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林勇演じるマイキーと妹エマの過去も明らかに!TVアニメ「東京リベンジャーズ」天竺編

2023.11.30(木)

※本記事はネタバレを含みます

最凶最悪の悪党連合"東京卍會"に殺されてしまう中学時代の恋人・ヒナタを救うため、過去と現代を行き来する青年・タケミチの奮闘を描くリベンジサスペンス「東京リベンジャーズ」。魅力的なキャラクターたちの熱い友情や、タイムリープ設定を取り入れた予測不能な展開で、TVアニメ版をはじめ、実写映画化や舞台化など、さまざまなメディアで大ヒットを記録している大人気シリーズだ。

中学時代に戻ったタケミチが東京卍會メンバーとしてのし上がる「血のハロウィン編」、チーム・黒龍(ブラックドラゴン)との激闘を描いた「聖夜決戦編」に続き、東京卍會最大にして最後の抗争"関東事変"を描く「天竺編」が2023年10月より放送中だ。今回は、#38「The longest day」から、#42「A bad hunch」までを振り返りながら、手に汗握る「天竺編」の魅力に迫っていく。

イザナの存在が物語の鍵を握る「天竺編」
イザナの存在が物語の鍵を握る「天竺編」

現代の東京卍會を犯罪組織に貶めた元凶・稀咲を追い出したにも関わらず、東京卍會総長・マイキーがタケミチの腕の中で命を落とすという最悪の展開で幕を下ろした「聖夜決戦編」。それに続く「天竺編」は、今までの現代には存在していなかった天竺の総長・イザナの存在が物語の鍵を握る。

誰も死なせないために再び過去へとタイムリープしたタケミチ。そんなタケミチの前に、横浜"天竺"・総参謀を名乗る稀咲が現れ、「"オレの東卍"を創る」と宣言する#38「The longest day」では、"どんなにタイムリープを重ねても一向に未来が良くならないのは、稀咲もタイムリープしているからでは"という仮説にタケミチが辿り着く。#39「Mortal enemy」では、東京卍會と天竺の全面抗争をマイキーが宣言し、稀咲の思惑通りになっていることを疑うタケミチ。相棒の千冬からのアドバイスを受けて現代へ戻ったタケミチは、十代目黒龍総長・大寿と再会し、黒龍をマイキーの兄・真一郎が創設したこと、イザナが黒龍の八代目総長だったこと、そして現在は、イザナが実質的に東京卍會のトップに君臨していることを知らされる。

そんな中、タイムリープに欠かすことのできない存在だったヒナタの弟・直人を稀咲の銃弾で失うことに。もう現代へと戻れない状況に絶望しながらも、タケミチが過去を変える決意を新たにする#40「Run out of patience」では、マイキーの素顔が描かれる。子どもの頃から使っているボロボロのタオルケットを大事にしていたり、幼なじみで東京卍會副総長のドラケンにヘアセットをしてもらったりと、ほのぼのした日常が綴られる中で、イザナとマイキーが異母兄弟という、衝撃の真実が判明。イザナが抱くマイキーへの複雑な感情に加え、結果的に現代でマイキーがイザナと稀咲の手の中に落ちると知ったタケミチは「オレが稀咲とイザナを殺す」と覚悟を決める。そんな隊長に"1人じゃない"と手を差し伸べる、千冬ら壱番隊隊員との熱い友情も見逃せない。

伍番隊隊長・武藤に、元黒龍のイヌピーとココともども拉致されたタケミチが、イザナの目的を知らされる#41「Come back to life」では、イヌピーから涙ながらに「オレたちを救ってくれ...」と十一代目黒龍総長を継いでほしいと懇願される。#42「A bad hunch」では、マイキーとイザナの妹・エマの幼少期や、十一代目黒龍総長にタケミチを指名したいとイヌピーから報告されたマイキーが「最初にタケミっちを見つけたのはオマエじゃない!」「そもそもアイツはオレのもんだし オマエなんかにやらん!」と拗ねるシーンが描かれるなど、ほのぼのムードでスタート。しかし、黒龍結成記念日に、佐野家の墓の前にイザナ、マイキー、エマが集まったことで、現代のマイキーが闇堕ちする原因でもある、最大の悲劇が起こる...。

タケミチの9回目となるタイムリープから物語が大きく動き始めた「天竺編」は、今まで以上にさまざまな人物の愛憎が絡み合うドラマチックな展開に。マイキーとドラケンという支柱を失った状態で天竺との抗争に挑むタケミチたち東京卍會など、さらに加速する物語が迎える結末をぜひ、その目で確かめて見てほしい。

文=中村実香

放送情報

TVアニメ「東京リベンジャーズ」天竺編
放送日時:2023年10月5日より毎週(木)21:00~放送中
チャンネル:AT-X
※放送スケジュールは変更になる場合がございます