ニュース王国

純烈が「演歌男子。」の思い出を振り返る。白川裕二郎「本当に知名度も全くない自分たちを最初に使ってくれた」

2023.12.27(水)

2014年1月に放送が開始した「演歌男子。」は、たくさんの若手男性歌手とともに歩み続け、ついに10周年を迎えた。これを記念し、総勢27名が出演する10周年特別番組を2週にわたって放送されることが決定。

気になる内容は、伝説の勇者たちによる冒険歌謡バラエティとなっており、演歌男子が謎解きやアトラクションに挑戦したり、昭和歌謡を歌ったりと悪戦苦闘しながら10周年を彩る秘宝"10周年クリスタル"を探す冒険をお届けする。

今回は、VTR特別出演する純烈にインタビューを敢行。岩永洋昭が加入し新体制になってから感じたことや2014年に初出演してからの「演歌男子。」の思い出など語ってもらった。

紅白のステージにも期待される純烈
紅白のステージにも期待される純烈

――今年も残すところ僅かですが、振り返ってみていかがでしたか?

岩永「人生の中でも指折りに入るくらい濃い一年というか、もう初めて尽くしのことだったので...長かったといえば長かった、でもあっという間だったといえばあっという間みたいな結構両方に感じれるくらいの濃い一年でした」

白川「毎年、純烈は忙しいんですけど、今年もやっぱり忙しくって、そういった意味ではすごくあっという間な一年だったと思います。まだ終わってないですけど。また明治座の座長公演もやらせていただけることができてホッとしましたし、見てくれたお客さんもすごく楽しんでくれたみたいなので、来年は新歌舞伎座でもやりますし、それに向けて頑張らなきゃいけないなと。引き続き集中しながら気合入れながら今年も残りわずかですけど頑張っていけたらなって思います」

酒井「もう毎年慌ただしいんですけど、今年も慌ただしくさせていただいてあっという間に終わるなって感じで充実した一年だったと思います」

後上「いろいろ忙しくいろんなお仕事をさせていただく中で、もちろん初めてのお仕事もあったりするんですけど、一年ぶりとか二年ぶりとかにまたお呼びいただけたりするお仕事もあって、そういうことがあると一年前二年前に頑張ったことが実を結んだじゃないですけど、ご評価いただいたんだなっていう感覚がすごくありました。今年もやれることはやってきたつもりではいるので、一年後二年後にまた今年お会いした方々と再会できればいいなっていうのはすごく思いながら今日も過ごしています」

――岩永さんが加入後、メンバーから見て岩永さんの頑張りはいかがですか?

白川「初の加入メンバーでもあるのでどう評価していいのかっていうのがわからないんですが...ダンスが最初はロボットみたいな感じの踊りだったけど、日々の努力はもちろん、ステージ数とかも他のアーティストさんに比べたら純烈は多い方なので、毎日が経験で経験値をどんどん積んできた。でもここまで成長して44歳にして、まだこんなにも上手くなれるんだなっていうので自分自身も希望を持てますね」

酒井「頑張ったとも言えるし、いっぱいいっぱいやったやろなっていう感じですね。だんだん研ぎ澄まされて、ペースもわかってくると思う。ただ純烈の仕事がよりタイトでより瞬間的にも結果を出さなくちゃいけないっていう場面が増えてくるんですよね。共演者とかのクオリティも含めてなんですけど。だから...勝ち抜いてもらうしかないんだよね。純烈自体も本当に大変なところに来てると思うので。だから助けるとかじゃなく、楽しみながらも勝負していってほしい。(来年は)お客さんからの"(加入)一年目"って言う眼差しが一気に消えて、純烈の人でしょっていう感じの期待のされ方になるので、もう今年の"まあ入ったばっかりだもんね"っていうことじゃなくなる。それは結構キツイだろうなって思います。だからそこを何とか乗り越えて頑張ってもらいたいです」

後上「"新メンバーの岩永さん"みたいな感じで純烈やってる中で、純烈って既にある程度長いことやってきた4人の中の1人として自然に日々違和感を感じることなく仕事をしてるってことはそれ自体はけっこうキツイと思うんですよね。ゼロイチっていうことで言ったら。だけど今日現在普通に4人で純烈として活動をやれてるということはそれを普通に日々こなすってことだけでそこにアジャストしていくのはいろいろキツイこともあったと思うけど、そういうキツさは見せたり口にしたりすることなく、一緒に過ごしてきたんでタフですごいなって思いながら一緒に過ごしてました」

――影の努力もたくさんあったかと思いますが、皆さんのコメントを受けていかがですか?

岩永「自分の中では努力っていう風にはあんまりとらえてなくて。結成して10年以上メンバーがやってきた泥水すするような苦労を僕はしてきてないので、紅白も5回連続出場した後にポンって入らせてもらったから、その位やって当たり前だろうなっていうことはもちろん思ってました。でも、しんどかったっていうのはありますけど、お客さんだったり、僕の想像してた以上に自分の周りの家族や友達が喜んでくれているので、それが何よりのパワーになってもっと歌もダンスも頑張んなきゃなっていう風な栄養剤になってたなって今3人の言葉を聞きながら思いました」

――練習はどのくらいされていたんですか?

岩永「最初に十何曲...ダンスですね。歌はずっと聞いて歌っていれば覚えますけど、ダンスは本当に動画を見てもわかんない。先生の所に行って教えてもらって初めてこうやって動くんだってわかって、それを見てもうひたすらやってましたね」

――この一年通して、純烈として得たものはありますか?

岩永「純烈に加入前は歌もダンスも人前ではできればNGだったんですが...(石原)裕次郎さんの言葉をお借りするわけじゃないですけど『やろうと思えば何とかなるもん』だなって。絶対踊れないって俳優時代過ごしてたけど、やったらやっただけちゃんと成長できるんだなっていうのをすごく感じました。元々は家族が紅白出る前から純烈にハマっていたんです。それで、ライブを観に行かせてもらってすごいなって思ってたけど、自分も純烈に加入して体力的にもすごいキツイことをこなしながらそれでも笑って、それをお客さんが喜んでくれる。これを今自分の仕事にさせてもらってるっていうのが何よりも得たものっていうか感じたことかなって思いますね」

――「演歌男子。」は2014年からご出演されていますが、当時を振り返ってどのような存在ですか?たくさんエピソードがあると思いますが、心に残っていることを教えてください

酒井「やっぱり『演歌男子。』に出ないと紅白ないぞくらいの感覚はあった。この戦闘集団の中に山内恵介くんとか三山ひろしくんとかいたし。この集団に何とかついていかなきゃっていう。まずははやぶさを引きずり落ろすところから(笑)」

一同「(笑)」

酒井「もう本当に、ライバルとかじゃなくて和気あいあいだったんですけど、でもとにかくこの『演歌男子。』っていう輪の中に入ってる雰囲気をお客さんにも認知してもらわないとっていうのがすごくあったし、やっぱりNHKのうたコンとか地上波みたいな感覚で『演歌男子。』にキャスティングされなきゃ明日はないっていうかそういう恐ろしい番組始まってんじゃんっていう。だから出続けたいっていうか、それはすごいありましたよね」

白川「6人時代から演歌歌謡の音楽番組が少なくなってたり、音楽番組自体が少なくなってる中で、僕たちが右も左もわかんない演歌歌謡に入ったわけじゃないですか。本当に知名度も全くない自分たちを最初に使ってくれたのが『演歌男子。』さんでもあったので、すごく思い入れのある番組でもあるんですよね。歌だけではなくて、着物を着させてもらって歌わせてもらったりだとか、浴衣祭りみたいなのがあったりとか、ファンの人がこういうのをやったら喜ぶよねっていうものを常に提案してくれてそれをお客さんに見てもらって。ただ歌を聴きに来る、その人達を見に来るだけではなくて心の中も満たしてくれるようなそんな番組だったんで。今回自分たちはVTR出演ですけど、またいつかね」

後上「2014年初めて出させていただいてから2019年は5周年でけっこういろんなところでライブやったりとか、コロナ禍とか去年小田井さんの卒業のタイミングで"戦う演歌男子。"みたいなのに出させていただいたりする中で、本当にいろんなことやらせていただいたりして楽しいんですよね、絡みとしては。普段なかなか対バンみたいなのがあんまりない業界の中で、1個の大きい対バンフェスみたいな感じで楽しいんですけど。でも、よくよく見てると毎年ちょっとずつ人が入れ替わってるじゃないですか。この世界ならではの人の入れ替わりとか世代交代とかの厳しさを楽しさで上手く包み込んで、厳しくもあるけど楽しいみたいなことを身をもって体感してきたし、お客さんもこの業界全体の盛り上がりとして見てると感じるんじゃないかなっていう番組ですね」

――最後に、紅白出演ということで、岩永さんは初紅白かと思いますが、お気持ちを教えてください

酒井「良かったな~岩永!おめでとう!!」

岩永「ファンの方、メンバー、いつも支えてくれるスタッフとかにおめでとうございますと僕が言う感覚ですね。自分が出るんですけど(笑)。ただ言えるのはもう亡くなったおふくろとかは絶対喜んでくれるだろうなっていうの何となく想像つきますけど、それ以外は本当に自分のことじゃないみたい(笑)」

――ファンの方が喜んでくれることも嬉しいですか

岩永「そうですね。ファンの方もスタッフさんもそのために1年頑張ってるようなもんじゃないですか。なので、支えてくれてありがとうございます、おめでとうございますっていう感覚ですね」

酒井「岩永が一番言われるよね。間違いなく。純烈全体としては言われるけど、ひとりひとりのお客さんもスタッフも岩永さんおめでとうございますってなると思う。純烈さんおめでとうございます、そして岩永さんおめでとうございますっていう現象に間違いなくなるね」

文=HOMINIS編集部

放送情報

演歌男子。10周年~昭和歌謡を歌う伝説の勇者たちとクリスタルの秘宝~
放送日時:【前編】 2024年1月20日(土)16:00~、【後編】 2024年1月27日(土)16:00~
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更となる場合があります