初の大賞に輝いたSEVENTEENの感動的なスピーチも！ZEROBASEONE、RIIZEら次世代グループの躍進ぶりも目立った「2023 TMA」

2023.11.17(金)

11枚目のミニアルバム「SEVENTEENTH HEAVEN」が韓国での初動売上だけで500万枚という前人未踏の大記録を叩き出し、反響を呼んでいる"セブチ"ことSEVENTEEN。全国5都市を巡る2023年最大規模のドームツアー「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN」が開催中の他、「第74回NHK紅白歌合戦」への初出場も決定するなど、日本での絶大な影響力は周知の通りだ。

そんなセブチの2023年の大躍進を裏付けるように、10月10日に韓国・仁川南洞体育館で開催された「2023 THE FACT MUSIC AWARDS (TMA)」では初となる大賞を受賞。名実共にK-POP界を代表するグローバルグループであることを証明してみせた。

MUSIC ON! TV（エムオン!）にて11月18日(土)に日本語字幕版が放送される「TMA」は、韓国のニュース配信サイト「THE FACT」が2019年から主催する音楽授賞式。今年はSEVENTEENのほか、Stray Kids、ATEEZ、TREASURE、ITZY、aespa、IVE、NewJeans、NMIXX、ZEROBASEONE、BOYNEXTDOOR、xikers、RIIZE、クォン・ウンビ、JANNABI、イム・ヨンウン、イ・チャンウォンという豪華なアーティストがステージを披露し、授賞式を彩った。

■2年連続のトップバッターを飾ったNewJeansの成長を感じさせるステージ

昨年に引き続きトップバッターとして「TMA」を勢い付けたのがNewJeans。今年は2nd EP「Get Up」で「ビルボード200(米アルバムチャート)」の首位を獲得し、米シカゴで開催された大型フェス「Lollapalooza(ロラパルーザ)」や日本の「SUMMER SONIC」といった大舞台を経験するなど飛躍の1年を過ごした。

「Get Up」からタイトル曲の「Super Shy」と「ETA」を披露すると、ハイテンポな楽曲に乗せたキレのあるダンスなど、世界的な音楽フェスを沸かせたパフォーマンス力の高さを存分に発揮。自信に満ちた姿で、デビュー直後の新人として参加した昨年からの大きな成長を印象づけ、「Listener's Choice」「今年のアーティスト」の2冠に輝いた。

■ITZY、aespa、IVE、NMIXXら今をときめくガールズグループが「今年のアーティスト」に！

全13組のうち10組の男性アーティストが大半を占めた昨年からは一転、全10組が選出された「今年のアーティスト」には、大躍進のNewJeansを筆頭に、ITZY、aespa、IVE、NMIXXといったガールズグループが半数を占める結果に。

「Worldwide Icon」も同時に受賞したaespaは、鮮やかなターコイズブルーの衣装で登場し、「Better Things」と「Spicy」を披露した。11月にデビュー3周年を迎える彼女たちは、刺激的なラップや艶っぽい表情管理も完璧で、ハイレベルなステージを展開。他のグループにはない唯一無二の華やかさで、余裕と色気に満ちたパフォーマンスを見せつけた。

また「World Best Performer」との2冠に輝いたIVEは、ミリオンセラーを達成したフルアルバム「I've IVE」から「I AM」と「Kitsch」の2曲をパフォーマンス。黒のコスチュームでシックに決めた6人は、透き通るようなボーカルや、長い手足を生かしたダイナミックなダンスなど、"完成形アイドル"と呼ばれるに相応しいエレガントな魅力を存分に振りまいた。

■大記録を打ち立てたStray Kidsが躍動！ZEROBASEONE、RIIZEといった次世代グループも存在感を発揮

そんな躍動するガールズグループの一方で、「ODDINARY」「MAXIDENT」「★★★★★ (5-STAR)」と、3作連続で「ビルボード200」の首位獲得という大記録を打ち立てたStray Kidsは、昨年に引き続き「FAN N STAR FOUR STAR賞」と「今年のアーティスト」を受賞。「★★★★★ (5-STAR)」に収録された「TOPLINE (Feat. Tiger JK)」とタイトル曲「S-Class」を披露し、その圧倒的な存在感をアピールした。

また、「Next Leader」部門に選出されたZEROBASEONE、RIIZEをはじめ、「Hottest」部門にはBOYNEXTDOORとxikersが選ばれるなど、2023年デビューしたばかりの次世代ボーイズグループの躍進ぶりも、2023年度ならではの特徴と言えるだろう。

「BOYS PLANET」から誕生した9人組のZEROBASEONEは、デビューアルバムでのミリオン達成という快挙を達成した「YOUTH IN THE SHADE」のタイトル曲「In Bloom」を披露。白を基調とした爽やかな衣装で登場し、初々しくもフレッシュなパフォーマンスで"大型新人"ぶりを印象付けた。

NCTを脱退したSHOTARO(ショウタロウ)とSUNGCHAN(ソンチャン)を含む7人のメンバーで結成されたRIIZE(ライズ)は1stシングル「Get A Guitar」を披露。SM ENTERTAINMENTがaespa以来3年ぶりに誕生させた肝いりの新グループとあって、その新人離れしたグルーヴィーなダンスは圧巻。昨年はNewJeansらが受賞した"Next Leader"に相応しい余裕のあるパフォーマンスで魅了した。

■名実共にK-POP界のトップランナーに！SEVENTEENの圧巻のパフォーマンス

そんな豪華な顔ぶれの中で最も熱い視線が注がれていたのが、大賞に輝いたSEVENTEEN。この日の大トリを飾ったステージでは、驚異的なセールスを叩き出した10thミニアルバム「FML」のWタイトル曲「F*ck My Life」と「Super」の2曲を披露した。

まずは「F*ck My Life」でエモーショナルな歌声を響かせた後は、韓服風の衣装で再登場し、打って変わってアグレッシブなサウンドの「Super」をパフォーマンス。大勢のダンサーを引き連れて、一糸乱れぬダンス、激しい振り付けの影響を感じさせないパワフルな歌声やラップなど、トップランナーに相応しい迫力満点のステージを作り上げ、会場を熱狂の渦へと誘ってみせた。

その後のスピーチでは大賞に選ばれた喜びについて、MINGYU(ミンギュ)は「CARAT(SEVENTEENのファン)、この賞は皆さんのおかげでもらえるものだと思っています」とファンへの感謝を述べ、また怪我の療養により授賞式を欠席したリーダー・S.COUPS(エスクプス)にもメッセージを贈った。

またJEONGHAN(ジョンハン)は「こんな素晴らしい賞をもらったことが信じられません。全部CARATの皆さんのおかげです」と流暢な日本語で感謝を口にすると、JUN(ジュン)とTHE 8(ディエイト)は中国語で、VERNON(バーノン)は英語でコメントし、世界中のファンと喜びを共有した。

なお、SEVENTEENの受賞により、過去5年連続で大賞に輝いてきたBTSは大賞受賞こそ逃したものの、「FAN N STAR 最多得票賞 グループ」「FAN N STAR チョイス賞 グループ」「TMA ベストミュージック 夏」の3冠に輝いた他、メンバーのJIMIN(ジミン)やV(ヴィ)もソロで部門を制するなど、改めてその影響力を証明した。

世界中で躍動するK-POPグループの活況ぶりをそのまま反映したかのような今年の「TMA」。嬉しさと誇らしさを滲ませた各グループのスピーチを、日本語字幕入りの番組で改めて見直しその感動を共有したい。

文＝HOMINIS編集部

• 「セブチ」ことSEVENTEENがまたもK-POP初の偉業を達成！日本でも大反響の新アルバム「SEVENTEENTH HEAVEN」のカムバックステージ
• SEVENTEENの「リアル王子」ことJUN(ジュン)の大人っぽい愛情表現！情熱的なキスシーンも話題を呼んだ中国の青春ラブコメ「独家童話(原題)」
• SEVENTEENのHOSHI(ホシ)がCARATを思いながら貴重なバラードを歌唱！自身がK-POPにハマるきっかけとなった音楽的ルーツも披露