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多部未華子と大森南朋のチャーミングな演技に癒される!ハートフルなラブコメディ「私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン!特別編」

2025.1.28(火)

2020年に放送されて高視聴率を記録した、多部未華子主演のハートフルラブコメディ「私の家政夫ナギサさん」。本編の放送終了後に、その後のストーリーを含む2時間スペシャルとして放送されたのが、「私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン!特別編」だ。

同作の原作はコミックシーモアで連載されていた四ツ原フリコによる漫画「家政夫のナギサさん」で、WEBコミックがTBSの連続ドラマになったのは初の試みだった。

多部が演じるのは28歳の独身女性・相原メイで、製薬会社のMRとしてバリバリ働いている一方、自宅では家事全般が苦手で、部屋も散らかしっぱなしの片付けられないタイプ。仕事に一直線になるあまり、私生活をおろそかにしてしまっている。そんな姉の生活ぶりを見かねた妹・唯(趣里)がメイへの誕生日プレゼントとして派遣したのが、スーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)だ。

本作が回を重ねるごとに人気が出たのは、ヒロインのメイが、演技のみならず自身の飾らない人柄も支持されている多部にハマり役だったことに加えて、実力派バイプレーヤーとしても定評のある大森が演じる "草食系おじさん家政夫"のナギサと多部が演じるメイのコンビが実にチャーミングで、ひたすら癒されるからかもしれない。

特別編は、連ドラのスペシャルダイジェストに加え、新婚生活を送っているメイとナギサのその後を描いた内容。製薬会社に勤めるメイのライバルであり、自宅マンションの"お隣さん"でもある田所優太(瀬戸康史)や、同僚で親友の陶山薫(高橋メアリージュン)らのその後も登場する。

■新婚生活の中、メイとナギサさんが夫婦喧嘩!

新婚のヒロイン・メイを演じるパジャマ姿の多部未華子
新婚のヒロイン・メイを演じるパジャマ姿の多部未華子

(C)四ツ原フリコ/ソルマーレ編集部 (C)TBSスパークル/TBS

特別編は、新婚1カ月の2人が朝食を食べながら揉めているところからスタートする。連ドラでは、寝る間も惜しんで仕事に熱中する負けず嫌いのメイの健康をお母さんのように心配するナギサさんが、いつしかなくてはならない存在になっていく過程が描かれた。そんな中、特別編ではメイが寝坊したことをきっかけに喧嘩が勃発。敬語で話す関係性は変わらないが、ムキになって言い合いをするシーンは新鮮だ。
「要求が多すぎる」とメイが言ったことに対し、強めの口調で前のめりになって否定するナギサさんの表情から、2人の新しい生活と関係性が感じられる。髪がボサボサのままパジャマ姿で睨みをきかせ、口を曲げて不貞腐れても、やっぱりかわいい多部の愛されオーラ満開の存在感と、反撃に出てみたものの、メイから言い返された上に威嚇され、結局は呆気に取られるナギサを演じる大森のコミカルな演技が期待を裏切らない。

■過去のダイジェスト映像で"わたナギ"をプレイバック

(C)四ツ原フリコ/ソルマーレ編集部 (C)TBSスパークル/TBS

登場人物たちのその後を挟みつつ、特別編には連ドラでの懐かしシーンがダイジェストで盛り込まれている。物が散乱している家の中に知らないおじさんがいることにメイが驚愕するシーンや、「私はお母さんになりたかったんです」と謎の発言をするナギサさんの過去、田所がメイに告白する場面、そして、ナギサさんが思わず引くぐらいの圧で4日間の"トライアル結婚"をメイが提案するシーンなど、初めて「わたナギ」を見る人にとっても、なぜ2人が一緒に暮らすようになったのかがわかる構成になっている。

メイが仕事で落ち込み、自己肯定感が下がりまくっても、「あなたは立派な努力家です」と、家事のみならずメンタル面でもサポートをしてくれるナギサさんは、「こんなことを言ってくれる人が身近にいたらな」と視聴者にも寄り添ったのではないだろうか。

2人の初めての夫婦喧嘩の顛末も含め、多部と大森のハートフル且つチャーミングな演技にほっこりさせられること間違いなしである。

文=山本弘子

放送情報【スカパー!】

私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン!特別編
放送日時:2025年2月2日(日)21:00~
チャンネル:TBSチャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます