」でハイクオリティな熱量あるパフォーマンスを見せる

2025.3.6(木)

Vtuberグループ「にじさんじ」に所属するVOLTACTIONが1st LIVE "Dynamic VOLT"を2/23に幕張メッセ 国際展示場 幕張イベントホールにて開催した。VOLTACTIONとは風楽奏斗、渡会雲雀、四季凪アキラ、セラフ・ダズルガーデンの同期4人組で結成されたユニット。高い歌唱力とダンスを武器にしており、YouTube上では愉快な配信をしつつもいざステージに立つと、そのギャップでファンのハート掴んできた実力派ユニットだ。

ダイナミックな登場をしたVOLTACTION
ダイナミックな登場をしたVOLTACTION

この日のライブは4人のジャンプインからスタート。会場内で暴れるレーザーの光と共に颯爽と登場すると、さっそく「TAKE ACTION」から会場を盛り上げていく。続く「Watercolor」は爽やかな旋律が特徴。「皆さん、どうもこんにちは!VOLTACTIONです!」の声と共に4人の歌声が颯爽と会場を吹き抜けた。

MCの自己紹介では名前やサイリウムでのコール&レスポンスを挟み、満員の観客の圧を楽しむ4人。「遂に!」と言っていた4人の待ちに待ったという熱い気持ちが伝わる中、「De Lu Lu」「インレイド-Dance Remix-」をファンにお届け。どちらの曲でもVOLTACTIONのキレのあるダンスが光り、会場のサイリウムも力を送るかのようにリズムを4人と共に取り続けた。

ここからソロパート。渡会による「バット・ダンス・ホール」で「結んでひらいて」の歌詞に合わせるかのように会場全体が身体を揺らす。続く風楽の「ピースサイン」は「こんな舞台1人じゃ立てなかった、ありがとう!」という風楽の感謝の気持ちが力強い歌声にのる。休む間もなく渡会がステージに帰ってくると渡会、風楽で「Checkmate」が披露される。ネオンの光が舞う、クラブのような雰囲気の中2人が紡ぐ夜に会場が誘われる。渡会、風楽共にイヤモニを貫通するほどの歓声に驚いたと言いつつもどっしりと落ち着いたパフォーマンスで観客を魅了した。

ステージに4人が戻ると「Crazy World」「Desert Diamond」を披露。スタンドマイクを用いたパフォーマンスはダンス・歌に力をいれる流石VOLTACTIONの一言。幻想的な風景を背景にしなやかに4人が舞う。

残る2人のソロステージを忘れてはなるまい。四季凪が「踊り子」をゆったりと歌唱すると、その雰囲気を引き継ぐようにセラフが登場し「ネオンライトの海に沈む」が緩やかに流れだす。夜の交差点を彷彿とさせるロマンティックなメロディーに会場が酔う。曲が終わり、セラフから「すごく、(四季凪)緊張してたんだよ?」と告げられると、会場から暖かな拍手が送られた。MCが終わると、セラフが「秘密」を披露。「誰かの力になりたい」セラフの信念が感じられる歌唱で歌詞が心に滑り込んだ。

4人のステージは終わらない。全員のソロが終わると、歌われたのは「キセキ」。美しい4人の奏でる歌声、「これから先もよろしく」と言わんばかりに間奏で4人の並びに会場からは悲鳴にも似た大きな歓声が上がった。直後の「Ican be the One」では四身一体となったサウンドが間違いなくファンにとっての「the One」になっただろう。しかし、ライブは最後の曲へ。仲睦まじいMC談義の後は最後の曲「RELOAD!!!!」で会場の熱量をRELOADし、幕を閉じた。

アンコールは「マジLOVE1000%」から登場し、名曲にファンも大盛り上がり。スクリーン上にコールが映し出され、誰一人置いていくことなくVOLTACTIONが会場を引っ張っていく。MCでは春夏秋冬に合わせた、それぞれのセンター曲がリリースされることも告知されファンにとっては1年の活力となるような報告に会場からは歓喜の声が響いた。更にサプライズでセラフのセンター曲「Sanctuary」が春の訪れを告げるように会場を駆け抜け、途中セラフの「ねえ、きいて?」という魅惑の言葉には全員が魅了されただろう。他の曲にも期待が高まるところだ。

楽しい楽しいライブも本当のラストソングへ。ラストは「インレイド」。これからもVOLTACTIONは駆け抜けていくぞ!と言わんばかりのラストにして最大級にパワフルな歌声に会場も全力で応えた。

曲が終わると、4人が感謝を述べていく。セラフが「もう夢のようで。本当にありがとうございました!一回じゃ終わらせないですよね?」というと、「勿論!」と皆が応える。四季凪は「色々苦手なことにもチャレンジしたが、ここまでこれたのは皆さんのお陰です、ありがとうございました!」と気持ちを露わに伝えると、渡会も「本当に皆に会いたかったし、声を届けたかった。まだまだここから沢山応援してください!」と感情を伝える。リーダーの風楽は「本当に楽しかったし、またこのような機会を掴み取ろうと頑張るので、よろしくお願いします!」と笑顔でファンに寄り添った。

幕を下ろす直前には4人がマイクを通さず「ありがとうございました!」をファンに伝えた。ファンと共に成長したという意識が強い、VOLTACTIONはどこまでもファンへの感謝を忘れない温かいグループだ。その温もりがどこまで広がるか、これからも目が離せない。

文=田中諒

イベント情報

VOLTACTION 1st LIVE “Dynamic VOLT“