ジュノ(2PM)初のキスシーンも当時話題に！キム・ゴウンとの初々しいロマンスにも目を奪われる約10年前の時代劇「メモリーズ 追憶の剣」

2025.3.27(木)

35歳の誕生日である1月25日の韓国・ソウル公演を皮切りに、東京を含む世界4地域で開催されたファンコンサート＜2025 LEE JUNHO FAN-CON 〈Midnight Sun〉＞を成功裏に終えたジュノ(2PM)。

ソロとしてのアーティスト活動でも世界中のファンを魅了する一方で、今年はNetflixシリーズ「CASHERO ～ヒーローは現金を持つ～」やtvNの新ドラマ「テプン商事(原題)」といった主演ドラマが控えるなど、俳優業も絶好調だ。

"俳優イ・ジュノ"の人気と実力を高めた近年の代表作といえば、朝鮮王朝第22代王・正祖の若かりし日を演じた「赤い袖先」(2021年)だが、彼の時代劇初挑戦は2016年1月に日本でも公開された映画「メモリーズ 追憶の剣」(2015年)だ。

主演を務めるイ・ビョンホンを筆頭に、チョン・ドヨン、キム・ゴウンら韓国を代表する演技派女優も顔を揃えた本作は、時代に翻弄され、愛する人と戦わざるを得ない運命を背負った気高き剣士たちの生き様を壮大なスケールで描くアクション超大作。

高麗末期を舞台に、仲間の剣士を裏切り、国内随一の権力者へとのし上がったドッキ(後のユベク)をイ・ビョンホンが圧倒的なオーラで演じ、彼と愛を誓いながらも裏切られた女性剣士・ソルラン(後のウォルソ)の複雑な復讐心をチョン・ドヨンが凄まじい気迫で演じている。

ジュノが演じるのは、かつて高麗時代最強の剣士と言われたユベク(イ・ビョンホン)に仕える若き武士ユル。忠誠を誓ったユベクと、彼の命を狙う少女ホンイ(キム・ゴウン)との狭間で苦悩する役どころで、華麗な剣さばきや"野心家"らしい鋭い表情、少ないながらも情感のこもったセリフで存在感を示す。

キャスト全員がスタントなしで行なったソードアクションやワイヤーアクションも見せ場の連続で、抜群の運動神経を生かしたジュノの熱量みなぎるシーンも圧巻だ。

天真爛漫なヒロインを演じた「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」(2016年)や、巫堂役で強烈なインパクトを残した映画「破墓／パミョ」で知られるキム・ゴウン演じるホンイは、ユベクの裏切りによって命を落とした仲間の娘で、ウォルソが育て上げた最強の剣士。武術大会で出会ったユベクの右腕であるユルが心惹かれる"運命の相手"だ。

お酒を飲んで倒れてしまったホンイをおんぶして連れて帰ったユルは、眠るホンイを介抱しつつ何とも複雑な表情を見せ、ホンイとの間に絶妙な距離を開けて同じ布団で寝そべるシーンも。だがホンイはユベクに復讐を誓っており、ユルは禁断の恋へと足を踏み入れることに...。

超至近距離から唇を重ねる2人の初々しいラブシーンも必見で、勢い余って倒れ込んでしまう荒々しさに引き込まれてしまうこと必至。俳優イ・ジュノ初のキスシーンとあって当時は大きな話題となった。

イ・ビョンホンとチョン・ドヨンの壮絶なラブラインに心揺さぶられる一方で、どこか甘酸っぱさも感じさせるジュノ＆キム・ゴウンのロマンスシーンも今見ると貴重なショットの連続だ。

文＝川倉由起子

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