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韓国屈指の演技派ユ・ジテが見せる円熟味!美しく印象深い「花様年華」のラブストーリー

2023.4.12(水)

「花様年華~君といた季節~」
「花様年華~君といた季節~」

第57回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作「オールド・ボーイ」(2003年)などに出演し、韓国屈指の演技派として知られる俳優ユ・ジテ。映画だけでなく、ドラマ「スターの恋人」(2008年)では主演を務めるチェ・ジウの相手役に抜擢され、「ヒーラー〜最高の恋人〜」(2014年)では物語の中心的役割を担うスター記者を演じるなど、話題を集めた数々のドラマでも存在感を発揮してきた。2000年前後に始まった韓国映画ブームから第一線で活躍してきたジテは、日本でもお馴染みの韓国俳優の一人だ。

そして、大ヒットドラマ「いとしのソヨン」(2012年)や「君の声が聞こえる」(2013年)で主演を務め、韓国では"ヒットの女王"とも呼ばれたイ・ボヨンも、近年さらに知名度を高めている。韓国リメイク版「マザー~無償の愛~」(2018年)で、オリジナルでは松雪泰子が演じた母親役を熱演したことも話題を呼んだ。そんな実力派の2人が共演したのがドラマ「花様年華~君といた季節~」だ。

大人のラブストーリーが高い共感を集めた「花様年華~君といた季節~」
大人のラブストーリーが高い共感を集めた「花様年華~君といた季節~」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

「花様年華~君といた季節~」
「花様年華~君といた季節~」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

本作は、初恋相手と再会を果たした男女が再び惹かれ合う、大人のラブストーリー。大学時代、学生運動家として活動していたジェヒョン。彼に想いを寄せたジスは猛アピールの末に交際をスタートさせる。しかし、ジスはジェヒョンに理由も告げずに姿を消してしまう。それぞれ違う道を歩んできた2人は、20数年の時を経て運命的な再会を果たす。

大人になったジェヒョンとジスをジテとボヨンが演じる。かつては信念を持って学生運動を率いていたが、財閥の娘婿となって富と名誉のために働く冷徹な事業家になっていたジェヒョン。過去の自分を捨てて生きてきたが、ジスと再会して運命が変わり始める。一方のジスは、裕福な生活から一変し、女手一つで息子を育てるシングルマザーに。アルバイトで忙しくしながらも息子と懸命に生きていた。2人はお互いの大切さに気づき、最も輝いていた頃の自分と向き合っていく。

「花様年華~君といた季節~」
「花様年華~君といた季節~」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

「花様年華~君といた季節~」
「花様年華~君といた季節~」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

タイトルにある「花様年華」とは、人生の中で最も美しく輝く時を意味する。ウォン・カーウァイ監督による映画やBTSが楽曲テーマとしたことでも知られる、美しく印象深い言葉だ。本作では、再会したジェヒョンとジスがまた輝き始めた人生の中で、花様年華を模索していく。

また、若かりし頃の2人はGOT7のジニョンと若手注目女優のチョン・ソニが起用された。「ユミの細胞たち」シリーズにも出演し人気を集めるジニョンが、若き日のジェヒョンを好演。初恋に心を躍らせるジスをソニが可憐に演じている。大学時代の思い出の数々が懐かしくも儚く描かれ、2人のエモーショナルな眩さが切なく美しい。

「花様年華~君といた季節~」
「花様年華~君といた季節~」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

過去のトラウマや目の前にある問題に悩み、葛藤する複雑な心情が繊細に表現されるが、経験を重ね円熟味を増したジテとボヨンによる演技がジェヒョンとジスに自然と重なり合う。惹かれ合ってはいけない男女による大人のラブストーリーは高い共感を集め、現在と過去がシンクロする美しい映像や音楽も、見る者を作品の世界観に引き込んでいく。豪華キャストが織り成す"花様年華=人生で最も美しく輝く時"を味わいたい。

文=中川菜都美

放送情報

花様年華~君といた季節~
放送日時:2023年4月22日(土)11:00~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります