パリ五輪・閉会式でも話題のビリー・アイリッシュ、韓国のカリスマ・ZICO相手に明かした「自身の音楽哲学」

2024.8.25(日)

海外開催の大会としては史上最多のメダルを獲得し、日本人選手の躍動も感動を呼んだパリオリンピック。閉会式では、トム・クルーズの宙を舞うスタントや人気アーティストのライブなど、次回のロス五輪へと繋ぐ橋渡し的な演出も満載で、ビリー・アイリッシュのサプライズ出演も世間の関心を集めた。

今年の5月に3rdアルバム「HIT ME HARD AND SOFT」をリリースしたビリーは、PRのため世界各国を巡り、約2年ぶりの来日も話題に。韓国のメディアにも多数登場する中、初の音楽番組出演として注目を集めたのが、欧米でも人気の高い天才ラッパー、ZICOがMCを務める「THE SEASONS～ZICOのアーティスト」(韓国放送日：2024年6月21日)で見せた、気取りのない素顔だ。

韓国の実力派アーティストが歴代MCを務めてきた「THE SEASONS」シリーズは、アーティスト同士ならではのディープな音楽トークや生バンドでのパフォーマンスが評判を呼んでいる本格的な音楽番組。シーズンごとにMCがバトンタッチするというスタイルも特徴の1つで、第5シーズンではラッパー兼プロデューサーとして天才的な手腕を発揮するK-POP界きってのカリスマ・ZICOがホストを務めている。

これまでのゲストも、BTSのJ-HOPEやBLACKPINKのJENNIE(ジェニー)といった実力派のアーティストがソロ出演してきた他、イ・ジョンハ(「ムービング」)、キム・ゴウン(「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」)、パク・ボゴム＆ペ・スジ(「ワンダーランド：あなたに逢いたくて」)といったスター俳優など、今をときめく多彩な顔ぶれが並んでおり、ビリーは記念すべき番組初の海外ゲストとして名を連ねた。

ビッグシルエットのバギースタイルというお馴染みのファッションで登場し、番組出演を「とても光栄」と語ると、普段から親交があり、友人であるBLACKPINKのJENNIEが憧れのイ・ヒョリ(第4シーズンのMC)を前にモジモジする放送回を見たことを明かし、「すごく可愛かった」とコメントしたビリー。

韓国のファンの熱烈な歓迎については、「とても親切に敬意を持って歓迎してくれて嬉しい。ただ自分が彼らより上の立場だとは思っていない、自分が偉大な存在のように思ってほしくはない」と、スターならではの感性も飛び出していく。

ビリーといえば、史上最年少となる18歳で主要4部門独占という快挙を達成した「グラミー賞」をはじめ、2度の歌曲賞に輝いた「アカデミー賞」など、数々のアワードを制してきた世界的歌姫であることは周知の通り。「どの賞が最も意味のある賞か？」というちょっぴり意地悪な質問に対しては、「人々が行動を評価することは素晴らしいことですが、賞の問題ではありません。もちろん感謝していますが、作ったものに対して自分がどう感じるかが重要です」と、過去の名誉への感謝を示しつつも素直な思いを明らかにした。

「アーティストとは？」という質問については、「自由に考えて、自分の感じたことを遠慮なく表現できる人だと思います」と回答。じっくりと考え抜いた上でのシンプルな言葉で、自分の哲学を表現する姿が印象的だった。

決して気難しいわけではなく、ZICOからのアルバムのプレゼントを「イェ〜イ」と喜び、SNSで公開されたZICOとの2ショット写真では、舌を出しながらのピースサインというチャーミングなポーズを見せるなど、随所で親しみやすい一面を覗かせていたビリー。感じたままの感情を素直に表現する、その姿勢こそ、彼女の言葉や音楽が世界中の人々の心を鷲掴みにする理由なのかもしれない。

文＝HOMINIS編集部

• BLACKPINK・ジェニーとのコラボ曲「SPOT!」も大反響！韓国音楽界のカリスマ・ZICO(ジコ)の新たなチャレンジに視線集中
• イ・ジョンソクとのケミに魅了...20年以上も愛され続ける清純派女優ハン・ヒョジュの真価が分かる「好感度の高い」ヒロイン像
• バイ・ルー(白鹿)が魅せる宮廷愛憎劇！次世代スターのジャン・リンホー(張凌赫)との共演作「寧安如夢(ねいあんにょむ)～宮廷にふたたび舞い降りる愛～」