にじさんじ・壱百満天原サロメが1st LIVE「マイフェアレディ」で創り上げる夢の舞踏会
2025.3.5(水)

VTuberグループ「にじさんじ」に所属するライバー「壱百満天原サロメ」が1st LIVE ‟マイフェアレディ"を2/21に幕張メッセ 国際展示場 幕張イベントホールにて開催した。
多くのファンが待ちに待ったこの日。OP映像でスタートした本ライブは道を抜け城に辿り着くとサロメが現れる。観客に感謝を伝えつつ、今日のライブは「お嬢様に憧れる一般女性が夢を叶えるお話」だと告げた。ただのライブではなくストーリーがある本ライブに会場が引き込まれていく。

そうして始まった1曲目は「ハッピーエンドプリセンス」上坂すみれのカバーとなるこの曲はサロメにピッタリの一曲。歌詞で頻繫に登場する「~ですわ~!」に会場のボルテージが上がる。
ここで冒頭の物語に関連するお話が挟まれる。主人公であるサロメは舞踏会を開きたいと考えていた。しかし、サロメはまだ一般人。開けるような広い屋敷も莫大な財産もない。そこにフッと現れたのは魔女。フワフワと浮かぶ可愛らしい姿と相対するように邪気のある声で「夢を叶えてあげよう」と告げる。この魔女の声優は朴璐美が務めており、確かな演技力に会場が固唾を呑む。そうして「お願いしますわ!」と言ったサロメに魔法がかけられた次の瞬間、舞台では雪が舞っていた。
雪を背景に2曲目「好き!雪!本気マジック」を舞台に舞う雪と共に可憐に歌い上げる。休む間もなく「ミラクルペイント」へ。こちらもボカロ曲からのカバーで早口の曲が続くが間奏にも台詞を挟みつつ、サロメは歌う。曲の後半になるとステージ上にはサロメが夢見た舞踏会会場が出来ていき、最後には光輝く城となった。

しかし、綺麗な薔薇には棘があるもの。隅々まで舞踏会会場を見にサロメが去ると、魔女が不穏な言葉を観客に告げる。「見届けてやるか、小娘の結末を...」そうして邪悪な笑い声と共に魔女は去っていた。
何も知らないサロメはダンスをマスターしたい!と決意。そうしてはじまる「POP STAR」は平井堅からのカバー。ミラーボールと共に踊るサロメは可愛らしい動きで観客を虜にしていく。続く「スイートマジック」はサロメがゲストのために大きなケーキを作っていく。甘いスイーツに負けないほどサロメが醸す空気が甘い。

ケーキに誘われるかのように最初に現れたのは周央サンゴ。披露された「BORN TO BE PRINCESS」に会場から歓声があがる。続くアンジュ・カトリーナが「Alche miss Katrina」ジョー・力一が「レイテストショーマン」を披露すると2人の代名詞のような曲に会場のボルテージが更に上がった。まだまだゲストは終わらず、卯月コウが「放課後シャングリラ」樋口楓が「キュンリアス」と観客に休む暇を与えない。最後に登場したのは月ノ美兎。披露された「それゆけ!学級委員長」はメドレーのトリにふさわしい破壊力を秘めていた。
メドレーの後はいよいよ舞踏会がはじまる。「シャル・ウィ・ダンス?」踊りませんか?のタイトル通りサロメを中心に3:3の構図でライバーたちがエレガントに歌い踊った。


ゲストたちが去ると再び魔女が現れる。魔女が「全てが嘘!」と告げるとサロメが作ったケーキも会場も火に包まれ、サロメは自責の念に駆られてしまう。すると、出現したのはなんとダークサロメ。サロメの中の葛藤を表現するかのように披露された「てぃ~たいむ」は2人のサロメが音色を奏でる不思議な曲だった。この曲の直後からサロメは眠り、ダークサロメが主導権を握ると続けて「Whisper Whisper Whisper」「パンドラコール」を燃え尽きた屋敷を背景に歌唱。先程とは違う怪しく、昏い雰囲気に会場のサイリウムが揺れる。

ダークサロメを魔女にしようと再び魔女が現れる。しかし、そうはさせまいと出てきたのは卯月、アンジュ、ジョーの3人だ。「まだ舞踏会は終わっていない!」そうして流れたのは「MAGIC」。3人のポジティブなエネルギーはダークサロメも踊ってしまうほどで観客も勿論、踊るようにリズムをとる。息つく暇もなく樋口、月ノ美兎、周央がステージへ出ると始まったのは「LOVEマシーン」。会場から大きな歓声とコールが鳴り響き、4人を後押しする。


もう少しで心を開きそうなサロメだったが、根底には舞踏会が焼失したことよりも大きな問題があった。それは「別れに怯えている」ということ。「別れが来るくらいなら、最初から独りでいい!」そう叫ぶダークサロメに応えるように「×旋律-Schlehit Melodie」の音楽が叫ぶように鳴ると、ダークサロメも玉座に降臨するかのように悠々堂々歌い切った。

けれど、ゲストライバーの仲間たちは決して離れない。それぞれが気持ちをサロメに届け、最後にファンが「大好き!」を今日一番の声量で投げかけると遂にダークサロメからサロメが帰還を果たした。最後の曲は「世界を照らすテトラッド」。7人全員が笑顔で音楽を存分に楽しむかのように歌うと、観客からも笑顔が溢れた。歌い終えたサロメはもう迷わなかった。「私には素敵な音楽に楽しいお友達、支えてくれる皆様の愛がある!なにより、私自身の決意と努力で壱百満天のお嬢様になってみせる!」そう高らかに宣言すると、溢れ出した暖かな光が魔女を飲み込んだ。更にはゲストたちの力を借りサロメの城が復興すると、「皆様の愛で溢れたこの舞台が夢の舞踏会ですわ~!」と笑顔をこぼれさせステージを後にした。

アンコールでは代名詞ソング「壱百満点☆パクスサロメーナ」で観客と共にゴージャスなコール&レスポンスが披露されると、アンコールにも関わらず今日一番の熱気が会場を支配する。サロメの夢舞台もいよいよラストへ。「私はまだお嬢様じゃないけれど、今日はお嬢様にしてくれて本当にありがとう!」そうして告げる言葉には確かに愛がこもっていた。ラストソングは「ふぁむ・ふぁた~る」。妖艶なちょっと危険な可愛さは正に女神。最後の最後までファンたちを魅了した。サロメの舞踏会はまた行われるだろう。次。招待状を受け取るのはきっと貴方だ。

文=田中諒
⒞ANYCOLOR, Inc.
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