EXOのリーダー、スホが時代劇に初挑戦！自身の持ち味を生かした、柔らかく尊い雰囲気の世子役がハマり役

2024.5.31(金)

4月に韓国デビュー12周年を迎え、韓国・仁川のインスパイアアリーナにて4月14日に行った「2024 EXO FAN MEETING : ONE」を成功裏に終えたEXO。兵役中のカイとセフンは不参加だったものの、彼らが会場に駆けつけステージを見守る姿もあり、メンバーの変わらない絆がファンを大いに喜ばせた。

そうしたグループ活動はもちろん、幅広いフィールドで才能を発揮する多彩なソロ活動でも注目を集めているEXOのメンバーたち。韓国デビュー記念日の直後に韓国で放送を開始した「世子(セジャ)が消えた(原題)」では、リーダーのスホが初の時代劇に挑戦したことでも大いに話題となった。

6月1日(土)よりKNTVにて日本初放送される本作は、スホ演じる"世子(王の後継者)"のイ・ゴンが、世子嬪となる女性から誤って"ポッサム(※寡婦を連れ去って再婚させる朝鮮時代の風習のこと)"されてしまい、そこから様々な宮廷内の陰謀に巻き込まれるストーリー。初めて"ポッサム"を題材にし、高視聴率を記録した時代劇「ポッサム～愛と運命を盗んだ男～」(2021年)の脚本家キム・ジス＆パク・チョルによる最新作ということでも期待を集めたロマンス時代劇だ。

人の目を惹きつける美貌の持ち主であるイ・ゴンは、端正な顔立ちのスホにぴったりの役どころ。優しすぎるがゆえに臣下から心配されるほどで、その柔らかく尊い雰囲気は彼の持ち味が最大限に発揮されたキャラクターだ。時に宮廷を抜け出し、悪事を捨て置けない正義感を持ち合わせており、劇中では緊迫感溢れる殺陣のシーンなど激しいアクションも度々登場する。

イ・ゴンと恋に落ちる世子嬪のチェ・ミョンユン役には、「PRODUCE 48」出身で話題作への出演が続くホン・イェジが起用。医術にも精通し、どんな相手でも物怖じしないタフなヒロイン像を闊達に演じ、スホとの息ぴったりのケミも爆発させている。2人の一歩も引かない口論は、どこか含みを持たせたスホの芝居が視聴者に謎を残すなど、かなり完成度の高いシーンに仕上がっている。

また、イ・ゴンの腹違いの弟・トソン大君を、「PRODUCE X 101」出身の新人俳優キム・ミンギュが演じており、世子嬪への恋心から複雑な三角関係に発展するラブロマンス要素も必見。"最強ビジュ"の兄弟が織りなす恋の駆け引きや、時折垣間見せる切ない表情にも注目だ。

朝鮮時代ならではの風習"ポッサム"から始まる先の読めない恋模様に引き込まれる「世子(セジャ)が消えた(原題)」。何より、生まれ持った気品を漂わせ、責任感とカリスマ性に満ち溢れた世子役は、EXOのリーダーであるスホのハマり役！初の時代劇とは思えない彼の所作の美しさにも着目しながら、重厚感のある作品の世界観に浸りたい。

文＝川倉由起子

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