ニュース王国

イ・ジョンソクの感動スピーチやアン・ヒョソプのカップル賞など名場面多数!2022年のMBC・SBS・KBS演技大賞【受賞結果まとめ】

2023.1.19(木)

「2022 MBC演技大賞<字幕版>」
「2022 MBC演技大賞<字幕版>」

国内外問わず多くのファンを魅了する韓国ドラマ界。韓国地上波3局で放送されたドラマを総括する年末恒例のイベント「2022 MBS演技大賞」が12月30日、「2022 KBS演技大賞」「2022 SBS演技大賞」が12月31日の日程でそれぞれ開催された。

べテラン陣の大賞受賞や麗しき演技ドルの活躍など、授賞式は今回も話題豊富。韓ドラの最新トレンドも踏まえられた"2022年の顔"は一体誰か?各局の傾向や特色が色濃く反映された受賞結果を改めて振り返ってみたい。(※主な受賞結果の一覧は最下段を参照)

■2022 KBS演技大賞/チュ・サンウクとイ・スンギが大賞で4年ぶり"共同受賞"

役作りで坊主頭での登場となったイ・スンギとチュ・サンウクが大賞を共同受賞した「2022 KBS演技大賞(字幕付き)」
役作りで坊主頭での登場となったイ・スンギとチュ・サンウクが大賞を共同受賞した「2022 KBS演技大賞(字幕付き)」

(C)KBS

5年ぶりに制作した本格時代劇「太宗イ・バンウォン」が最高視聴率11.7%と好評だったKBS。主人公の太宗を演じたチュ・サンウクが大賞を受賞したほか、ヒロインを演じたパク・ジニも最優秀演技賞を受賞した。その一方で、「法に則って愛せ」でかつて天才と呼ばれた元検事を演じたイ・スンギも大賞を受賞し、4年ぶり5回目の"共同受賞"となったことでも注目を集めた。

6冠に輝いた「カーテンコール」のハ・ジウォン&カン・ハヌル(「2022 KBS演技大賞(字幕付き)」)
6冠に輝いた「カーテンコール」のハ・ジウォン&カン・ハヌル(「2022 KBS演技大賞(字幕付き)」)

(C)KBS

ハ・ジウォン、カン・ハヌル、クォン・サンウのスター競演が話題を集めた「カーテンコール」は、最優秀演技賞(ハ・ジウォン&カン・ハヌル)、人気賞(カン・ハヌル)、ベストカップル賞(ハ・ジウォン&カン・ハヌル)、助演賞(ソン・ドンイル)、新人賞(チョン・ジソ)の5部門6冠で最多の賞獲得。また、2020年の祝賀公演も務めたCNBLUEのジョン・ヨンファや、優秀演技賞を受賞した「花が咲けば、月を想い」が評判を呼んだイ・ヘリ(Girl's Day)ら、華やかなMCでも視聴者の目を楽しませた。

「2022 KBS演技大賞(字幕付き)」のMC
「2022 KBS演技大賞(字幕付き)」のMC

(C)KBS

■2022 MBC演技大賞/イ・ジョンソクが6年ぶりとなる大賞受賞で歓喜のスピーチ!

「2022 MBC演技大賞<字幕版>」
「2022 MBC演技大賞<字幕版>」

(C)2022 MBC

除隊後復帰作「ビッグマウス」が最高視聴率13.7%を記録するなど好調だったイ・ジョンソクが、2016年以来6年ぶりの栄冠を手にした。壇上では「発表まで死にそうだった」と檀上で率直な思いを打ち明ける場面も。6年前の同大賞受賞について「20代ではこの賞の意味がよくわからなかった」と言い、「視聴者の皆さんがたくさん愛してくださり、大きな賞まで下さって、責任感が違って感じられる」と喜びを噛みしめていたスピーチは、大きな感動を呼んだ。

ハイレベルな賞レースの末、賞を分け合った感のある今回だが、「ビッグマウス」は今年のドラマ賞なども含め4冠を獲得。中でも少女時代のユナはミニシリーズ部門の最優秀演技賞、そしてジョンソクとともにベストカップル賞も受賞し存在感を示した。

また、授賞式の司会を務めた少女時代のスヨンは、「ファンレターを送ってください」で自身も優秀演技賞を獲得。ユナの受賞シーンでは喜びの涙を見せるなど、2022年に完全体でのカムバックを果たした少女時代の友情シーンも印象に残った。

MCも務めた少女時代・スヨン(「2022 MBC演技大賞<字幕版>」)
MCも務めた少女時代・スヨン(「2022 MBC演技大賞<字幕版>」)

(C)2022 MBC

■2022 SBS演技大賞/キム・ナムギル、ナムグン・ミンらベテラン勢が活躍!MCのアン・ヒョソプの「社内お見合い」も存在感を発揮

大賞を受賞したキム・ナムギル(「2022 SBS演技大賞<字幕版>」)
大賞を受賞したキム・ナムギル(「2022 SBS演技大賞<字幕版>」)

(C)SBS

大賞は、「悪の心を読む者たち」のキム・ナムギル。実話をベースに韓国初のプロファイラーのギリギリの攻防を描いた同作で、犯罪行動分析に打ち込む主人公ハヨンを熱演。2019年「熱血司祭」に続き、3年ぶりの大賞受賞となった。

"視聴率男"ナムグン・ミン主演の「わずか1000ウォンの弁護士」も高評価。平均視聴率15.2%という視聴者人気も踏まえ、主演ナムグン・ミン自身がディレクターズアワードを獲得したほか、助演賞やシーンスティーラー賞、ベストパフォーマンス賞など6冠に輝いた。

ナムグン・ミン(「2022 SBS演技大賞<字幕版>」)
ナムグン・ミン(「2022 SBS演技大賞<字幕版>」)

(C)SBS

ベテランたちがしのぎを削る中、存在感を示したのが若手随一の実力派アン・ヒョソプ。キム・セジョンとの共演で話題を呼んだ「社内お見合い」で最優秀演技賞を受賞したほか、2021年の「ホンチョンギ」に続き2年連続でベストカップル賞も獲得(ベストカップル賞にはキム・ミンギュ&ソル・イナもW受賞)。授賞式の司会も見事にこなし、トップスターの地位を揺るぎないものとした。

キム・セジョン&アン・ヒョソプ(「2022 SBS演技大賞<字幕版>」)
キム・セジョン&アン・ヒョソプ(「2022 SBS演技大賞<字幕版>」)

(C)SBS

重厚な大河ドラマやベテラン陣の安定感ある演技が評価を得る一方で、枠にとらわれない若手たちの活躍ぶりも顕著だった2022年の演技大賞。華やかさを徐々に取り戻しつつある授賞式のステージに清々しい笑顔で登壇し、作品愛に溢れた熱いスピーチを語るスター俳優たち...受賞そのものよりも、その晴れやかな姿が印象に残った。

文=酒寄美智子

【各局の受賞結果(抜粋)】

■2022 KBS演技大賞

【大賞】
「法に則って愛せ(原題)」イ・スンギ
「太宗イ・バンウォン(原題)」チュ・サンウク
【最優秀賞】
男優「真剣勝負(原題)」D.O.(EXO)、「カーテンコール」カン・ハヌル
女優「太宗イ・バンウォン(原題)」パク・ジニ、「カーテンコール」ハ・ジウォン
【人気賞】
男優「真剣勝負(原題)」D.O.(EXO)、「カーテンコール」カン・ハヌル
女優「真剣勝負(原題)」イ・セヒ、「クレイジーラブ」チョン・スジョン(クリスタル<f(x)>)
【ベストカップル賞】
「カーテンコール」カン・ハヌル&ハ・ジウォン
「三姉弟が勇敢に(原題)」キム・スンス&キム・ソウン
「ジンクスの恋人」ナ・イヌ&ソヒョン(少女時代)
「真剣勝負(原題)」D.O. (EXO)&イ・セヒ
「ヒョンジェは美しい(原題)」ユン・シユン&ぺ・ダビン
「法に則って愛せ(原題)」イ・スンギ&イ・セヨン
「最愛の敵~王たる宿命~」イ・ジュン&カン・ハンナ
「美男堂の事件手帳」ソ・イングク&オ・ヨンソ

■2022 MBC演技大賞

【大賞】「ビッグマウス」イ・ジョンソク
【今年のドラマ賞】「ビッグマウス」
【最優秀演技賞】
<ミニシリーズ部門>
男優「ゴールデンスプーン」ユク・ソンジェ(BTOB)
女優「ビッグマウス」ユナ(少女時代)
<イルイルドラマ部門>
男優「イノシシ狩り(原題)」パク・ホサン
女優「秘密の家~愛と復讐の迷宮~」イ・スンヨン
【新人賞】
男優「ゴールデンスプーン」イ・ジョンウォン
女優「ゴールデンスプーン」ヨヌ(元MOMOLAND)、「禁婚令:朝鮮婚姻禁止令」キム・ミンジュ(IZ*ONE出身)
【ベストカップル賞】
「ビッグマウス」イ・ジョンソク&ユナ(少女時代)

■2022 SBS演技大賞

【大賞】「悪の心を読む者たち」キム・ナムギル
【ディレクターズアワード】「わずか1000ウォンの弁護士」ナムグン・ミン
【最優秀演技賞】
<ミニシリーズ コメディ/ロマンス部門>
男優「社内お見合い」アン・ヒョソプ
女優「社内お見合い」キム・セジョン
<ミニシリーズ ジャンル部門>
男優「なぜオ・スジェなのか」ホ・ジュノ、「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」キム・レウォン
女優「なぜオ・スジェなのか」ソ・ヒョンジン
<ミニシリーズ ファンタジー部門>
「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」イ・ジュンギ
【新人賞】
男優「なぜオ・スジェなのか」べ・イニョク、「チアアップ」キム・ヒョンジン、「悪の心を読む者たち」リョウン
女優「チアアップ」イ・ウンセム、チャン・ギュリ、「悪の心を読む者たち」コン・ソンハ
【ベストカップル賞】
「社内お見合い」アン・ヒョソプ&キム・セジョン、キム・ミンギュ&ソル・イナ

放送情報

2022 KBS演技大賞(字幕付き)
放送日時:2023年1月21日(土)15:00~
チャンネル:KBS World

2022 MBC演技大賞<字幕版>
放送日時:2023年2月16日(木)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV

2022 SBS演技大賞<字幕版>
放送日時:2023年3月9日(木)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV

※放送スケジュールは変更になる場合があります