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吉岡秀隆主演の「三丁目の夕日」シリーズの第三弾!堀北真希の恋する表情もかわいい 「ALWAYS 三丁目の夕日'64」

2024.1.18(木)

高度成長期の東京を舞台に、人々の絆を描いた心温まる感動ストーリー"三丁目の夕日シリーズ"の第三弾が1月20日(土)にWOWOWプラスで放送される。主演の吉岡秀隆をはじめ、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希、須賀健太、三浦友和らがシリーズを通して出演し、これまで見てきた人には登場人物の個性や背景が分かっている分、より涙を誘うシーンも多い。今作で描かれるのは東京オリンピックが開催された昭和39年。6年前に完成した東京タワーは見慣れた風景となり、発展著しい東京。夕日町に暮らす人々は変わらず人情深く、活気に満ち溢れている。貧乏暮らしの小説家・茶川竜之介(吉岡)はオリンピックを前に満を持してモノクロテレビを購入、妻のヒロミ(小雪)と同居している淳之介(須賀)と共に大喜びしていた。しかし、その矢先、向かいの「鈴木オート」にはカラーテレビがやってくる。いつも町の人々の話題をかっさらっていく鈴木則文(堤)にまたも先を越され、苦虫を嚙み潰したような表情になるのだった...。そんなコミカルなシーンから物語はスタートする。

茶川竜之介を演じる吉岡秀隆
茶川竜之介を演じる吉岡秀隆

©2012「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会

6年前、集団就職で青森からやってきた星野六子(堀北)は、「鈴木オート」での仕事にも慣れ、後輩・ケンジ(染谷将太)への指導も買って出るほどに成長していた。そんな六子が朝早く、化粧をしていそいそと出掛けていく。それは偶然を装い、片思いの相手・菊池孝太郎(森山未來)を待ち伏せするためだった。なんともかわいい淡い恋心を表現する堀北の表情は必見だ。この若き医師・菊池との純愛が、のちに大事件へと進展していくのだが...。

©2012「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会

一方、「冒険少年ブック」で細々と連載を続けていた茶川に強力なライバルが登場!新進気鋭の小説家で編集部にはファンレターが大量に送られてくるほどの人気だと聞いた茶川は、よせばいいのに自分宛のファンレターを捏造、しかもそれがバレて編集者からは連載打ち切り、という最悪の結果に...。吉岡はこの人間が小さいながらも、茶川の泥臭くも欲に正直で、がむしゃらに生きる姿をリアルに演じている。今作では、茶川が小説家にこだわる理由や父との確執も描かれ、普段は妻におんぶに抱っこ状態のダメダメ茶川に、またも泣かされてしまうのだ。

©2012「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会

ほかにも、オリンピック開幕を祝いブルーインパルスが描いた五つの輪を見上げて「この辺りは全部焼け野原だった。食うもんも何もなかった」と戦後の厳しい時代に思いをはせた鈴木が男泣きする場面や、医師の宅間史郎(三浦)が「今はみんなが上を目指している時代」と語りながらも"幸せとは何か、金を儲けること、出世すること、それだけだろうか?"と疑問を投げかける場面など、心にしみる、涙無くしては見られない感動シーンがめじろ押しだ。当たり前の日常が突然失われてしまう、そんな非情を目の当たりにする昨今、いつまでも、この美しい夕日を見られますように...そんな願いがこの作品には込められているように感じる。

文=石塚ともか

放送情報【スカパー】

ALWAYS 三丁目の夕日'64
放送日時:1月20日(土)15:15~
放送チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
※放送スケジュールは変更になる場合があります