吉野北人&松井奏「一緒にいて楽しい!」映画『遺書、公開。』の撮影秘話やお互いの印象とは?
2025.1.27(月)

吉野北人(THE RAMPAGE)が主演を務める映画『遺書、公開。』が1月31日(金)に全国公開される。
同作は、新学期の春、私立灰嶺学園の2年D組に、生徒24人と担任教師をあわせた全員の明確な順位を記した「序列」が届けられる。犯人がわからないまま半年が過ぎたある日、誰もが羨む人気者だった序列1位の姫山椿が、校内で謎の死を遂げ、数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届く...といった内容だ。
今回は主人公・池永柊夜を演じた吉野と、姫山の彼氏・赤﨑理人を演じた松井奏(IMP.)にインタビュー。役への印象や撮影中の思い出などをたっぷりと語ってもらった。

――2人とも今までの印象が変わるような役柄だなと感じました。ご自身の演じた役への印象を教えてください
吉野「池永は、とても内気で地味。あまり前に出るようなタイプじゃないけど、正義感が強いなと感じました。赤﨑に歯向かうシーンがあったので、言う時は言うタイプなんだなって」
松井「赤﨑の最初の印象は"もう最低..."って思いました。たぶんなんとなく地頭が良くて、いろんなことをそつなくこなせて、計算高くて、クラスでもみんなと話せるような表の顔を持ちつつ、裏では最低なクズだなって思いました」
――ご自身と役の共通点はありましたか?
松井「共通点は1個もないかもしれない!彼は友達も多い感じですけど、僕はそうでもないですし、なんでもそつなくこなせるわけでもないので、何もかも違うんじゃないかな。演じるときには"ちょっと怖いのカッコよくない?"みたいな感じで、僕のちょっとした理想を演じていましたもん」
吉野「僕はあまり前に出ないタイプなので、似ていますかね。グループのメンバーが16人いるんですけど、メンバー会議をするときもぶっちゃけそんなに話さないタイプというか、みんなに合わせる感じがあるので、そういう内気なところはすごく似ているなと思います。あと、やるときはやる感じも。僕自身、ステージに立ったら誰よりもやるタイプなので、そこは似ていると思います」
――英監督の演出はいかがでしたか?
吉野「本当にすごい助けられたというか、指揮者だなと思いました。段取りの段階からセリフがない人たちにも"こういう会話して"とか"どういう気持ち?"って常に気持ちを作ってくれる監督だったので、最後まで集中して、緊張感を持ちながらやれたなと思います」
松井「作品に対しても、キャストに対しても、すごく愛のある方でした。毎回メイク部屋に来てくれるんです。それで1人ずつに"今日、どう?"って話しかけてくださって。そのおかげで、一気に士気が上がった感じがあります。それから、僕が一気にキレるシーンがあったのですが、そこをどうしたらいいか迷っていて、そのときに"あそこはもう教室を使った、『赤﨑理人』だから、もう自分の独壇場にしちゃえ"とおっしゃってくれて、その一言で思いっきりやっていいんだなと思えて、感情のままにできました。俺、北人くんのこと、めっちゃ指で指したとこあったの覚えてる?あれも、監督がアドバイスしてくれたんだよ」
吉野「監督なんだ!」
松井「そう、『北人くんいっちゃおう』って」
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――おふたりとも、久しぶりの黒髪ですが、ご感想は?
松井「なんかかわいくなったなと思いました。それから、役で染めるって、ちょっと憧れだったんです。なんか芸能人っぽいなって。嬉しかったですね」
吉野「僕はもう28歳なので、高校生役って聞いて、最初メンタル的にも"大丈夫かな〜"って思っていたんです。ただ、黒髪にしたことによって一気に学生っぽくなったので、バッチリだなと思いました」
――メンバーやファンの方からは、どんな反応が?
松井「それこそビジュアルに対してもコメントはありましたが、僕の場合は初の映画出演だったので、そこを1番喜んでいただけた印象を受けました。メンバーからもファンの方からも」
吉野「僕は予告を見て"こういう話なの?おもしろそう!"って言う反応が多く見られましたね。シンプルに"怖そう"とも。メンバーも"めちゃくちゃおもしろそうだね"って言ってくれました」
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――おふたりとも、グループ活動をされていますが、撮影中、共通の話題で盛り上がりましたか?
吉野「いや、ないですね」
松井「あったよ」
吉野「(笑)。それこそ、(松井が)ライブと撮影を並行してやっていたこともあって、すごい無表情の顔で座っていて。僕も切り替えがいつも大変で、すごい気持ちがわかるなと思って見ていました。それで、話したよね?」
松井「そうだね。そこを共感してくれる人ってなかなかいないのでありがたかったです。なんか、キラキラしたあの世界から現実へのギャップがすごすぎて、気分が落ちちゃうことってあるんです。そこを共感してもらえて、そこからいろいろ話すようになったかなと」
――今回の映画、序列が1つ大きなテーマになっていますが、おふたりはグループの中で、どんな立ち位置だと自己分析していますか?
松井「僕は最年少なので、甘えまくってます。基本みんなについていってて、ライブを作るときだけ僕がやってます」
吉野「グループの中ではちょうど真ん中なんですよね。年齢的にも。だから普通かなと思いつつ、こうやってマルチに活動させていただいているので、よりチームを広げる役目かなとは思っています」
――グループ内では普通とのことですが、今回の現場では座長を務めた吉野さん。座長として、心がけたことはありますか?
吉野「LDHって差し入れ文化があることもあって、差し入れは誰よりもしようと(笑)。定期的に入れてましたね」
松井「北人くんの差し入れのおかげで、コーヒーがブームになっていました。いろんなフレーバー、キャラメルとかチョコとかのコーヒーをみんなで飲んでいましたね。寒い中での撮影だったので、ありがたかったです」
吉野「ただ、僕自身、普段はあまり引っ張るタイプじゃないですし、みんなとフラットな関係性でやりやすいような現場になればと思っていたので、それ以外はあまり座長感を出しませんでした」
松井「そうだね。みんなとフラットに話してる印象でした」
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――松井さんは映画初出演でしたが、どんな心持ちで撮影に挑みましたか?
松井「右も左もわからないことだらけだったので、ちゃんと人の話を聞くようにしていました。監督の言葉も、皆さんのセリフも」
――お互いに共演してみての印象を教えてください
吉野「アイドルだからすごいスターなのかなって思っていたんですよね。自信に満ち溢れているんじゃないかなって。でも、いい意味で全然違いました。すごく人懐っこいし、アイドルみたいなかわいげもあるし、"緊張する〜"って言ったりして弱みも見せてくれるし」
松井「それは、北人くんだからって言うのもあるけどね」
吉野「そういう人間みが垣間見れる瞬間が度々あったので、ギャップがいいなと思いました」
松井「僕は、一方的にもともと知っていて、とんでもないイケメンだなって思っていました。最初にご挨拶したときも、本当に一瞬だったんですけど『顔がキレイだな』って。それにオーラも放っている(笑)。だから、ちょっとしゃべりかけづらいのかなって思っていたんですけど、僕にもみんなにもすごくフランクに話しかけてくれて、人当たりの良い、とてものほほんとした穏やかでかわいらしい雰囲気がある人だなと思いました。今はいきなりふざけてくれたりもするようになったので、一緒にいて楽しいです!」
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――今回は対局する関係性を演じたおふたり。次回、共演するならどんな関係性がいいですか?
吉野「楽しいのやりたいね」
松井「同僚!同僚!」
吉野「バディとか、捜査官とか」
松井「北人くんが、先輩でね」
吉野「先輩だけど、めっちゃ抜けてる先輩としっかりしている後輩とか?」
取材・撮影=於ありさ
吉野北人
ヘアメイク:大木利保(CONTINUE)
スタイリスト:吉田ケイスケ
松井奏
ヘアメイク:大森創太(IKEDAYA TOKYO)
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