榎木淳弥、「呪術廻戦」で共演した小松未可子と街中で遭遇したエピソードを明かす「(冗談で)ファンです！と声をかけたら...」

2023.6.19(月)

「進撃の巨人」「この世界の片隅に」などで知られるアニメスタジオ・MAPPA。同社制作アニメに出演のキャスト陣によるトークショーや、主題歌アーティストの生ライブなどで構成されたスペシャルイベント「MAPPA STAGE 2023」が5月21日に東京ガーデンシアターで開催された。

オープニングでは、人気バンド・マカロニえんぴつによる書き下ろし楽曲「だれもわるくない」に乗せたムービーが上映され、そのクオリティの高さに観客が圧倒される中、「地獄楽」ステージには花守ゆみり(山田浅ェ門佐切役)、木村良平(亜左弔兵衛役)、高橋李依(杠役)、小林親弘(山田浅ェ門士遠役)が登場。メンバーの中にいる、出題されるクイズを不正解に導こうとする"罪人"を見つけるという「罪人を探せ！騙し合いクイズ！！」のコーナーも、大盛り上がりを見せた。

Van de ShopによるOPテーマ「贅沢な匙」のライブパフォーマンスで幕を開けた「とんでもスキルで異世界放浪メシ」ステージでは、内田雄馬(ムコーダ役)、日野聡(フェル役)、木野日菜(スイ役)、内田真礼(ニンリル役)、松田清監督が顔を揃え、お料理YouTube番組「ムコーダキッチン」出張版が展開。第12話に登場するワイバーンシチューの再現となるビーフシチュー作りで華麗な包丁さばきを披露した内田雄馬が、EDテーマ「Happy-go-Journey」もキュートなダンスを交えて熱唱した。

続いての「進撃の巨人 The Final Season 完結編」ステージは、朴璐美(ハンジ・ゾエ役)による生アフレコからスタート。ハンジの最期を圧倒的な迫力で演じきった朴に会場から大きな拍手が送られる中、 梶裕貴(エレン・イェーガー役)、石川由依(ミカサ・アッカーマン役)も登場し、"道"での彼らの邂逅シーンを熱演した。

その後、完結編前編のダイジェストムービーが上映され、キャスト陣と林祐一郎監督が登壇。トークコーナーでは、梶が「ハンジさんのすごく印象的なシーンを生アフレコで僕ら自身も見ることができて、すごく刺激を受けましたし、聞いていて一気に『進撃の巨人』の世界に引き戻してもらえるような感覚がありました」と朴の熱演についてコメント。また、自身の生アフレコについては「個人的にすごく演じるのが難しかった、難民キャンプの少年・ラムジーに『ごめんなさい』というシーンが来ていたら、本当に帰れなくなっていたと思います」と胸中を明かした。キャラクターが一切描かれていない意味深な完結編後編のキービジュアルも初公開された後、神聖かまってちゃんが「進撃の巨人」The Final Season Part1のOPテーマ「僕の戦争」をパフォーマンスし、会場を盛り上げた。

続く「ヴィンランド・サガ SEASON 2」コーナーは、上村祐翔(トルフィン役)、武内駿輔(エイナル役)、籔田修平監督が登壇。お気に入りのシーンについてのトークや、AnonymouzによるOPテーマ「River」も生披露された。

「チェンソーマン」ステージでは、戸谷菊之介(デンジ役)、坂田将吾(早川アキ役)、ファイルーズあい(パワー役)、そしてポチタの着ぐるみがステージに現れ、「チェンソーマン」と「パワー」コールで会場を盛り上げた後、名場面を振り返った。「頭のネジがぶっ飛んでいるシーン」「キュンシーン」「ご飯シーン」というテーマでピックアップされた総集編を上映した後、トークを展開。

「週7で食べられるくらい好きなもの」という話題では、ファイルーズがジェリービーンズかグミと答え、坂田はこってりな大ボリューム系ラーメンに今ハマっていると告白し、戸谷は寿司の中でもサーモンが好きだと明かした。続いて、キャラクターグッズ大抽選会で大いに盛り上がった後は、戸谷が「MAPPAさんの作品が一堂に会する中で、この場に立てることがすごく光栄です。今日は皆さんと一緒に楽しむことができてすごくうれしかったです」と笑顔でコメントし、最後も「チェンソーマン」コールでコーナーを締めくくった。

「呪術廻戦」ステージでは、TVアニメより、榎木淳弥(虎杖悠仁役)、内田雄馬(伏黒恵役)、瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇)に加え、「劇場版 呪術廻戦 0」の乙骨憂太役・緒方恵美が登壇。圧倒的クオリティの第1期ダイジェストムービーに、キャスト陣は「すごく動いている」「めちゃくちゃ面白い」と大興奮。
第1期の見どころについて、榎木は「仲間との絆」、内田は「五条悟です！」、瀬戸は「多彩な登場人物の関係性と彼らのバトル」と語った。続いて上映された「劇場版 呪術廻戦 0」のダイジェストムービーについては、緒方が「里香ちゃんが可愛いですね」と笑顔でコメントした。また、大先輩・緒方への他キャスト陣からの質問コーナーでは、榎木が「少年の声を出し続けるには」、内田が「乙骨憂太の好きなところ、嫌いなところは？」という質問を投げかける中、瀬戸は「街中で緒方さんとすれ違った時は声を掛けても良いですか？」と質問。緒方がすかさず「当たり前でしょ！」と即答した。

すると榎木も、以前、街中で禪院真希役の小松未可子を見かけた際に冗談で「ファンなんです！」と声をかけたところ、小松に榎木だと気付いてもらえず、満面の笑みで「ありがとうございます！」と返されたエピソードを明かし、会場から大きな拍手が沸いた。そして、この日に初解禁となったTVアニメ第2期のPVが上映された後は、Who-ya Extendedが第1期の第2クールOPテーマ「VIVID VICE」をクールにパフォーマンスした。

その後は、片渕須直監督の新作映画「つるばみ色のなぎ子たち」のタイトル発表や、内海紘子監督の最新作TVアニメ「ぶっちぎり？！」のティザー映像の上映、MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品となる岡田麿里監督最新作「アリスとテレスのまぼろし工場」に出演の榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲によるステージなどが行われ、約6時間という大ボリュームのイベントは大盛況のうちに幕を下ろした。

取材・文＝中村実香

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