花澤香菜が10年ぶりのラジオ公開録音で魅せる、「明治 presents 花澤香菜のひとりでできるかな？」が紡いだ17年間

2025.3.23(日)

花澤香菜がパーソナリティを務める、文化放送にて毎週日曜放送中の「明治 presents 花澤香菜のひとりでできるかな？」の公開録音イベントが、2月15日に東京・パークタワーホールにて開催された。同番組の公開録音が行われたのは、2015年以来およそ10年ぶり。

今回は、昼夜2公演のうち、夜の部の様子をお届けする。

イベントは構成作家・坂本尚文による前説からスタート。本イベントは、前半が公開録音パートで後半がイベント会場限定パート。2月25日に花澤の誕生日を控えていたことから、イベントの途中でサプライズで誕生日を祝うことが告知され、観客全員でバースデーソングの練習をすることに。「ハッピーバースデー 香菜ちゃ～ん♪」と歌声が会場を包み、開始前から大きな盛り上がりを見せた。

前振りが終わると、「みんな～夜の部も、盛り上がっていけるのか～？」と花澤の声が会場内に響き、花澤と観客による「明治presents 花澤香菜のひとりでできるかな？」のタイトルコールでイベントがスタート。番組内のオープニング曲としてもお馴染みの「It's My Thing」が流れ、花澤が会場中央の扉から登場。水色のシャツに茶色のワンピースといったスクールガール風の可愛らしいスタイルの花澤に、会場は大きな拍手で応えた。

公開録音パートの始まりは、この10年間で花澤が大好きになったという「フリートーク」のコーナー。テーマとして花澤が選んだのは"寝相"。観客リスナーの寝相についても尋ねながら、「夢がおもしろすぎて爆笑しながら起きたこともある」と語り会場を盛り上げた。

また、ピラティスの先生・Wakanaとピラティス仲間・黒沢ともよとのお泊りの話にも発展。黒沢が「トマトでしゅか？」と寝言を呟いたり、最終的に花澤がWakanaに腕枕をしたという可愛らしいエピソードが繰り広げられリスナーを癒す。

続く「ふつおた紹介」では、リスナーから寄せられた"ふつおた"に花澤が答える。ラジオの聞き取り術から、年上彼氏のSNSで彼氏のお姉さまキャラ好きが発覚したお悩み相談まで、花澤と坂本の軽快なトークに会場は大盛り上がり。

妻を喜ばせる方法に関する相談では、イベントに来場していた妻に、花澤自身も好きなパンの美味しいレストランに連れてってもらう提案をするなど、観客との交流を楽しむ場面も。

人気コーナーの「ひとかな！目指せ明治のメイジン！」で行われたのは、「ひとかな3大〇〇」企画。同番組では、戸松遥、矢作紗友里とクリスマスを祝う「クリスマス回」や、花澤が水着を着てリスナーに水着の色を当ててもらう「水着回」が恒例だが、もし次に「〇〇回」を作るなら何が良いかをリスナーから募集し、そのアイデアを紹介。

昼の部にもゲスト登場した三四郎・相田周二の誕生日回、野球回、隠し芸回、とユニークな案が飛び出し、花澤はツッコミを入れつつ楽しそうにやりとり。特に、花澤の趣味であるピラティスを実践し、特有の呼吸音から動きを想像するピラティス回のアイデア紹介時には、花澤が呼吸音を交えて実践。会場からは大きな拍手が沸き起こった。

大盛り上がりのなか、公開録音パートは終了。高まった熱気のなか、イベント会場限定パートに突入した。

会場限定パートの冒頭では、イベント会場の前で観客が書いた花澤の誕生日を祝うボードが運び込まれ、ひとつひとつのメッセージをしっかりと読み込みコメントする場面も。冒頭で観客が練習していたバースデーソングも流れ出し、観客一体となり合唱し、花澤の誕生日を祝った。

そんなお祝いムードの中はじまった最初の企画は、「歴代Pのバースデープレゼント選び」。歴代プロデューサー3名から花澤へプレゼントが贈られるが、花澤は未開封の状態でプレゼントの紹介文をたよりに欲しいプレゼントを1つ選び、選ばれなかった2つは観客に抽選でプレゼントされるという仕組みだ。

現在プレミアがついている番組ゆかりのアイテムや、花澤の隠れた才能を引き出す可能性があるというアイテムが紹介され、花澤も観客もプレゼントの中身に興味津々。最後のプレゼントでは「新しい趣味にどうですか？乗るしかない、このビッグウェーブに！」の紹介文とともに、明らかに大きなプレゼントが登場し、中身を察した花澤が「これお客さんが持って帰る可能性あるんだよね？」と笑いながら頭を抱える事態に。

最終的に花澤は、新たな才能を引き出す可能性がある「ピンク色のけん玉」をチョイス。他の2つのプレゼントも開封され、過去に番組コーナーで活躍した「シュウォッチ」と、「ピンク色のサーフボード」が観客にプレゼントされた。

続いて、ラジオ番組で放送された過去の音源を元にした「ひとかな！超カルトクイズ」がスタート。回答した観客には、花澤が描いたほしいものクリアファイルがプレゼントされることに。

中尾衣里が2013年に語った夏の思い出(アニサマをアリーナのA席で観た)や、小林ゆうが2010年にシュウォッチで出した記録(8回)と言う高難易度なクイズのなか、特に苦戦したのが、2016年にはじめての水着回で、ディレクターが花澤に言った暴言を当てるというもの。観客からは「こんなの放送できない！」と驚きの回答もあるなか、正解は「それ盛ってるんですか？」。回答にツッコミをいれる花澤と観客に一体感が生まれ、イベントは大盛況のままエンディングへ。

エンディングでは、花澤から「本当に17年間、ひとかなを続けられて幸せ者だなと思います」と感謝が語られ、今後もラジオを頑張っていきたいという意気込みが語られた。最後は「お別れのお時間です。来週もみんな、きいてくれるかな？」と観客に呼びかけ、イベントは大きな拍手のなか幕を閉じた。

花澤の紡ぐ温かい言葉で、リスナーとの絆が深まった夜の部。17年間の歴史を持つ「明治 presents 花澤香菜のひとりでできるかな？」のこれからを、今後も楽しみながら見守っていきたい。

取材・文=ヤマ

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