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波瑠が演じる恋愛経験ゼロ女子が運命の恋で生まれ変わる!瀬戸康史共演の「恋に落ちたおひとりさま」

2023.6.19(月)

清楚なビジュアルと自然体の演技で人気の波瑠と、温かい笑顔と確かな演技力でドラマや映画、舞台でも活躍中の瀬戸康史。そんな2人が共演したハートフル・ラブコメディが「恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~」だ。

「恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~」に出演する瀬戸康史と波瑠
「恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~」に出演する瀬戸康史と波瑠

(C)東映

図書館員として真面目に働く岡部聡子(波瑠)は、地味な自分に自信が持てず、恋に臆病どころか、その覇気のなさで同僚たちからも煙たがられている毎日を送っていた。そんなある日、図書館で愛読書「レ・ミゼラブル」に登場する青年・マリウスのような理想の男性・鈴木涼介(瀬戸康史)と運命的な出会いを果たす。「本当はこんな自分を変えたい...」そんな自分の気持ちに蓋をしていた聡子の前に突如、恋愛のノウハウを綴った19世紀のフランス文学「恋愛論」の作者・スタンダールを名乗る男(小日向文世)が現れる。どこからどう見ても日本人にしか見えない怪しいスタンダールは、聡子に「マリウスの恋人になる方法を教えてやる」と告げ、彼女を導き始める...。

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本作で波瑠が演じるのは、「運命のような恋がしたい」と願いながらも、すべてに置いて後ろ向きな女性・聡子。そんな聡子の性格を視聴者にわかりやすく伝えるため、波瑠は長い黒髪と黒縁メガネで端正な顔を隠し、足元も白い三つ折りのスクールソックスに黒のローファーというファッションに身を包む。大好きな小説のお気に入りのシーンを読む時には夢見る乙女のような表情を浮かべる聡子だが、日常では、いつも周囲に遠慮しながら行動している。愛するマリウスを同僚から散々けなされた時は、その大きな瞳に怒りを宿し、同僚たちをセロテープでぐるぐる巻きにしながら悪態をついたり、またある時には涼介と自分をマリウスとコゼットに見立てたりと、頭の中ではのびのびと行動するものの、現実では自分の心を押し殺している聡子を、波瑠は声のトーンや視線を駆使した繊細な演技で表現した。

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そんな聡子が恋に落ち、「今の自分から変わりたい」という思いの源となる青年・涼介を演じるのが瀬戸だ。無理な体勢で本を元の場所に戻そうとしてバランスを崩した聡子を紳士的に抱き留める涼介を、瀬戸は圧倒的な爽やかさで好演。聡子の妄想フィルターを通すため、19世紀フランスの貴族青年のようなファッションに身を包みながら、優しい美声で「お怪我はないですか?」と囁く瀬戸は、「これにときめかない女性はいないのでは?」と思わせるほどのイケメンオーラを発している。また、聡子の妄想の中での涼介は堂々とした態度で彼女を口説くのだが、現実では優しく穏やかな口調で聡子と言葉を交わすといった二面性もナチュラルに楽しめるのも、瀬戸の確かな演技力のなせる技だと言えるだろう。

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涼介に恋した聡子を励ましながら導くスタンダールと、努力の甲斐あって、美しく清楚な女性へと変身した聡子。2人が育む温かくも奇妙な絆や、波瑠が着こなす色鮮やかで洗練されたファッションなど、見どころが盛りだくさんの本作。中でも、聡子と涼介、それぞれが抱える秘密が徐々に明かされていくストーリー展開には、ハラハラさせられること確実だ。

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恋することの素晴らしさと、人と人との繋がりの尊さを描く優しい物語を、波瑠と瀬戸の好演に注目して楽しんで欲しい。

文=中村実香

放送情報

恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~ 全10話一挙放送
放送日時:2023年7月14日(金)22:00~
チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます