アイキャッチとは?ブログでの重要性やおしゃれな作り方を解説!
2023.12.1(金)
アイキャッチはユーザーの関心を引き、コンテンツの内容を手軽に伝えることができます。
これは主にWebメディアで使用されていますが、他のさまざまな場所でも効果的なマーケティングツールとして活躍されています。
一見、効果的なアイキャッチを作成することはプロにしかできないと思われがちですが、実は適切なツールを使用すれば誰でも簡単にアイキャッチを作成することが可能です。
本記事では、アイキャッチの意味、サムネイルとの違い、活用場所や重要性、作り方について詳しく解説します。
目次

アイキャッチは、「eye(目)」と「catch(捕らえる)」という英語を組み合わせた言葉で、視覚的に注目を引くために用いられる要素です。
特にブログやSNS、広告やWebサイトにおいて、情報を効果的に伝えるために使用されます。
色彩や形状、配置などに工夫を凝らすことで、視覚的なインパクトを与えられます。
通常、文字だけではわかりづらいコンテンツの内容を1つの画像・動画でわかりやすく表示し、記事のテーマにして伝えます。

サムネイルは親指のサム(thum)、爪のネイル(nail)を語源とし、親指の爪ほどのサイズの画像を意味します。
よくアイキャッチと混同されますが、これはアイキャッチ画像の縮小版とも考えられます。
コンテンツの中身がわかるように作られ訴求力があるため、ユーザーを引きつける力はサムネイル次第で、その点でアイキャッチと同じです。
多くの場合、アイキャッチはそのままサムネイルとしても使用され、適切なアイキャッチの設定はサイト内回遊率のアップとメディア運営の成功につながります。

以下は、日常の中でよく見かけるアイキャッチが活用される主な媒体です。
アイキャッチシール、別名アイキャッチラベル、POPシール、アテンションシールは、商品を強調し視認性を高めるための販促ツールです。
これらのシールは商品パッケージから突出させて貼りつけられており、効果的な視覚的アピールを可能にします。
主な適用先はシャンプー、医薬品、化粧品、入浴剤、ペットボトル入り飲料水などです。
特定の商品特性に合わせて設計されたPOPデザインは、「飛び出すPOP」として商品を強調し、商品PRに役立ちます。

SNSでシェアされたときには、アイキャッチ画像が一緒にタイムラインに表示されます。
情報の移り変わりが早く、内容もジャンルも多いSNSでは、文字よりも画像の方が目に留まりやすいためアイキャッチ画像は欠かせません。
特にX(Twitter)ではアイキャッチ画像の見た目の強さ、つまり「人の目を引く表現」が重要です。
アイキャッチ画像が膨大な情報に埋もれて「スルー」されてしまわないようにする必要があります。
また、よりSNSでの拡散を重要視するサイトであれば、OGP画像を作成してSNSごとに最適な表示がされるように設定しましょう。

ブログ・Webサイトではユーザーの視線を引きつけクリック意欲を刺激するために、記事のトップ部分に配置されます。
さらに、SEO(検索エンジン最適化)にも大きな役割を果たすため、Webサイトやブログなどの記事においては必須の要素です。

チラシやカタログ、パンフレットなどの場合、消費者が2秒で自分にとって有益なものであるかどうかを判断する要素として必須です。
そして商品のメリットを簡潔に伝え、企業や店舗のブランドイメージを明確にするのに役立ちます。
特に一方通行(PUSH型)の販売促進においては、アイキャッチは欠かせません。
画像やイラストなどの視覚的要素と主要なキャッチコピーを組み合わせて使用すれば、ユーザーが手に取る確率をグッと高くできます。
TVアニメでは、エピソードの途中でCMに切り替わる前後に挿入される短い映像または静止画がアイキャッチにあたります。
これは通常、3秒〜5秒の短い時間で制作されます。
CMに切り替わるタイミングでアニメの物語が途切れてしまうため、視聴者が違和感なく物語に没入できるようにする役割をもちます。

ブログにおけるアイキャッチの重要性は、以下の5つの点に集約されます。
- サイト内回遊率
- クリック率と流入増加
- 記事に興味を集める
- ブログの見栄え向上
- SNSでの閲覧容易性
特にこの中で重要なのが、回遊率とクリック率です。
「回遊」とは、一人の読者がサイト内のさまざまなページを閲覧することです。
回遊率を高めることで、サイトのPV数やCV率も向上します。
これは、内部リンクや記事ランキングなどのアイキャッチ画像で読者の別ページへの遷移を促すことで可能です。
回遊率が高いと、読者は企業やサービスに対する信頼感や関心を高めることができ、記事のクリック数を増やす効果もあります。

YouTube上のアイキャッチは動画のシーンを区切るとき(場面転換)や、オープニングとエンディングで使われる短い動画のことです。
動画の雰囲気を印象づけ、視聴者にチャンネル名を覚えてもらうために必要です。
主にチャンネルロゴやイラストが表示されます。
このアイキャッチを挟むことで無理矢理でも内容に緩急がつけられ、視聴者にとって見やすい映像になります。


YouTube動画のアイキャッチについての最適なサイズ比率は、16:9が理想的です。
それはYouTube動画自体が16:9の比率で作成されているため、同じ16:9の比率でアイキャッチを作成することで、視覚的な違和感がなく見やすくなると言えるためです。

初心者向けに、アイキャッチデザインの簡単でおしゃれな方法を紹介します。
おすすめのツールはCanvaです。
詳しいCanvaの使い方は、こちらの記事で解説しています。
まずは、文字からです。

Canvaでは、「袋文字」エフェクトを使用して簡単にふちどりを行うことができます。
ふちどりの色は背景に合わせて選択しましょう。

デザイン全体のクオリティを上げるためには、文字サイズの調整を行います。
主語や動詞が目立つように強調したい部分は大きく、助詞は適度に小さくします。
数字は目立つように大きくし、単位は小さくします。

写真の上でも読みやすくするためには、文字の背景に正方形や長方形などの図形の設置をします。
図形の不透明度を変更することもできますが、変更しない方が文字が鮮明に見えるため、そのままの設定をおすすめします。

図形を使わずに文字を目立たせるためには、背景のコントラストを上げ下げします。
白文字を利用する場合は背景は濃く、反対に黒文字を使用する場合は背景を薄くします。

アイキャッチはユーザーの視線を引く目的で、目立つ位置に配置されることが多いです。
ブログではSEOの観点からも重要なので、必ず挿入しましょう。
おしゃれなアイキャッチを作る際には、無料ツールのCanvaなどが便利で簡単に作成できます。
ぜひ効果的なアイキャッチを作成して、多くの人に読まれる記事や動画を作成しましょう。
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock