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NTR Jr.主演最新作『デーヴァラ』コラターラ・シヴァ監督が語る本作の魅力とは「基本となるアイデアは、"恐怖心"」

2025.4.1(火)

“タラク”ことNTR Jr.の最新作『デーヴァラ』
“タラク”ことNTR Jr.の最新作『デーヴァラ』

『RRR』に続くNTR Jr.の主演最新作、『デーヴァラ』が3月28日に公開された。

本作は、海中、船上、陸、浜辺と異なるシチュエーションでのバトルアクションや、卓越したダンス技術を持つタラク(NTR Jr.)によるノンストップダンスシーンなどバラエティ豊かな顔を持ち、巨大ザメを操る海の勇者デーヴァラの伝説を軸に物語が展開して行く、空前絶後のノンストップ海洋バトルエンタテインメント。
全世界興行収入約90億円をあげ、『RRR』に次ぐNTR Jr.史上2番目のメガヒットとなっている。

1996年、クリケットのワールドカップを控えたインドに衝撃が走る。巨大犯罪組織による破壊工作の情報を得た警察本部は、それを阻止すべく作戦を開始。犯罪組織のリーダーを追って、特別捜査班が凶悪な密輸団の巣窟として恐れられていた"赤海"と呼ばれる村へと向かった。困難を極めた捜索の末、捜査班は十数年にわたって凄惨な抗争が続くその土地で、愛と正義を貫いたデーヴァラという英雄とその息子の血塗られた伝説を知ることになる―。

今回はコラターラ・シヴァ監督にインタビュー。注目シーンや本作の魅力について語ってもらった。

――力が支配する無法の海と大地が舞台ということで、かなり壮大な世界観ですが、作品の世界観をつくるうえで苦労された点、特に力を入れた点などはありますか?

「まず、この世界観を構築するうえで、脚本の段階からピタッとはまる人をキャスティングすることですね。衣装、話し方、動作、所作といったものをふまえて、エキストラに至るまで完璧に人選しました。
他に大きなものは『水』に関わるシーンですね。大きなスケールを見せなくてはいけないし、本当に登場人物たちがやっているという風に納得してもらえるように力を入れました。あとはやはり、水で演技をするうえで『俳優が安全である』ということは第一に考えました。また、ボートの上に立って何かをやるということは、波の上なので非常にタフな作業でしたが、俳優たちは水の上で演技する訓練を積んだので、あのように成し遂げてくれました。あたかも海の上でやっているという信ぴょう性を持って見てもらえるように、監督として気を配りました」

『デーヴァラ』
『デーヴァラ』

(C) 2024 NTR Arts. All rights reserved.

――本作は『RRR』のNTR Jr.さんが主演でしたが、撮影中に彼と会話して意識されたことはありますか?

「NTR Jr.さんはとても知的で、素晴らしい俳優なので、私のほうで特別に意識することはあまりありませんでした。彼と議論して詰めたのは、父・デーヴァラと息子・ヴァラを同一人物が演じるうえでどう違いを見せるかということです。実は、他の役者さんの都合で、父と子のシーンを入れ替わりで撮影することがよくあったんですよね。なので、NTR Jr.さんが父と子のマインドを都度切り替えないといけなくて。身体的な表現のほかに、子どもを謙虚で恥ずかしがり屋な雰囲気で、父親を威厳がある雰囲気に...など、それぞれを完璧に演じ分けるという部分はお互いにかなり意識したと思います」

『デーヴァラ』
『デーヴァラ』

(C) 2024 NTR Arts. All rights reserved.

――作品を作るうえで、構想はどのような部分から影響を受けていますか?

「子供のころからおとぎ話のようなものをずっと見聞きし読んできて、歴史小説など歴史的な人物や物語が刷り込まれて自分の中にあるんですよ。ですので、ドラマチックなストーリーや、あとインスパイアされるのは人並外れたキャラクターですね。また、常にオリジナルの新しいキャラクターを生み出したいという気持ちがあります」

『デーヴァラ』
『デーヴァラ』

(C) 2024 NTR Arts. All rights reserved.

――本作の「インド映画」としての魅力は、監督自身どのようにお考えですか?

「本作は『土着性』を表した映画といえます。ユニーク(特異)なのは、海がロケーションとしてあるという点です。それはインド映画の中で非常に特異なものだと思います。
また、漁師だった人たちが海賊のようになって、夜、海に繰り出していくというところもほかの映画と差別化している点です」

――本作を通して、いちばん伝えたいメッセージは何でしょうか?

「基本となるアイデアは、『恐怖心』です。私は、社会で生きるうえで、恐怖や畏敬の念を抱くということは必要だと考えています。『怖れ』はネガティブなことに捉えられがちですが、社会が正しく機能し、皆が尊重し合って生きるには必要だと思います。恐怖を適度に持っていることで、ほかの人に危害を加えなくなります。本作では、ヒーローが恐怖心を人に植えつけることによって、正しく生きる道を表しています」

『デーヴァラ』
『デーヴァラ』

(C) 2024 NTR Arts. All rights reserved.

――監督自身が、日本に来てこれからしたいことや、すでに印象に残っていることはありますか?

「日本のことはいろいろ聞いてきて、『質』を大切にすると聞いています。何か製品を作るにしてもベストの物を作ると聞いているので、お店でいろいろなものを見てみたいです。
また、富士山のことも聞いているので、気になります。あとは歩きたいですね。日本はきれいだということを聞いていて、実際、本当にきれいなので、なるべく色んな場所を歩きたいです」

――日本のファンに、ぜひ注目してほしいシーンがあれば教えてください

「最初から見逃せません。ラストももちろん見逃せないですね。注目してほしいです。
あと、本作は父親と子どもの関係性と感情を軸にストーリーが展開していきます。父親に毎晩せがんで話を聞かせてもらうのが好きだった子ども自身が、いちばん壮大なストーリーを生きるという点にも注目してほしいですね」

『デーヴァラ』
『デーヴァラ』

(C) 2024 NTR Arts. All rights reserved.

文=HOMINIS編集部

映画情報

『デーヴァラ』
新宿ピカデリー他にて絶賛上映中!
(C) 2024 NTR Arts. All rights reserved.