堀内まり菜、冨田菜々風、浅井七海、西葉瑞希「スクールアイドルミュージカル」2025年公演への想いを語る
2025.1.31(金)
「みんなで叶える物語」をテーマに、女子高校生が学校で活動するアイドル"スクールアイドル"を通して夢を叶えていく姿を描くプロジェクトをコンセプトにし、多岐にわたる活動に取り組んでいるラブライブ!シリーズ。
2022年、その新作として、初のミュージカル作品の『スクールアイドルミュージカル』が上演された。本作は、これまでのラブライブ!シリーズ作品のミュージカル化ではなく、新たに書き下ろされた楽曲と共に、10人の少女たちと叶える青春学園ドラマをお届けする完全オリジナルの新作ミュージカルである。
フレッシュなキャストと経験豊富な実力派キャストが勢ぞろいし、夢を叶えていく女子高生たちの、輝きながら奮闘する姿を体現しており、多くの方からの好評により追加公演を重ねており、2024年11月からミュージカルをベースにした実写ドラマが放送された。
今回は、2025年公演に出演する、堀内まり菜(椿ルリカ役)、冨田菜々風(滝沢アンズ役)、浅井七海(皇ユズハ役)、西葉瑞希(東京公演 若槻ミスズ役/大阪公演 滝沢アンズ役)の4人にインタビューを敢行。本作に出演への心境や、ミュージカルの難しさなどを語ってもらった。
――ラブライブ!シリーズの新作として完全オリジナルミュージカルということですが、人気シリーズへの出演が決まったときの心境と、脚本を読んだ際のお気持ちを教えてください
堀内「高校生の頃からμ'sさんのライブに行かせていただいたり、ラブライブ!に触れて過ごしていたので、ミュージカルのお知らせを聞いたときにすごくびっくりしてどんな作品になるんだろうとわくわくしたのを覚えています。オーディションを受けて自分が合格できるなんて思わなかったですし、自分が主人公のルリカちゃんをやらせていただくのを聞いたときすごく嬉しかったです。プレッシャーもあったんですけど、ラブライブ!シリーズの作品をたくさん見て、ラブライブ!シリーズのセンターを研究していく中で、私自身も(高坂)穂乃果ちゃんとか(高海)千歌ちゃんとか、みんなからパワーをもらって、憧れを持って研究していけたのがすごく楽しくて、本番に向けて、前向きにみんなで取り組んでいけたらいいなって思いました。脚本を読ませていただいて、ラブライブ!シリーズの作品を通して感じられる、夢を持つことの大切さや、自分自身が生まれ変わったぐらいの尊いエネルギーを感じたので、ルリカちゃんの発する言葉一つ一つに嘘がないようにきちんと落とし込んで、ルリカちゃんとして存在できるように頑張ろうと感じました」
冨田「今回初めて参加させていただくんですけれども、嬉しかった気持ちがすごく強くて、でもそれと同時に、皆さんから愛される作品なのでプレッシャーも感じました。素敵な作品だからこそ、私も全力でこのお話に向き合って皆さんと一緒に頑張っていきたいなという気持ちになりました。脚本を読ませていただいて、みんながいろんなものに向き合って頑張る姿や、ぶつかり合って成長していく姿がすごく眩しくて、きらめきを感じたので、そのきらめきを私も皆さんにお届けできるようにイメージを膨らませながら、楽しみにわくわくした気持ちで稽古が始まるのを待ってました」
浅井「ラブライブ!シリーズが大好きだったのですが、当時はアイドルとして活動をしていたので、ラブライブ!シリーズに関わることは難しいんだろうなと自分の中で思っていたところ、このオーディションの話をいただいたので、このチャンスを絶対に逃したくない!と思いました。この作品に絶対に関わりたいという気持ちでオーディションには参加していたので、出演が決まった時は本当に嬉しくて、しっかり役柄もいただいて、ラブライブ!シリーズに元々いたメンバーを演じるわけではなく、新しくいただいた役柄と一緒に成長して、ラブライブ!を好きな皆さんや観劇してくださる皆さんに、この『スクールアイドルミュージカル』という作品を好きになってもらえるように頑張りたいなって明るく前向きな気持ちがありました。脚本を読んだとき、思わずぐっとくるというか、これを客席で見たら大きなパワーを受け取ってもらえるんじゃないかと感じて、一生懸命頑張ろうと思いました」
西葉「最初お話いただいたときは、人気なコンテンツというのは前々からわかっていたので、嬉しさよりもそのシリーズの一員になるという責任感をすごく感じました。やるからにはこれまでのシリーズのファンの方にも見ていただきたいし、認めていただきたいし、よりその世界を広げていきたいなと思いました。脚本をいただいて読ませていただくと、こんなわかりやすくラブライブ!している脚本があるんだと思って、その中で女の子たちが汗をかいて涙を流しているのがすごく詰まってるなと思ったので、稽古するのが楽しみでしょうがなかったです」
――それぞれの役柄について、どのようなキャラクターだと受け止めて意識していますか?
堀内「ルリカちゃんは、本当に自分が好きなことや、やりたいことに対してまっすぐで、それをちゃんと自分で気付ける、自分自身に対しても誠実な子なんだなと感じたんです。でも、それが自分のことでいっぱいいっぱいになってしまうのではなくて、周りも常に見えていて、メンバーのみんなが今どう感じてるのかなとか、そういうことを察する力も兼ね備えているから、常にみんなの中の太陽みたいなエネルギーを発することができる、すごく素敵な女の子なのかなと思いました。公演を重ねていく中で、最初の頃はちょっと私も常に120%で演じていたので、振り返るとめちゃくちゃエネルギッシュだったなって思うのですが、だんだん回を重ねるごとにカンパニーの皆さんとのチームワークもお互いに信頼し合える空気感が生まれてきて、背負いすぎるのではなく、エネルギーを交換し合えるような、そういう一つ力を抜いたリラックスした状態で、ルリカちゃんとしてステージに立てていたような感覚があります」
冨田「アンズちゃんはすごく責任感が強くて、みんなのことを第一に思って行動する子なのかなと思います。グループのセンターなので、佇まいから意識していこうと思うのですが、パフォーマンスでもそうでないときも、説得力のある動きを取り入れながら、自分自身のアイドル活動とも重なる部分があるなと思うので、そこも取り込んで、演じていけたらいいなと思います」
浅井「ユズハちゃんは、ルリカちゃんの幼なじみで、ルリカちゃんが大好きで、ずっと頭の中もルリカちゃんでいっぱいなんです。自分の気持ちをなかなか表に出さなくて、自分よりルリカちゃんとか大好きな周りの友達を優先してしまうことが多いんです。でも、内に秘めてる思いはしっかりある子だなと思っています。ユズハちゃんはすごいお嬢様学校に通う勉強熱心な女の子で、10人のメンバーの中で、私的にはアイドルというワードからは一番遠いんじゃないかなって思ってる子が、スクールアイドルとしてキラキラ輝いていく過程を、公演ですごく丁寧に演じられるように意識しています。あと、頭の中とか視線の先とかはずっとルリカちゃんって思っていて、私もずっとまりっぺのことを考えながら、休演日とかもまりっぺのことを考えてやってます(笑)」
西葉「部長ということで、しっかり者でみんなをまとめる、どの物語にも1人はいるようなテキパキしている印象のメンバーがミスズちゃんだと私は受け止めていました。芸能をずっとやってる身からするとミスズの立場はすごい共感できるところが多いのですが、見てる方の共感を得られるかがちょっと難しいなって思いました。見方によっては独りよがりや、自分勝手に見えてしまうお客様もいるかなって思ったので、公演を重ねるにつれて、"ミスズがこの言葉を言ってもいいぐらい、私はミスズとしての説得力を上げなければいけない"と、本番中も稽古中もミスズが嫌な感じに映らないように調整して、自分で納得させられるお芝居をしていく意識をしました」
――堀内さんと浅井さん、冨田さんと西葉さんはお互いに同じ高校で関係性が深い役柄を演じられますが、それぞれお互いの第1印象と今の印象を教えてください
堀内「実は、なーみんとは大学が同じだったんですね。大学の授業で同じ教室にいたのが初めて会ったときで...そのときは話すというよりは、同じ授業を受けてる1クラスメイトという感じだったので、深くは話さなかったんです。初めて話したのは、この作品への出演が決まって、Aqoursさんのライブを見に行かせていただいたときに、なーみんが『堀内さんですか?』みたいな感じで声をかけてくれて(笑)」
浅井「あー!懐かしい!(笑)」
堀内「そこでちゃんと自己紹介し合ったのが多分初めてだよね(笑)。そのときも、なーみんから声をかけてきてくれて、周りが見えてるんだ、誠実に常にセンサーを働かせているなという印象がありました。どんどん一緒にお芝居をしたりとか、作品を重ねていくごとになーみんは、常に自分が困ってるときに助けてくれる言葉を与えてくれたり、本番中に私の喉の調子があんまり良くないかもっていうときにわざわざお家から喉のシロップを持ってきてくれたりとか、見返りを求めずに周りの人を助けてくれる優しさがすごくある。語り尽くせないほどなーみんへの思いはあるんです。ユズハちゃんとルリカちゃんの関係性みたいに、なーみんに救われていることがすごくあるので、本当に出会えてよかったなって思ってます」
浅井「私も、私みたいに芸能活動をしながら大学通っている子がいるんだよって教えてもらって、『堀内さんっていうんだ』みたいな感じで知って、当時から笑顔が素敵でその場にいるだけで明るい雰囲気になるような人だなって思ってました。ずっと今も変わらず明るく太陽みたいな人だなって思ってます。年月を重ねて話したり、一緒に演じていくたびに支えたいとか、背中を預けられるような存在でいたい、そういうふうに自分がもっと頑張りたいというモチベーションの鏡みたいな、本当に尊敬できるところがたくさんある。自分が悩んでるときとかもいっぱいたくさん話を聞いてくれたりとか、話すとすごいすっきりするし落ち着くし...こんな2年とかの関係性じゃないんじゃないかなって思えるぐらい、本当にすごい信頼している。私も本当に出会えてよかったなって思います」
堀内「もうちょっと...ヤバいですね!(照)」
西葉「私はかわいい子を見ると『怖いかも...』って思っちゃうんです。(冨田の)写真を見て、めっちゃかわいいから大丈夫かなって思ってました。でも、顔合わせした瞬間、すぐご挨拶に来てくださって、(怖いかもと疑っていて)ごめんなさいみたいな(笑)。笑顔が素敵で、冨田さんのアンズと一緒にお芝居できるんだと思って楽しみですね。どんなお芝居をするんだろうとわくわくしちゃって。初演から今まで関根優那さんがアンズを演じていて、初めてアンズが変わってどんな感じかなってすごい楽しみです」
冨田「私も同じく、怖い方だったらどうしようといろいろ考えてしまっていたんですけど...すごいお優しくて!稽古が始まる前にYouTubeなどでミュージカルの一部を見させていいただいたのですが、お歌も素敵で。これからご一緒させていただくにあたって、このミュージカルがすごく楽しみになりました。ミスズとアンズの関係性も、ルリカとユズハにすごく近しい部分があると思うので、私達も親密な関係が築き上げられたら嬉しいです」
――ミュージカルを演じになられて感じた難しさだったり面白さを教えてください
堀内「ミュージカルなので歌が当然あるわけで、最初の頃はいきなりその歌に入るのに違和感があると、見てる方もノッキングを起こしてしまうということがすごくあったので、いかにルリカちゃんの言葉として自然にその歌に入れるかというところはすごく研究しました。ただ歌うだけではなくって、メロディーに感情を乗せて、それが聞いてる人に伝わるかどうかという部分まで、お芝居をするだけじゃなくて自然に自分から出てきたぐらいまで落とし込む練習が必要だなって思ったので、今でも歌うときとかお芝居をする際も、いかに自然にその役としての言葉で発せられるかということをすごく意識しています。あと、ミュージカルもチームワークだと思うので、みんなで一つのシーンを作り上げることを稽古のときからも意識していて、学校ごとにシーンが分かれているので椿咲花のシーンのときは5人で、テンション感を揃えるために一緒に体を動かしながらセリフを言い合って、お互い受け取った熱量をちゃんとキャッチボールし合えるかという空気作りを意識して稽古していました。2025年公演も新たなキャストを迎えてのお芝居になるので、やっぱりそこのコミュニケーションを深めていきたいなって思ってます」
冨田「私は今回初めてミュージカルを経験させていただくので、これからになりますが、普段活動しているグループでのライブで歌ったり踊ったりするのとはまた違って、物語込みで歌やダンスをお届けするにあたり、どうしたら、より伝わるのか、お話が浮かんで見えてくるのかが課題になってくるのかなと思うので、たくさんアドバイスをいただきたいです。そこがきっと本当に面白い部分かと思うので、今はまだ手探りなんですが、私も面白いと思える域に早くたどり着きたい気持ちです」
浅井「この作品はラブライブ!シリーズの新作としてやらせていただいていて、ラブライブ!シリーズはアニメーションがメインで、3次元の人が全面的に出て演じて作品を届けることは今までなかったので、初演のときはラブライブ!シリーズの一員として認めてもらえるのかすごく不安だったんです。だからこそ、見てる人たちに『これもラブライブ!っぽいな』って思ってほしいなというところがあって、そこを忘れないようにやるのが最初は難しかったなと思いますね。でも、そこもすごく面白さにも繋がってると思うんです。この『スクールアイドルミュージカル』でしか見れないラブライブ!らしさが、詰まっていて、そこが面白いところだと思います」
西葉「ミュージカルをやるのも見るのも好きなんですけど、ミュージカルってセリフが歌詞としてなってるので、最低限ラインで歌で伝わらないと『何の時間だろう?』となる事が多いので、そうならないように一番意識しています。スクミュはかわいらしい曲もありますが、曲が壮大で全部後ろで鳴っていることが多いので、演技をしながら、テンションを上げつつ、冷静さを保ちつつみたいな、いろんな身体の機能を使ってる感じがあって、難しいけどそれが面白いなと思うんです。このミュージカルですごいなって思ったのは、椿咲花のみんなが帰っちゃうシーンの後のルリカの歌が、悲しくてつらくて泣きたい歌なのに泣かないという、それなのに泣いているルリカよりも見ている方が泣けるみたいなのが、ミュージカルたる部分みたいなのがあって、他にもそう感じてもらえる部分がたくさんあると思うのでそこが面白いなっていつも思います」
――最後に本作の見どころをお願いします
堀内「ドラマ放送もあり、ドラマで気になって見てくださった方は、『スクールアイドルミュージカル』が劇場で画面の世界にいたメンバーに直接会いに来れるという、両方の良さをリアルタイムで味わえる特別な期間だと思います。ぜひこのタイミングに劇場に足を運んでいただいて、スクールアイドルが始まりの物語なので、この今しかない瞬間をぜひ目撃していただきたいです。今回は多数の楽曲を披露する後夜祭公演もたくさんあるので、気軽にスクールアイドルのライブを一緒に楽しんでいただけたらとても嬉しいなと思います」
冨田「この物語の中で、それぞれのメンバーの気持ちがどういう風に変わっていくのか、その変化などもぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。ミュージカルだからこそ直接皆さんにパワーを届けられると思うので、このミュージカルを見てくださった皆さんが、これからふと思い出したときに、このストーリーが背中を押してくれたり寄り添ってくれる作品となれるよう一生懸命みんなで頑張ります。ぜひ楽しみにしていてください」
浅井「『スクールアイドルミュージカル』はスクールアイドルが始まっていく瞬間を皆さんが目撃できますし、舞台だからこそ、お客さんも含めて作品の一部だと思っているので同じ瞬間はもう2度と来ないので、一緒に来てくれるあなたも含めて『スクールアイドルミュージカル』だという意味をきっと劇場に来ていただいたら、わかっていただけると思いますので、ぜひ足を運んでいただきたいです。ラブライブ!シリーズのことが好きな方も、ラブライブ!シリーズのことがよくわからないよって方にもどちらの方にも楽しんでいただける作品だと思うので、ぜひ多くの方に見ていただけたらなと思います」
西葉「『スクールアイドルミュージカル』の舞台はやっぱり劇場でしか体験ができないというところが本当に一番のポイントだと思っています。気張らずに劇場に来ていただければ、我々があなたのこの時間を豊かにしますよという感じでやってるので、まだ劇場へ足を運んだことない人も気軽に見ていただける作品でもあると思いますし、女の子たちが本気で何かに取り組みぶつかっている姿というのはとてもキラキラしていると思うので、ぜひそれを体感しに来ていただければと思います」
文=HOMINIS編集部
公演情報
「スクールアイドルミュージカル」
東京公演
会場:日本青年館ホール
日時:2025年2月9日(日)~19日(水)
大阪公演
会場:新歌舞伎座
日時:2025年4月4日(金)~6日(日)
公式X(旧Twitter): https://twitter.com/sim_LoveLive
■ドラマ情報
「ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA」
FOD見放題にて独占配信中!
URL:https://fod.fujitv.co.jp/
公式サイト:https://www.mbs.jp/sim_LoveLive/
■商品情報
「ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA Blu-ray BOX」
発売日:2025年2月5日
品番:LABX-8856~8
仕様:Blu-ray Disc3枚組(本編2枚、特典映像1枚)、スリーブケース、ブックレット20P、ブロマイド(2種)
URL:https://www.mbs.jp/sim_LoveLive/blu-ray.shtml
(C)「スクールアイドルミュージカル the DRAMA」製作委員会
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