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マキタスポーツが「独特な視点の客が集まるBAR」で一番印象強かったゲストとは?

2023.7.14(金)

スカパー!公式YouTubeとスカパー!番組配信にて好評配信中の「独特な視点の客が集まるBAR」。BARのオーナー・マキタスポーツがゲストと「独特の視点」でディープに語り合う。

6月30日公開の#11は、昭和カルチャーが好きでSNSで「ネオ昭和」を発信している阪田マリン(ザ・ブラックキャンディーズ)が来店。

今回は、阪田マリンと「昭和」についてディープに語り合ったマキタスポーツにインタビューを敢行!本プログラムの見どころや「昭和」への想いなどを語ってもらった。

独特な視点の客をゲストに迎えてトークするマキタスポーツ
独特な視点の客をゲストに迎えてトークするマキタスポーツ

――今回は、ゲストが"昭和を好きな女の子"の回の収録でしたが、いかがでしたか?

「いやー、こんなに楽しく思い出を懐かしむだけでギャラいただいていいのかな(笑)。ちょっとスナックみたいな、もう完全にスナック昭和バーって感じだったね」

――今回のテーマは「昭和」でしたが、若い子が昭和に興味あるというのはどうですか?

「私の娘がマリンちゃんと同じ年ぐらいなんですけど、"理想の人は沢田研二"って言うんですよ。きっかけは動画とかじゃないかなぁ。マリンちゃんも言ってたけど、やっぱり昭和の歌番組とかの雑な進行ってあるでしょ?例えば、井上順さんが夜のヒットスタジオで『ジュリーが新曲を出したそうですけれども、凄いね』みたいなことを言って、その流れの中でくだらないダジャレを言ったり、『それじゃジュリー歌ってください!』みたいなやりとりをしてたら、いきなりジュリーがハットを斜めにかぶって、急に歌い出すみたいな。そういう親切すぎない進行がすごい新鮮なんだろうね」

――最近のテレビには確かにないですね!

「今のテレビだったら、そんな感じにならないでしょう。マリンちゃんも昭和のそういう雑なレギュレーションとか、がちゃがちゃの進行とかがすごい新鮮に見えたって言ってた。それを娘も言ってたからなるほどなーって」

――今、昭和レトロが好きな若者が増えてきていますけど、昭和を経験した側のマキタさんからすると、昭和の魅力最大の魅力はどこだと思いますが?

「昭和の魅力なあ。みんな活気があったもんね。まだまだいろんなことがあって当然ってみんな思ってたような時代だから、そういうあっけらかんとしたところがやっぱり昭和はエネルギッシュだった。その分、昭和はすごい雑だったり、不潔だったりとか、色々あると思うんだけど、そういうのが新鮮なんじゃないかな。今の若い子たちって、未来はそんなに明るいものだと思ってないみたいだね。昭和は、みんなまだまだこれからだって信じて疑っていない感じだった。『いやいや、これからは俺たちの時代でしょ!』みたいな勢いが、昭和っぽいなと」

――阪田さんのような若い子が昭和をフィーチャリングする傾向をどう思いますか?

「自分で年取ったなって思うことが結構あるけど、矛盾してまだまだ自分は歳とってないって感覚もあって、自分が生きてきた若かった頃のものがフィーチャーされるって、ちょっと不思議な感覚じゃないですか。自分がもっと若かった頃はうちのじいさんとか、明治生まれの人で戦争を経験している世代は文化が全然違って、飢えとか寒さとか貧乏を経験した話を『俺たちの時代はな...』って話してる時に、また始まった...みたいな感じで思ってしまうことがあったんだよね。だけど、今は自分たちがイジられる世代になっているみたいな(笑)」

――それでも会話が盛り上がってましたね!

「そうだね。昭和という素材で、若い子が楽しんでくれてんだったらいいよなって思ってはいるけど、やっぱりちょっと不思議な感覚はあるね。20年前のことでも、我々は最近って言うじゃん?でも20年前ってマリンちゃんとか2歳ぐらいでしょ。だから、時の経ち方と感じ方が全然違うよね(笑)」

――好きだった昭和のアイドルとか歌手、憧れた俳優はいらっしゃいますか?

「俳優だと、松田優作さんとかねショーケン(萩原健一)さんとか。そういう男臭い、でもちょっとナイーブなキャラクター性の俳優さんに憧れた。あと、歌手だとやっぱり沢田研二さん。我々よりもちょっとだけ上だけど、その本当に憧れたと言えばチェッカーズ、吉川晃司さんとか尾崎豊さんとか。昭和のアーティストっていうのは全然身近じゃなくて、ファンタジーで、なんか手が届かない感じがした。実際にお会いしても、当時に一緒に仕事をしてるわけではないので、結局憧れる。今の若者達とは憧れの熱量全然違うと思う。今の子達の『推し』と俺らが『憧れてた』も絶対違うと思うんだ」

――若者からはそんなことない!って言われそうですけどね...(笑)

「そうなんだよ(笑)。娘に『推し』を説明してって言ったら、説明するの面倒くさいって言われたんですよ」

――まだマキタスポーツ店の次男坊だった頃に憧れてやっちゃったこととか、真似しちゃったこととかは何かありますか?

「髪型はチェッカーズが憧れだったね。ツンツンヘアで前髪一本だけ流すみたいな。当時俺は剣道部で、学校の男子は丸坊主が当たり前だったからできなかったけど...夏休み中だけは髪型をチェックされることがないから、前髪の一部分だけつまんで一生懸命引っ張って伸ばそうとしてた(笑)」

――番組全体の話になりますが、過去の出演したゲストなどで印象的な人はどなたですか?

「印象的な人はいっぱいいますね。みんな独特の視点を持っているじゃないですか。今ぱっと浮かぶのは、#6の魔女の人(円香)が本当の意味で独特な人だったと思います。独特というか、ガチというか、本当に研究しているものとかが強くある方だったので、こっちがバラエティーのノリでお話を聞こうとしても、『いえ、そうではなくて』みたいな感じがあってスゲーなって思った。あとは、#5のセラピスト・ゆうたろうさん、トランスジェンダーで和尚のかとうれいさん。だけど、かとうさんはダウジングも水晶もあまり使いこなせてなかったような感じで...いや、我々とスピリチュアルステージが違いすぎて分かんなかったのかもしれないけど。俺はもう一般人に中でも疎い方だから、何も分かんなかったけど(笑)」

――マキタさんも実は独特な道を歩いてきてる人ではないかなと思うのですが、そのマキタさんでもやっぱり驚きましたか?

「そうですね、かとうさんにはびっくりした。面白かったけど、収録後はものすごく疲れを感じたのを覚えてます(笑)。この番組は、収録が終わるとプロデューサーとかディレクターとかとはあんまりお話せず帰ることが多いんですよ。でもその日はなぜか1人になるのが嫌でしたね(笑)」

――今後も色々面白い人を迎えると思いますが、視聴者に向けてメッセージをお願いします

「普段は地中深くで、いろんなことを本気で研究されている人たちの興味深い話を見て聞いてもらえる稀有な番組だと思うんです。地上波ではあまり出られない人達をゲストに迎えているので、ちょっと先物買い的な感じで見ていただいたり、なんとなく興味を持っていたことを先端で研究してたり考えたりとかする人達が出てくるので、ぜひともそういうところを見ていただきたいです」

――マキタさんの全く触れたことのない興味がない分野の方もゲストとして現れる可能性がありますが、いかがですか?

「そういうものだと思ってます。興味の無いものでもトライします。失礼に当たるから興味ないってフリは見せませんけど、興味がないってところもちょっと見えていいんじゃないかな。興味を持つ過程かもしれないですからね。知ったかぶりしても見透かされますし、ぜひともなんでも楽しんでいけたらなと思います」

文=HOMINIS編集部

配信情報

独特な視点の客が集まるBAR #11
配信日時:2023年6月30日(金)より配信中
YouTubeはこちら

独特な視点の客が集まるBAR #12
配信日時:2023年7月31日 配信開始予定

配信先:スカパー!公式YouTubeアカウント、スカパー!番組配信
※配信スケジュールは変更となる場合があります