夫婦を演じる今田美桜と北村匠海、朝ドラ初出演の二宮和也、河合優実ら豪華なキャストの「あんぱん」での役どころ

2025.3.31(月)

3月31日から放送が開始された連続ドラマ小説第112作「あんぱん」。今田美桜と北村匠海が夫婦を演じる本作は、これまで数々の名作を生み出してきた朝ドラの定番ジャンルともいえる"女房もの"ということで放送前から期待が寄せられ、豪華キャスト陣にも熱い視線が注がれてきた。

50年以上にわたり愛され続ける国民的人気作「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした「あんぱん」。遅咲きの漫画家・柳井嵩とその妻のぶが、戦前、戦中、戦後の激動の時代を乗り越えながら「アンパンマン」に辿り着くまでの波乱万丈の人生が描かれる。

■今田美桜が快活なヒロインに！妻の視点から描く「アンパンマン」誕生までの人生

これまでも「ゲゲゲの女房」(2010年)や「まんぷく」(2018〜2019年)など、著名人の人生を妻の視点から描き、好評を博してきた連続ドラマ小説。「あんぱん」でも、高知での子ども時代、大切な人を奪っていく戦争、そして苦悩しながらも生きていく戦後の日々...と、荒波を乗り越えながら夢を追い続ける2人の姿が、ヒロインを中心につづられていく。

物語の主人公となる朝田のぶは、家族からの愛情をたっぷり受けて育った三姉妹の長女で、走ることが大好きなパワフルなヒロイン。行動力があり気の強い性格から"ハチキンおのぶ"と呼ばれ、少し気が弱くて頼りない嵩をどんな時も励まし、引っ張っていく。

高知の言葉で快活な女性を意味する"はちきん"なヒロインを演じるのは、3365人に及ぶオーディションから選ばれた今田美桜。「女性だって夢を持っていい」という父の教えを胸に、夢に向かって走り続けるキャラクターを、持ち前の明るさや豊かな表情を生かしてのびのびとポジティブに演じてくれることだろう。

一方の柳井嵩は漫画や絵を愛する穏やかな青年。幼くして父を亡くし伯父のもとで育つと、徴兵により戦地へ出征し、戦後は高知の新聞社で再会したのぶを追って上京。彼女の後押しもあり漫画家として独立し、様々な活動をしていく。役者やアーティストとしても活躍する北村匠海が、内気で心優しい人物をどのように表現していくのだろうか。

そんなのぶと嵩は、天井に穴が空いた六畳一間のボロアパート暮らしすら面白がり、やがて結婚することに。妻が夫を引っ張る関係性を体現する今田と北村のケミストリーにも期待だ。

■二宮和也と松嶋菜々子による夫婦など人間模様を紡ぐ実力派キャスト

そんな主人公たちを取り巻くキャラクターにも豪華な俳優陣が名を連ねる。当時の価値観に縛られず自由に生きる朝田家の父・結太郎役の加瀬亮、人との接し方に不器用な祖父・釜次役の吉田剛太郎など実力派揃い。

おてんばな姉に対し、誰が何を考えているかを察し、的確な行動をとるしっかり者の次女・蘭子役には目覚ましい活躍がつづく河合優実。さらに天真爛漫で歌うことが好きな三女・メイコ役に原菜乃華と、フレッシュなキャストも加わり、個性豊かな三姉妹を中心としたにぎやかな家族像を作り上げる。

柳井家は、海外赴任時代に病死し、物語開始時にはすでに故人となっている父・清役で二宮和也が連続テレビ小説初出演。文学や絵に造詣が深いキャラクターで、丸メガネにセンター分けという昭和なスタイルは放送前から話題を集めていた。

早くして夫を亡くした美しく勝ち気で利発な母・登美子役には松嶋菜々子。柳井診療所の院長をつとめる町医者で、嵩と弟・千尋(中沢元紀)の育ての親となる伯父・寛役の竹野内豊。阿部サダヲ演じるパン職人・草吉といった両家を取り巻く人々まで、錚々たる顔ぶれが集結している。

また、著名人を題材とした朝ドラといえばその人物の交友録も見どころで、「あんぱん」でもやなせたかしが作詞した「手のひらを太陽に」の作曲家・いずみたくをモデルにした人物が登場。Mrs. GREEN APPLEのボーカル・大森元貴がこのいせたくや役に抜擢されており、貴重な演技や名曲誕生の裏側も気になるところだ。

「アンパンマンのマーチ」の歌詞を引用しながら、やなせたかしと彼を支えた妻・暢の人生を、"愛と勇気"の物語として再構築していく「あんぱん」。これから半年間にわたり、豪華キャストによってどのような人間模様が積み上げられていくのか、じっくりと楽しんでいきたい。

文＝HOMINIS編集部

• 土屋太鳳、北村匠海らの現在の活躍を予感させる熱演！長谷川博己がリアルな教師像を作り上げた「映画 鈴木先生」
• 二宮和也＆若林正恭が次々と罠へ誘う...豪華8人が戦うPrime Video配信『シークレットNGハウス』
• 二宮和也の番組内での印象をダブルMCで共演の若林正恭(オードリー)が明かす「頼もしさと恐ろしさを感じた場面がある」