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織田裕二がIQ246の天才探偵役に!ディーン・フジオカや土屋太鳳との絡みも見逃せないミステリー「IQ246〜華麗なる事件簿〜」

2024.10.6(日)

1987年の映画「湘南爆走族」でデビューし、その後も数々の名作ドラマや大ヒットシリーズに出演してきた織田裕二。「東京ラブストーリー」(1991年)や「振り返れば奴がいる」(1993年)はもちろん、1997年からの「踊る大捜査線」シリーズは代表作と言えるだろう。そして先日は、WOWOWの連続ドラマ「北方謙三『水滸伝』」で主演を務めることが発表された。北方謙三による歴史大河小説の金字塔「大水滸伝」シリーズ初の映像化となる同作で、漢たちを束ねる頭領をどのように演じるのか期待が高まる。

3人で捜査を進める奏子(土屋太鳳)、沙羅駆(織田裕二)、賢正(ディーン・フジオカ)
3人で捜査を進める奏子(土屋太鳳)、沙羅駆(織田裕二)、賢正(ディーン・フジオカ)

青島刑事をはじめ熱血漢のイメージが強い織田だが、近年、一風変わったキャラクターを演じた作品がミステリードラマ「IQ246〜華麗なる事件簿〜」(2016年)だ。10月26日(土)にTBSチャンネル2で一挙放送される本作は、IQ246の天才貴族・法門寺沙羅駆が難事件を鮮やかに解決する本格ミステリー。織田が演じる主人公・法門寺沙羅駆(ほうもんじしゃらく)は、やんごとなき貴族のご落胤の末裔であり、時の権力とは無関係に学問のみを追求してきた特別な家系に生まれた男。長男のみにIQ246の異能が代々遺伝する法門寺家の89代目当主である彼は、"超遺伝頭脳"という叡智を備えているがゆえに常に暇を持て余し、自らが解くに値する謎を求めている。「ああ、暇だ暇だ。どこかに私が解くに値する謎はないものか」という口癖も印象深い。若い頃と変わらないスラリとしたスタイルだが、話し方や仕草も独特で浮世離れしている。忖度のない辛辣な言葉を放つが、世間の一般常識を知らないがゆえの言動もユニークだ。面白そうな謎に瞳を輝かせたり、事件に首を突っ込もうとしたりと子供のような振る舞いもなぜか憎めない。普段はかなりの変人だが、事件の核心に触れる際の眼光の鋭さや犯人を追いつめ謎を解明していく力強い言葉とのギャップ、緩急のある演技に惹き込まれる。織田のイメージを覆す、これまで見たことのないキャラクターを作り上げた。

沙羅駆を取り巻く登場人物にも主役級のキャストが多数出演している。法門寺家に代々仕える執事・賢正には、ディーン・フジオカが起用された。人格者であり、アスリートばりの運動能力を持ち武芸のたしなみもある賢正は、沙羅駆に振り回されながらも心からの敬意を胸にフォローに徹する。端正な顔立ちに多彩な才能を持つスマートなディーンには、謙虚で品の良い執事役が良く似合う。信頼関係で結ばれた沙羅駆との息の合ったバディ感や華麗なアクションも見どころのひとつだ。

そして、沙羅駆を警護する刑事・和藤奏子は土屋太鳳が演じた。正義感が強く、思い込んだら一直線に突き進む猪突猛進タイプだが、今どきの若者でもある。沙羅駆や賢正とは違ってごく普通の凡人である奏子は、冷静なツッコミと感情表現豊かなリアクションで、物語の世界観と視聴者を繋いでくれる。他にも、風変わりな法医学専門医 監察医の森本朋美に中谷美紀、賢正の父親で沙羅駆の育ての親でもある先代執事・賢丈を寺島進が演じ、物語を盛り上げる。沙羅駆と対峙する各話のゲストも石黒賢、佐藤隆太、観月ありさ、国仲涼子、成宮寛貴、稲垣吾郎など豪華俳優陣が揃った。

天才貴族が世間にはびこる難事件を鮮やかに解決していく上質なミステリー。本作で新たなキャラクターに挑んだ織田をはじめとする魅力的なキャスト陣がどんな化学反応を起こすのか、注目したい。

文=中川菜都美

放送情報【スカパー!】

IQ246~華麗なる事件簿~
放送日時:10月26日(土)13:00~
放送チャンネル:TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります