JIN(ジン)が除隊！BTSの「7人」が揃う意味を噛みしめる...完全体カムバックへのカウントダウン

2024.6.12(水)

2023年末にRM、V、JIMIN、JUNG KOOKが入隊し、BTSのメンバー全員が兵役に就いて早や半年。グループ活動再開は2025年と目されており、そのカウントダウンを世界中が待ちわびている。先陣を切って2022年12月に入隊した最年長メンバーのJINが、遂に除隊の日を迎えたこの日、BTSのデビュー日(6月13日)を記念した恒例の祝祭"FESTA"の盛り上がりとも相まって、世界中のARMY(BTSのファン)はもちろん世間のBTS熱が高まっている。

そんな彼らがデビュー9周年(2022年6月13日)を迎えた直後、世界に衝撃を与えたニュースを覚えているだろうか。"BTSの第2章"ともいうべきソロ活動の本格始動の発表は、当時一大センセーショナルを巻き起こした。以降、メンバーが順々に発表したソロプロジェクトの快進撃は周知の通り。中でも、マンネのボーカルライン＝JIMIN、V、JUNG KOOKがリリースしたソロアルバムは米ビルボードをはじめとするグローバルチャートを席捲。改めてその圧倒的な人気と存在感を示した。

6月にKBS Worldにて放送される＜BTS特集＞のラインナップには、そんなマンネラインのソロ楽曲のステージや、デビュー9周年の直前に発表したAnthology Album「Proof」から「Yet To Come」「For Youth」、大ヒット曲の「Boy With Luv」「DNA」をセレクトした「ミュージックバンクダイジェスト～BTS出演回」(6月30日(日)放送)がスタンバイ。

また、「Billboard Music Awards」に招待され、韓国出身グループとして初のパフォーマンスを行なうなど世界的躍進を遂げた後、2018年2月に初放送された「防弾少年団(BTS)とK-POPの未来～明見萬里」(6月23日(日)放送)のオンエアも。BTSの生みの親であるパン・シヒョク氏が彼らの軌跡を紐解く講演ドキュメンタリーで、先の"ミュージックバンク"と併せて、BTSの激動の数年間を振り返るという意味でも見逃せないセレクションといえそうだ。

「ミュージックバンクダイジェスト～BTS出演回」で放送される「DNA」(2017年9月22日放送回)のステージは、デビュー5年目のエネルギッシュなパフォーマンスが堪能できる。メンバーの顔つきも現在と比べると幼く(マンネのJUNG KOOKは20歳！)、髪型やファッションも含めて、当時のBTSの空気感を味わうことができるだろう。

「Boy With Luv」(2019年4月26日放送回)は、「DNA」よりもさらに垢抜けたビジュアルの7人がスタイリッシュに躍動。時代の一歩先を行くカリスマ性がこの頃には十分感じられる。

「Proof」の収録曲「Yet To Come」と「For Youth」(2022年6月17日放送回)は、約2年ぶりに音楽番組への出演が実現したステージ。"第2章"へと舵を切った直後の世間的注目が高まるタイミングで、多くの観客が埋め尽くすKBS新館ホールにて収録されたものだ。

"世界的アーティスト"としての凄まじいオーラを放つ彼らは、星の海のようなペンライトを見つめて熱唱。徐々に高まる心地良い一体感、そして、メンバー同士の自然なやり取りから7人の絆が手に取るように伝わる。"ミューバン"の歴史的ステージと言っても過言ではないほどの神聖で鳥肌が立つようなパフォーマンスだ。

JIMIN、V、JUNG KOOKのソロ曲は、3者3様の表現力溢れるステージで魅了。JIMINは「Like Crazy」「Set Me Free Pt.2」(2023年3月31日放送回)を披露し、大勢のダンサーを従えた独創的なダンスと演出で"表現力の沼"へといざなう。

BTSメンバーで最後にソロデビューを飾ったVは、「Slow Dancing」「For Us」(2023年9月15日放送回)の2曲で"ソロならでは"のステージを追求。いい意味で肩の力が抜けたチルなムードで、色気のある低音ボイスとグルーヴィーなダンスを見せてくれる。

JUNG KOOKは、「ビルボードHOT100(米シングルチャート)」で首位獲得という快挙を達成した1st シングル「Seven (feat. Latto)」から僅か2ヶ月半後にカムバックした2ndシングル「3D (feat. Jack Harlow)」(2023年10月13日放送回)のステージがピックアップ。タイトル通り"3D"をイメージした斬新なセットでパフォーマンス。鮮やかなボーカルとハイレベルなダンスを、本人が一番楽しんでいるような余裕感のある表情も交えて届ける。

リーダーのRMが5月24日にリリースした2ndソロアルバム「Right Place, Wrong Person」の世界的な反響もまだ記憶に新しく、兵役中でも影響力を保ち続けている唯一無二のグループ、BTS。JINの除隊により盛り上がりを見せる"2024 FESTA"のお祭りムードを感じながら、刻一刻と、着実に近づいてくるカムバックの日を待ちたい。

文＝川倉由起子

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