「イ・ドゥナ!」人気が過熱するヤン・セジョン、ペ・スジ演じる「アイドル」との恋愛模様が共感を呼んだ抜群のリアリティ
2024.1.5(金)
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2019年以来、約4年ぶりに実現する来日ファンミ―ティング「YANG SE JONG FANMEETING TOUR IN JAPAN [You & I, Again]」(1月6日(土)・7日(日)開催)が注目を集めているヤン・セジョン。2021年11月に除隊した復帰作としても話題となったNetflixシリーズ「イ・ドゥナ!」が大きな支持を集めた直後だけに、久々の来日への期待に胸を膨らませているファンも多いことだろう。
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昨年10月よりNetflixにて独占配信中の「イ・ドゥナ!」は、ごく平凡な大学生が人気絶頂の最中に引退したアイドル"イ・ドゥナ"とシェアハウスで暮らすことになるという、同名Webtoon(ウェブトゥーン)が原作のラブロマンス。「愛の不時着」(2019年)のイ・ジョンヒョ監督による演出に加え、ガールズグループ・miss A出身のペ・スジが、"イ・ドゥナ"を演じるとあって、配信前からそのキュートなビジュアルにも熱い視線が注がれていた作品だ。
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前評判が高かったとはいえ、配信後には日本を含む海外9ヶ国で首位を獲得するなど、早々と世界的反響を呼んだ本作。その大きな要因は、何といってもペ・スジとヤン・セジョンの絶妙なカップリングだ。
兵役を経た30歳のセジョンが何の違和感もなく20歳の大学生・ウォンジュンに扮し、学業とバイトを黙々とこなす真面目な青年をナチュラルに体現している。一方、"国民の初恋"と呼ばれたペ・スジが、アイドル出身という自身のキャリアを活かし、表舞台から姿を消した引きこもりの元アイドル・ドゥナを説得力抜群に演じている。
序盤、アイドルだったドゥナの素性を知らず、彼女の"あざとい可愛さ"にもなびかないウォンジュン。逆にその態度が気になるドゥナは、破壊力抜群のツンデレ具合でアプローチをかける――"恋が始まる前"の2人の距離感が生々しく、興味を引き立てられる。
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懐にすっと潜り込んでくる猫のように、気まぐれな態度を繰り返すドゥナに、次第に感情が乱されていくウォンジュン。そんな心の変化を、セジョンは落ち着いた物腰で繊細に表現した。どこか朴訥とした雰囲気も漂わせたウォンジュンが、ドゥナのコケティッシュな仕草にドギマギしたり、意味深な態度で接してくる彼女を放っておけないお人好しな姿が何ともハマっている。
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一方、心に傷を抱えるドゥナは、感情の起伏が激しく情緒も不安定。彼女は一体、何を考えているのか?過去に何があったのか?理解したくても何も語ろうとはしない彼女に頭を悩まされながらも、誠実に向き合っていくウォンジュン。誤解から始まった2人の関係はすれ違いながらも徐々に深まっていく。
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平凡なただの大学生であるウォンジュンを本気で好きになるはずがない――そう高を括っていたドゥナだったが、自身が抱え込んでいた孤独に寄り添ってくれるウォンジュンがいつしかかけがえのない存在に。互いの気持ちが"本気"だと気づいてからの2人の関係性は、友人だった時のそれとは様変わりし、激しく求め合う濃密な空気が支配する。どこかからかい半分だったドゥナの眼差しも、切実さを増していくのだが...。
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"住む世界が違う"2人の移ろいゆく恋模様が時間をかけて描き出され、じれったくも丁寧なストーリー展開が支持を集めた本作。それと同時に、ドゥナが所属していた劇中のグループ"DREAM SWEET"の楽曲「THE WHISPERING SPELL」のMVが実際に公開されたり、本編のライブシーンとして、2022年に日本で行われたK-POPイベント「KCON」に出演した時の模様が使用されたりと、実際のアイドル活動さながらのリアルなパフォーマンスがSNSで大反響。どちらもスジのプロフェッショナルな本気度が伝わる出来栄えで、それが作品に抜群のリアリティをもたらしている。
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ペ・スジ&ヤン・セジョンの"ケミ"とディテール豊かな演出で、平凡な大学生と元アイドルの恋というファンタジーを現実的に"ありそう"な物語に昇華してみせた「イ・ドゥナ!」。孤独なアイドル像を見事に体現したスジの力演があってこその作品ではあるが、ごくごく平凡な大学生になりきり、相手を包み込むような優しさを表現したセジョンの存在感も光った。
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文=HOMINIS編集部
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