永野芽郁、西島秀俊、杉野遥亮らが大人の青春を見せてくれる、ドラマ「ユニコーンに乗って」

2024.2.25(日)

永野芽郁主演の連続ドラマ「ユニコーンに乗って」が3月17日(日)にTBSチャンネル１で放送される。永野が演じるのはスタートアップ企業のCEO・成川佐奈役。共演には西島秀俊、杉野遥亮ら豪華なキャストが揃い、個性豊かな仲間たちと夢に向かって戦いながら、成長していく大人の青春ドラマだ。

貧しい家庭環境から学びの機会を奪われてきた佐奈は、「全ての人が学べる場所を作ること」を目標に、須崎功(杉野)、栗木次郎(前原滉)とIT企業「DREAM PONY」を立ち上げた。会社設立当初こそ教育系アプリを開発し勢いに乗ったものの、3年が経ち業績は伸び悩んでいた。出資会社からも業績不振を指摘され、佐奈たちは新しい風を入れるため新入社員を雇うことに。採用したのは天才的なプログラミングの腕を持つ森本海斗(坂東龍汰)と、ITの知識はほぼゼロだが熱意だけはある元銀行マン・小鳥智志(西島)だった。そんな折、佐奈があこがれる女性起業家・羽田早智(広末涼子)が経営する大手通信会社が、スタートアップ企業に１億円を出資するプロジェクトを発表。藁にも縋る思いで応募した佐奈だったが、書類選考であっけなく落選し、羽田からは「成長しないCEOに未来はない」と厳しい現実を突きつけられてしまう。そんなとき、落ち込む佐奈を励ましたのは小鳥。佐奈は小鳥と話すうち、新しいアイディアを思いつき、起死回生の一手に出ることに。

CEOとはいえ、自信にあふれているわけでもなく、人に頼ったり甘えたりすることも苦手、悩みもあるし、恋より仕事を第一優先にしてしまう不器用なところもある。佐奈はごく普通の26歳だ。ただとにかく素直で一生懸命、周囲の人々は彼女を放っておけないし、サポートしたくなる。そんな佐奈を永野が爽やかに、はつらつと演じることでより魅力が増している。佐奈に長年恋心を寄せながらも言い出せないでいる須崎役の杉野も、イケメンだけど繊細でちょっと気弱な青年を好演。ストーリーが進むにつれてもつれていくであろう恋の展開も気になるところだ。これまで幾度となく魅力的な大人の男性を演じてきた西島の演技力は言わずもがなだが、今回演じる小鳥は見守る系紳士。ほっとする笑顔、優しさがにじみ出る佇まい、背中ですら安心感を与えてくれる西島に死角なし。

恋に仕事に日々悩みながらも前進する佐奈やその周囲の人々の奮闘は、今を一生懸命生きる人には刺さるはず。人生にチャレンジし続けている全ての人を応援するハートフルな物語だ。

文＝石塚ともか

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