デビュー以来、ドラマ・映画に引っ張りだこの高橋文哉のキーとなる作品を紹介

2025.3.1(土)

■エランドール賞新人賞を受賞するなど、注目を浴びる若手俳優・高橋文哉

3月20日(木・祝)から主演映画「少年と犬」が公開される高橋文哉に、今、注目が集まっている。2025年のエランドール賞新人賞を受賞した高橋。2017年に男子高生ミスターコンでグランプリを受賞し、2018年には人気恋愛リアリティショー「太陽とオオカミくんには騙されない」で話題を呼び、2019年には「仮面ライダーゼロワン」の主演に抜擢。2020年10月スタートの田中圭主演ドラマ「先生を消す方程式。」にキーマンとなる生徒役で出演してから、2021年10月期の「最愛」を含め、７クール連続でドラマに出演。

2022年には、本田翼主演ドラマ「君の花になる」から誕生したボーイズグループ「8LOOM」のリーダーとしてデビューを果たし、2023年には恋愛映画「交換ウソ日記」や、得意の料理シーンも披露したドラマ「フェルマーの料理」に主演。2024年には主演を含む映画が４本公開されるなど、快進撃を続けている。そんな高橋が過去に出演した「交換ウソ日記」と「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」、そして「仮面ライダーゼロワン ファイナルステージ&番組キャストトークショー」が3月19日(水)に日本映画専門チャンネルで放送される。

■役者・高橋文哉の基礎を作った「仮面ライダーゼロワン」

３月12日(水)で24歳になる高橋はまだまだ若いが、読解力が高く、細かな役作りと豊かな表現力で見る者を引きつける能力に長けている。高橋の名を広めるきっかけとなった「仮面ライダーゼロワン」では、テレビドラマ初出演・初主演ながら、決してめげずに体当たり。何十テイク重ねてもOKが出ず、何が正解かわからなくなったこともあったそうだが、そんな自分が悔しくて虚しくて、これでやめるわけにはいかないと思ったそう。その気持ちが演じる飛電或人と重なったのかもしれない。

両親を早くに亡くし、人工知能を搭載した人型ロボット・ヒューマギアに育てられ、人類とヒューマギアの共存を夢見る或人。しかし、そんな彼の前にヒューマギアを悪意＝アークで乗っ取り、世界征服を目論む者たちが立ち塞がる。もともとお笑い芸人になりたいと思っていた或人は、みんなが笑える世界を守るために彼らとの死闘を繰り広げた。その結果、心の強さを手に入れた或人は、「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」でも新たにアークに取り込まれた者たちに立ち向かっていく。ほとばしる感情を剥き出しにして、敵と対決する高橋の表情は必見だ。また、１年以上にわたる撮影を共にした仲間たちとのトークも楽しめる「仮面ライダーゼロワン ファイナルステージ&番組キャストトークショー」では、彼の素顔を見ることも可能だ。

■高橋が硬派なモテ男を嫌味なく演じた、恋愛映画「交換ウソ日記」

若手の登竜門といえる「仮面ライダー」シリーズで修行を重ねた高橋が、初めての恋愛映画に挑戦したのが、「交換ウソ日記」だ。演じるのは、イケメンでモテモテの瀬戸山。そんな彼が名も知らぬ相手に恋をし、人知れず交換日記をすることになるのだが、瀬戸山が相手を勘違いしたことから、恋の相手の希美(桜田ひより)にウソをつかせてしまうことに。だが、その日記をきっかけに希美と瀬戸山の距離が縮まり、希美は瀬戸山に引かれていくという物語なのだが、この中でも高橋は情景を深く理解し、突然の胸キュンシーンもナチュラルに見えるように演じ切っている。

また、同映画ではウソがバレてからの二人の距離の紆余曲折も見もの。特に硬派なモテ男の瀬戸山が、希美に本音をぶつけるラストシーンは必見だ。人間と犬のかけがえのない絆を描いた３月20日(木・祝)公開の高橋主演映画「少年と犬」を前に、こちらのラブストーリーも見てみては？

文＝及川静

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