SKY-HIの魂を継承！MAZZEL(マーゼル)が「自分の言葉」で伝えたMCも感動を呼んだ初ワンマンライブの躍動感

2023.6.22(木)

SKY-HIが率いる"BMSG"よりBE:FIRSTに次ぐ第2弾ボーイズグループとして、5月17日にシングル「Vivid」でデビューした8人組グループ・MAZZEL(マーゼル)。同曲はオリコン週間シングルランキング(5月29日付)で初登場1位を記録、絶好調の滑り出しに各方面から熱い視線が注がれている。

勢いに乗る彼らは、デビュー直後の6月1日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで初のワンマンライブ「MAZZEL DEBUT SHOWCASE "Vivid"」を昼夜2公演で開催(6月26日(月)にショーケースに密着した特別番組「M-ON! SPECIAL 「MAZZEL」～We Are MAZZEL～)」が放送）。

約2万人の応募から抽選された昼夜計3000人のMUZE(ミューズ/MAZZELのファン)が会場に詰めかけ、半端ない熱気が立ちこめる中、一生に一度きりの"初舞台"が幕を開けた。

■デビュー曲「Vivid」から幕開け！妥協のない完璧なオープニングに会場中が熱狂

BMSGのトレーニー(練習生)出身のRAN、KAIRYU、SEITO、一般公募で選ばれたNAOYA、RYUKI、TAKUTO、HAYATO、EIKIで構成されるMAZZELのメンバーたち。彼らを待ちわびる会場内からハンドクラップが沸き起こると、RANを先頭にメンバーが一斉にステージ前方へ。ジャズのノリを含んだクールなデビュー曲「Vivid」から初ワンマンライブが始まった。

驚くべきは、デビューライブとは思えぬほどの堂々としたパフォーマンス。この日に向けて入念な準備を妥協なく進めてきたことが伝わる完璧なスタートダッシュに胸を掴まれる。KAIRYUの伸びやかな美声、SEITOのグルーヴィーなラップ、RANの圧巻のロングトーンなど、1曲目から各々が自分の力をアピールし、後半では笑顔を見せる余裕も見られた。

2曲目は「Vivid」のスタイリッシュなカップリング曲「CAME TO DANCE」。洒落たムードとこなれ感のあるパフォーマンスで、熱気に包まれた会場の温度をさらに上昇させる。途中でNAOYAがおちゃめにピースをすると、その後は全員アグレッシブにオーディエンスを煽りながら、勢いたっぷりにオープニングの2曲を畳みかけた。

■デビューの喜びを全身で表現！8人8様の個性とメンバー仲が色濃く表れた企画コーナー

「会場にお越しの皆さん」――まず口火を切ったKAIRYUの一言に続いて、8人全員が声を揃えて「MAZZELです！」と挨拶。客席の興奮を目の当たりにして「すごくない？」「夢みたい！」と素直に喜びを表現し、「見えてますよ～」と嬉しそうに客席に向かって手を振る場面も。全力のパフォーマンスから一転、初ライブの興奮を噛みしめるメンバーの姿が印象的だ。

メンバーの個性が色濃く表れていたのが、会場からの爆笑も相次いだ"他己紹介"のコーナー。自分以外のメンバーの魅力をプレゼンするこのコーナーでは、オーディション番組「MISSION×2」を通して切磋琢磨し合い絆を深めたからこその、メンバー間の距離の近さがヒシヒシと感じられた。

コーナーの途中では、ポップダンスを得意とするRANや、ブレイキングが注目を集めたSEITOが、メンバーの巧みなトークに乗せられつつも堂々パフォーマンスする場面も。ジョークを口にしながらも、そのキレのあるダンスには会場内からどよめきと喝采が沸き起こっていた。

その後は、「MISSION×2」にまつわるクイズが出題される「チーム対抗○×クイズ」で大盛り上がり。各々の個性溢れるキャラクターの魅力はもちろん、8人のチームワークや仲の良さもたっぷり味わうことができた。

シックな黒スーツにチェンジして登場した後半ブロックは、「MISSION×2」の課題曲で注目を集めた大人っぽいナンバー「Fantasy」を披露。艶っぽいボーカルや色気のある表情に、改めて彼らのポテンシャルの高さを思い知る。

■8人が"自分の言葉"で語る熱いMCに感動！8月開催のZeppツアーもサプライズ発表

そしてショーケースはいよいよ最終コーナーへ。(昼公演のラストに設けられたMCでは)一人一人が時間をかけて思いを伝える時間にMUZEがじっくり耳を傾ける。

トップバッターを切ったNAOYAは、「この感謝は絶対に音楽で恩返しさせて下さい」と、MUZEへの感謝を真っ先に伝える一方で、仲間の7人に対しても「みんな大好きです！このみんなと一緒にいられることが一番の喜びだし、これから何十年も一緒にいてください」と、真っ直ぐな言葉で伝えた。

また、「THE FIRST」のファイナリストでもあり、BMSGトレーニーを経て、ようやくデビューを掴んだRANは、感慨深げに「やっと自分のステージでパフォーマンスを見せることができて本当に嬉しい」とストレートに喜びを表現。さらに、「ずっと小さい頃からダンスしかしていなくて、迷惑かけたことばっかりだった」という家族への感謝を明かした。

他にも、客席にいる家族やMUZE、SKY-HIらBMSGスタッフへの感謝と確固たる目標を口にしたメンバーが大半。ステージ上でも確かな熱量をもって自分の言葉で伝えることのできる度胸とピュアな姿勢が、客席にも伝染していくようだった。

そしてアンカーのEIKIが、「去っていったたくさんの思いと、このステージに辿り着くために必死にもがき続けてくれた自分たち自身に最大限の愛とリスペクトを込めて」と、歌詞のフレーズをリンクさせながら本日のラストナンバー「MISSION」へと繋げる。刹那、彼らの決意を込めたサビ頭がスタートし、極上にエモい演出に会場のボルテージは最高潮。8人の全身全霊のパフォーマンスに胸の高鳴りと未来への期待が止められなかった。

公演の最後には、8月14日(月)開催の東京・Zepp Hanedaを皮切りに、全国4ヶ所のZepp会場を回るファンミーティングツアー「MAZZEL 1st Fan Meeting -Play at the MUZEUM-」の開催をサプライズ発表。新たな"再会の約束"をプレゼントしたMAZZELは、割れんばかりの歓声に包まれ、「またお会いしましょう！」と告げてステージを後にした。

文＝川倉由起子

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