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Googleの会話型AIサービス「Bard」、名称を「Gemini」に刷新

2024.3.9(土)

Googleは2月8日、技術コアとサービス名称を統一することを目的とし、Geminiの有料版「Gemini Advanced」の公開とともに、Bardの名称をGeminiに変更すると発表した。

Geminiは3つのパラメータサイズのモデルがあることが公表されていた。そのうち、小型モデルの「Nano」と中型モデルの「Pro」はすでに公開されていた。今回ようやく、より高い性能を備えた「Ultra」が一般公開される。

Ultraの公開モデルとなる「Ultra 1.0」は数学、歴史、倫理など57の領域に関する広範な知識のテストでそれぞれの領域の専門家よりも優れた回答を出す。現状は英語のみ対応だが、順次他の言語へも対応していくという。

Ultra 1.0搭載のGemini Advancedは2900円/月 AndroidもGeminiベースに

このUltra 1.0モデルを搭載しているのがGemini Advancedであり、有料契約のサービスだ。使うには「Google One」の有料プラン「AI Premium」への登録が必須だ。料金は月額2900円でストレージは2TBだ。Geminiから利用モデルを切り替えると、対話の相手がGemini Advancedになる。

Google Oneにおける従来の最上位プランの「Premium」に、Gemini Advancedの利用権と、GmailやGoogleドキュメントなどでGeminiを活用する機能が追加される。なお、AI Premiumには2カ月間の無料トライアルも用意されるという。

同時にAndroidでは「Gemini」アプリが提供されスマホでも利用可能となる。米国では一部のデバイスでリリースされ、日本語も近日中にサポートされる予定だ。それに伴いOSに組み込まれたGoogleアシスタントもGeminiベースへ変わる。

iOSについてはGoogleアプリ内で提供され、ワンタップでGeminiとのチャットへと切り替えて対話することができる。

【関連リンク】

・グーグルBard、「Gemini」に生まれ変わる 最上位AIモデルは月2900円(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1567552.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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