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チュ・サンウクの圧倒的な演技力!歴史超大作「太宗イ・バンウォン」で見せるカリスマ性と人間味

2023.4.10(月)

「太宗イ・バンウォン~龍の国~」
「太宗イ・バンウォン~龍の国~」

世界中から熱い視線が注がれている韓国ドラマ界で、注目作がぶつかり合うのが年末恒例の韓国地上波各局による演技大賞。その中でも、例年にも増して豪華なスターが一堂に会したことで大きな話題を集めたのが「2022 KBS演技大賞」だ。

最優秀男優賞を受賞したEXO・D.O.(ディオ)の謙虚なスピーチなど数々の名場面が生まれる中、「2022 KBS演技大賞」で最高賞にあたる大賞をイ・スンギと共同受賞した「太宗イ・バンウォン~龍の国~」のチュ・サンウクのスピーチにも注目が集まった。

本作でのプレッシャーを赤裸々に明かしながら妻チャ・イェリョンへの感謝を言葉にすると、客席のイェリョンが思わず涙を流す感動の一幕も飛び出し、大きな話題に。主演のサンウクに加えて、共演のパク・ジニも最優秀女優賞に輝くなど、実力派俳優たちによる厳かな演技が見応えがあると高く評価された形だ。

新たな視点によって太宗を描く「太宗イ・バンウォン~龍の国~」
新たな視点によって太宗を描く「太宗イ・バンウォン~龍の国~」

Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2021 KBS. All rights reserved

疫病パンデミックを描いた「キングダム」(2019年〜)のヒットにより、様々なジャンルと融合した個性豊かな"フュージョン時代劇"がブームとなる中、KBSの大河ドラマ枠5年ぶりの本格時代劇として製作された「太宗イ・バンウォン~龍の国~」。李氏朝鮮の第3代国王・太宗ことイ・バンウォンを題材に、その波乱万丈な人生をドラマの枠を超えたスケールで描いていく歴史超大作だ。

朝鮮王朝の礎を築いた人物としてこれまでも数多くの映画やドラマの題材とされてきた太宗。抜群の頭脳と冷静な判断力を併せ持ち、必要とあれば父親を蹴落とし、兄弟を手にかけることも厭わない...。強烈なカリスマ性と冷酷な一面も持つとして描かれてきた。

「太宗イ・バンウォン~龍の国~」
「太宗イ・バンウォン~龍の国~」

Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2021 KBS. All rights reserved

サンウクは、王位と一人の女性をめぐる兄弟の争いを描いた時代劇「不滅の恋人」でも示した、威厳のある佇まいと人を寄せつけない鋭い眼光を「太宗イ・バンウォン~龍の国~」でも存分に生かし、飽くなき野心を抱くリーダーというキャラクター像を見た目だけで見事に表現している。

また本作ではそんな強力なリーダーというイメージに加えて、自身の野望と家族との関係との間で板挟みになる太宗の人間臭い一面にもスポットが当てられおり、新たな視点によって太宗を単なる野心家ではなく、より深みのある人物として描いている。

「太宗イ・バンウォン~龍の国~」
「太宗イ・バンウォン~龍の国~」

Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2021 KBS. All rights reserved

サンウクはカリスマを放つと同時に人間味のある演技も見せており、例えば、李氏朝鮮の開国に誰よりも尽力しながらも徹底的に無視されることで心に闇を抱え、徐々に冷酷になっていくバンウォンの胸中の変化を、影を落とした眼差しで繊細に表現。

さらに葛藤しながらも家族に剣を構える苦しみをまとった顔つきや、対立の道を選んだ妻への怒りを露わにする鬼気迫る節回しなど、エモーショナルな演技によって太宗の波乱万丈な人生をよりドラマチックに仕立てている。

「太宗イ・バンウォン~龍の国~」
「太宗イ・バンウォン~龍の国~」

Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2021 KBS. All rights reserved

感情に満ちた表情を場面ごとに使い分けるサンウクの圧巻の姿には、「KBS演技大賞」の受賞も納得させられることだろう。

文=HOMINIS編集部

放送情報

太宗イ・バンウォン~龍の国~
放送日時:2023年4月28日(金)19:00~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります