チ・チャンウクがパブリックイメージを覆す豹変ぶり!壮絶な「本気」を滲ませたキャリア初の悪役
2023.4.4(火)
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新感覚のミュージカルドラマ「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」(2022年)や、ホスピスを舞台にしたヒーリング・ラブストーリー「あなたが願いを言えば」(2022年)など、話題作への主演が続いているチ・チャンウク。
ヒューマンドラマやラブロマンスでは、その繊細な演技が反響を呼ぶ一方で、最新作のクライムアクション「The Worst of Evil」では、国際犯罪組織を追う潜入捜査官というハードな役どころにチャレンジ。多岐に渡るジャンルで多彩な魅力を発揮する演技の幅こそ、俳優チ・チャンウク最大の魅力と言えるだろう。
卓越した演技力に加え、鍛え上げられた肉体と抜群の運動神経も併せ持つチャンウクは、アクション俳優としても高く評価されている。初主演映画「操作された都市」(2017年)では、街中を激走しながらの格闘を繰り広げ、元傭兵を演じた「THE K2~キミだけを守りたい~」(2016年)では高層ビルでの宙吊りシーンに挑むなど、本格的なアクションで存在感を発揮してきた。
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(C)2021 CJ ENM, TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED
そんなアクション作品の中から、チャンウクが初の悪役にチャレンジしたということで注目を集めた映画「ハード・ヒット 発信制限」(2021年)が4月6日(木)にKNTVにて放送される。2022年2月に日本でも公開されたこの作品は、スペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」を韓国でリメイクしたアクションスリラーだ。
毎朝車で子供たちを学校に送り届けることが日課の銀行支店長・ソンギュのもとに、1本の非通知電話がかかってくることから幕を開ける本作。「車から降りれば、仕掛けた爆弾が爆発する」――謎の男からの脅迫によって、ソンギュの日常は瞬時に激変。車から降りることも、警察に助けを求めることも許されない孤立無援の状況下で、自らと子どもの命を救うべく奮闘する様子が、緊迫感のあるカーチェイスと共にノンストップで綴られていく。
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本作でチャンウクが演じたのは、ソンギュを電話越しに脅迫する謎の男。スマホ越しに聞こえてくる声のトーンは淡々としており、ミステリアスで冷徹なキャラクター像をセリフ回しひとつで説得力抜群に表現した。時には感情的になり捲し立てるように、テンションも緩急を織り交ぜ、ソンギュが勤める銀行への恨みを抱えているという背景をさりげなく感じさせる声の演技は見事だ。
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(C)2021 CJ ENM, TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED
ソンギュの車に近づき正体を現すシーンでは、やや頬がこけたシャープな顔つきと強烈な眼差しなど、表情だけでただ者ではないオーラを放出。追い詰められた男の、剥き出しの不穏さを全身にまとわせていて、不気味なことこの上ない。除隊後の復帰作として本作を選んだチャンウクの意気込みを感じさせるような、パブリックイメージを180度裏切る姿は新鮮だ。
そしてソンギュには、パク・ボゴム&コン・ユが共演した映画「SEOBOK/ソボク」(2021年)の敵役としても印象深いチョ・ウジン、ソンギュの娘・ヘインには「サバハ」(2019年)で一躍、人気女優の仲間入りを果たしたイ・ジェインといった実力者たちが顔を揃えた。彼らがパニックに陥る被害者心理を巧みに表現する中で、チャンウクは"静"の演技に徹しており、そのコントラストがドラマにより深みをもたらしている。
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(C)2021 CJ ENM, TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED
キム・チャンジュ監督も「年を追うごとに、進化し続けている俳優だ」と太鼓判を押すなど、中堅の域に差し掛かり、演技力にますますの磨きをかけているチ・チャンウク。多彩な活躍の中でも一際、異彩を放つ「ハード・ヒット 発信制限」には俳優としての本気が存分に刻み込まれている。
文=HOMINIS編集部
放送情報
ハード・ヒット 発信制限
放送日時:2023年4月6日(木)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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