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志尊淳、横浜流星、佐野岳、高杉真宙...今をときめく俳優陣が約10年前に見せたフレッシュな演技

2023.7.28(金)

「烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル」(ファミリー劇場)
「烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル」(ファミリー劇場)

志尊淳と横浜流星、そして佐野岳と高杉真宙。爽やかなビジュアルと高い身体能力の持ち主という共通点を持ち、話題のドラマや映画、舞台で活躍している彼らが一堂に会したスペシャルな作品が『烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル』だ。

今から約10年前の2014年3月に放送された本作は、『烈車戦隊トッキュウジャー』の主人公たちが『仮面ライダー鎧武』の世界に行くというスタイルで展開。ライト/トッキュウ1号(志尊淳)たちトッキュウジャーが乗る烈車が、巨大企業「ユグドラシル・コーポレーション」の企業城下都市・沢芽市の駅に到着。のんびりとした平和な街を散策するライトたちだったが、突如、怪人と戦闘員が現れる。自分たちが戦う悪の帝国「シャドーライン」の一味でないことは知りつつも、街の人々を守るためにライトたちはトッキュウジャーに変身。そこに駆け込んできた青年・紘汰(佐野岳)も仮面ライダー鎧武(ガイム)に変身したことで、彼らは地下帝国「バダン」からやって来た怪人・モグラロイドに立ち向かうこととなる。

『仮面ライダー鎧武』の佐野岳と『烈車戦隊トッキュウジャー』の志尊淳
『仮面ライダー鎧武』の佐野岳と『烈車戦隊トッキュウジャー』の志尊淳

(c)東映 (c)石森プロ・東映

当時10代だった志尊は、まだ幼さが残るビジュアルと声で、放送時に流行していたアメカジファッションを見事に着こなしながら、明るく前向きな少年・ライトを元気いっぱいに演じている。同じく当時10代で、ライトの仲間でクールな少年・ヒカリ/トッキュウ4号を演じる横浜は、大人の男性の色気を振りまく現在の姿からは想像できない程のあどけない表情を見せている。

一方、街の平和を乱す怪人たちと戦うために現れた仮面ライダー鎧武・葛葉紘汰役に扮するのは、放送当時21歳の佐野。みなぎる若さで、フルーツと戦国武将をモチーフとする異色の仮面ライダーに変身する青年をいきいきと演じている。

(c)東映 (c)石森プロ・東映

互いに他のヒーローがいるとは思っていなかった状況で出会った、トッキュウ1号と仮面ライダー鎧武。「お前ら何なんだ」と言い合う2人を見たモグラロイドも同じセリフを発すると、2人が声を合わせて「いや、お前が一番何なんだよ!」とツッコミを入れるシーンから始まる息の合った芝居が、作品全体に流れる軽妙な雰囲気を決定づけていく。そして、モグラロイドが暴れている現場に遅れて駆けつけた仮面ライダー龍玄・呉島光実を演じているのが、当時10代の高杉真宙。少年らしさを色濃く残すピュアな表情と声が、頭脳明晰な男子高校生という光実のキャラクターに説得力を持たせることに成功している。

志尊と佐野、横浜と高杉という組み合わせでの共演シーンでは、それぞれフレッシュな演技合戦を繰り広げる彼ら。フレッシュでピュアな存在感が、作品全体に流れるポジティブな世界観を支えていると実感できるはずだ。
今から約10年前に実現していた、人気俳優陣による夢の共演。現在の活躍ぶりを念頭に置きつつ、彼らのみずみずしい演技を堪能できる作品だ。

文=中村実香

放送情報

烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル
放送日時:2023年8月14日(月)6:30~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます