杢代和人＆大倉空人＆小泉光咲、王道アイドル姿にげんじぶメンバーは？「熱愛プリンス」インタビュー

2025.3.21(金)

ドラマフィル「熱愛プリンス」(MBSドラマフィル枠ほかで順次放送・配信)が好評放送中だ。

本作は累計250万部突破の⻘⽉まどかの⼤⼈気漫画『熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き』(宙出版)をTVドラマ化したもの。親の再婚により、突如として憧れの三兄弟アイドル・Terzettoの遥(大倉空人)、梓(杢代和人)、理人(小泉光咲)の妹になった天宮まつり(林)。夢のような状況に思えたが、三兄弟は仲が悪く喧嘩ばかりだった。本当は仲の良い兄弟に憧れる梓の思いを知ったまつりは、絆を深めるために奮闘。徐々に仲を深めていく3人だったが、ある日、梓に「もう妹として見られない」と告白されて...といった物語だ。

HOMINISでは、劇中でアイドル・Terzettoの3人を演じる原因は自分にある。の杢代、大倉、小泉の3人にインタビュー。担当した主題歌「僕だけのPrincess」についてなど、たっぷりと語ってもらった。

――原因は自分にある。として、普段から一緒に活動している皆さん。ドラマ現場で一緒になるのは、どんなお気持ちなのでしょうか？

大倉「最初はちょっと不安でした。僕が演じる遥も"ステージとプライベートは違う"みたいなタイプなんですけど、僕もステージとプライベートは違うので、お芝居の現場ではどうなるんだろうって」

杢代「ちょっと待って、俺らといる時もプライベートじゃなくて仕事ね？」

大倉「あ、そう？(笑)でも、やっぱりお芝居の現場でいるときは、ちょっと心持ちが違ったりするので、どれが出るんだろうと思ったんですよ」

小泉「今までこういう機会がなかったので、楽しみな気持ちが1番最初にありました。僕、1人の現場だとすごく緊張しちゃう人なのですが、実際に撮影が始まってからも2人がいるので安心してお芝居ができています」

杢代「僕は撮影が始まる前から、絶対に楽しい現場になるだろうなと思っていました。というのも、数年前に空人と(メンバーの)武藤潤と一緒に舞台(『オープニングナイト』〜桜咲高校ミュージカル部〜)に出演したのですが、その舞台が僕"人生で忘れることがないんじゃないか"と思うくらい楽しかったんです。今でも思い出話するくらい」

大倉「たしかに、よくするよね」

杢代「なので、今回メンバー3人で一緒にドラマするのも絶対同じくらい楽しくなるんじゃないかなと思いました」

――実際、撮影が始まってからはどうでしょうか？

大倉「初めてドラマの現場で"げんじぶの大倉空人"が出てきて。皆さんに、素の自分をお見せするぐらい安心して、楽しくやらせてもらっています。もちろん撮影となったときには、気持ちを切り替えてやっていますけど、基本は"げんじぶの大倉空人"です」

杢代「僕は基本的にいつも通り変わらずですかね。ただ、やっぱり1人の時は緊張感もプレッシャーも本当にケタ違いなので。安心できる仲間がそばにいるというのは心強いなと思っています」

小泉「僕も基本的にはいつも通りですね。どの現場でもいつも通りなのですが、2人が現場を盛り上げてくれるからこそ、自分らしくいられるなと感じています。空人が言ってくれたように、スイッチをオンにするところは本当にみんな真剣に取り組んでいるので、メリハリがしっかりしていると思います」

――杢代さんは主演として、現場で意識されていることはありますか？

杢代「みんなが楽しく、この撮影を最後まで乗り越えてくれたらいいなという気持ちで、素の自分でいます。あとは、3人で固まっちゃうというよりも、現場にいるキャストみんなでしゃべったり、スタッフさんも聞いていて楽しい話をするようにしたりしています。でも、基本的には素ですね」

――ドラマのSNSにアップされていた、予告映像のリアクション動画も非常に盛り上がっていました。(インタビュー時は1話放送前)改めて、予告映像を見たお気持ちを教えてください

小泉「予告だけで、キャラクターがしっかり見えていたので、僕も一視聴者として早く見たいなという気持ちになりました」

大倉「予告映像を見たときは"このシーン、こうなったんだ！"という気持ちが素直にありました。それから、梓の胸キュンシーンが多い作品なので、僕も梓の胸キュンシーンにキュンキュンしましたね！1話本編がすごく楽しみになる予告でした」

杢代「心躍りましたね！やっぱり撮影していても、完成した映像を見るまでは、ちょっと緊張するというか、期待も不安もありましたから。でも、予告映像を見たらシンプルに1話をお届けできる実感も湧いてきたし、やっぱり早くみんなに届けたいなって。楽しみが増えたなと思いました」

――予告映像といえば、Terzettoとして歌唱されている楽曲『僕だけのPrincess』も流れました。これまでにもドラマの主題歌を担当された経験はありますが、3人で担当するというのは、また新鮮だったのではないでしょうか

大倉「すごく嬉しかったです。普段、原因は自分にある。として歌っている楽曲とはまた違った王道アイドルソングだったので、皆さんの反応がすごく楽しみだなあと」

杢代「今、空人が言ってくれたように、今までできなかった曲をこういう機会にできると言うのも嬉しかったですし、それ以前に主題歌を務めることができた嬉しさもありました。しかも、今回の楽曲を手掛けてくださったのが、これまでにげんじぶにも何度も楽曲提供してくださっている久下真音さんという！今まで支えてくださった方が、個人業・俳優活動でも力を貸してくださる優しさを感じましたし、より作品への愛が深まりましたね」

小泉「僕はもちろん嬉しいなと思いつつも、やっぱり3人だったから不思議な気持ちだなというのが正直なところでした。それにプラスして、今まで僕たちがやってこなかったようなキラキラアイドルの曲だったので、レコーディングをするときは"どういう感じで歌おうか"とか"理人として歌うってどういう感じなんだろう"という不安もあって、すごく難しかったです。ただ、完成した曲を聴いたときには、みんなキャラクターが見えるような歌い方でしたし、王道アイドル・キラキラソングという感じで、こういう世界線も...と思いました！ぜひ何度も聴いてほしいです」

――エキストラとして参加した観測者（原因は自分にある。のファンネーム）の皆さんの前で、歌唱した際は、どういう反応が返ってきましたか？

大倉「すごく良い反応をもらえました！普段、これだけシニカルな楽曲をやっているからこその反動なのか、すごく嬉しい気持ちになりましたし、王道アイドルって素敵やなぁと思いましたね」

――ちなみに、他のメンバーの皆さんからの反応はありましたか？

大倉「俺は潤から聞きました」

杢代「俺も潤だ！本当に、潤はふとしたときに、口ずさんでくれてるんですよ"あの曲いいよな〜"って。たぶん彼も歌いたかったんでしょうね」

大倉「ね！実は、一番王道アイドルをやりたかった人は武藤潤かもしれない」

――ドラマそのものについてはなにか感想はもらいましたか？

大倉「1話が放送されてから、感想を言われるとは思うのですが、たぶんメンバーが1番楽しみにしてくれているんじゃないかなと思います。正直、僕は今から見てくださる観測者の皆さんや視聴者の皆さんには申し訳ないですけど、たぶん、げんじぶメンバーが1番楽しみにしてますし、楽しんでます」

小泉「普段の僕らとちょっと違った部分が見れるのが、おもしろいよね。お互いのことを分かっているからこそ、楽しんでくれると思います」

――劇中にはPRISMというライバルグループのみなさんも登場します。ここは、PRISMに負けないという点と、ここはPRISMすごいなと思う点をそれぞれ教えてください

杢代「チームワークですよ！」

大倉「それは絶対負けない」

杢代「僕ら、もうデビュー6年で、本当に長い時間を共にしているので、チームワークは正直負けないかなと。会話しなくてもだいたい分かりますからね、何を考えているのか！むしろ、負けるところは人数の多さ！(笑)」

小泉「PRISMは本当に1人1人華があると思います。役としても、個人としても。それがチームとして完成しているのがすごいなと思います」

大倉「共演シーンは、今のところそこまでないんですけどね。でも、(松井)奏くんとは、最近4人でごはんに行かせていただきました。もっともっとPRISMの皆さんとTerzettoの3人、一緒のシーンが増えていったらいいなとは思っています」

――本作は推しアイドルが義理の兄になるという夢のようなシチュエーションが話題です。皆さんが考える、夢のようなシチュエーションがあれば教えてください！

小泉「僕は、家にラーメン屋があるっていう...」

杢代「さすがだな」

小泉「360度いろんなラーメン屋さんがあって、その日の気分で頼んだらすぐに出てくるっていう」

大倉「僕は、『ONE PIECE』とかアニメや漫画の世界に入り込みたい！」

杢代「マジで同じこと思った！」

大倉「アニメとか漫画がすごく好きなので、作品の世界に触れて、自分はなんの能力者なのかそういうのを知りたいですね。『HUNTER×HUNTER』でもいいな！大倉空人は何の念能力者なのか！」

杢代「念がなかったらどうするの？」

大倉「その世界で修行する！」

杢代「僕は毎日季節を選びたいです。冬は夏が恋しくなるし、夏は冬が恋しくなるなと思っているので、毎日季節を決められたら着たい洋服を選べるだろうなって。春の気分で1～2週間過ごして、春飽きてきたなーっていうところで、秋にいって、また1週間後に冬服着たくなると思うので、冬になって...みたいな！」

小泉「寒暖差で風邪引きそうだね」

取材・撮影=於ありさ
ヘアメイク=外山隼人
スタイリスト=北谷奈々

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