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駒田航&神尾晋一郎、ヨコハマ・ディビジョンは「みんなで誕プレ交換しあってます!」

2025.2.27(木)

「ヒプノシスマイク」ヨコハマ・ディビジョン 入間 銃兎、碧棺 左馬刻、毒島 メイソン 理鶯
「ヒプノシスマイク」ヨコハマ・ディビジョン 入間 銃兎、碧棺 左馬刻、毒島 メイソン 理鶯

2017年9月に始動し、さまざまなコンテンツを展開してきた音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」。その映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』が2月21日に公開された。

本作は、劇場用映画としては、日本初となる観客参加型の「インタラクティブ映画」という点でも話題。スクリーン上で描かれるディビジョン・ラップバトルの勝敗はスマホアプリを通じてリアルタイムで行われる投票数によって、ストーリーが進行する。

今回はヨコハマ・ディビジョンに所属する入間 銃兎役・駒田航と、毒島 メイソン 理鶯役・神尾晋一郎にインタビュー。映画化が発表された際の気持ちや、ヨコハマ・ディビジョンの仲睦まじいエピソードを語ってもらった。

――映画化されると知ったとき、どのような感想を持ちましたか?

駒田「ついに映画化にまでこぎつけた、というのがシンプルに嬉しく思いました。最初は音楽を世に出すシンプルなところから始まって、グッズやファンクラブ、そしてアニメと広がっていって、ついに映画になるんだな、と。それから自分たちで運命を決めるという、インタラクティブシステムもさすがだなと誇らしい気持ちにもなりましたね」

神尾「そもそもラッププロジェクトという点で、ラップという文化やヒップホップ文化の、判断の価値観を植え付ける一助にもなっている気がします。その上でこの映画では、日本初の試みもあったりして、どういう仕上がりになってるんだろうとわくわくしています」

――神尾さんはすでに試写を見たとのことですが、どうでしたか?

神尾「1日何回か行われている試写会のうち、2回目にいったんですけどスタッフさんが"神尾さん、1回目(シンジュク・ディビジョン 伊弉冉一二三役の)木島さんが観ていたんですけど、シンジュクが1回戦で負けました。でも、ヨコハマは進んでいっていましたよ"って言われて"え、じゃあ僕の観る回ダメかもしれないじゃん!なんで言っちゃうのよ"って思いました(笑)。ただ、映像がついた状態で自分たちのSecond Stageで披露される曲を観た時は、泣きそうになりましたね。勝ったなって思いましたもん」

神尾晋一郎が演じた毒島 メイソン 理鶯
神尾晋一郎が演じた毒島 メイソン 理鶯

(C)ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie

――駒田さんは、この7年を振り返って、どんなことを今思いますか?

駒田「ライブに関してはほぼ毎年のように開催してきて、直接アーティストさんとお会いしレコーディングしたり、非常に貴重な経験をしてきました。それを一緒に堪能していく時間が重なっていくことで絆は深まってより愛着や追及心が増していったなと思いますね。自分自身のラップに対して、側から聞いたときに"どういうラップに聴こえるんだろう"というのはやはり怖いこともあったのですが、自分の中でも7年をかけて銃兎というキャラクターを通して、スキルが高まっていったり、自分の中にラップというものがすごく溶け込みやすくなったなと思いました」

駒田航が演じた入間 銃兎
駒田航が演じた入間 銃兎

(C)ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie

――First Stageのバトル曲『Out of Harmony』、Second Stageのディビジョン曲『Choice Is Yours』を聞いた時の印象を教えてください

駒田「やっぱりバトル曲が1番"ヒプマイだよね"という感じがしました。激しいし言葉遣いも荒いし、そこら辺も含めてラップバトルだなと。それに勝ち上がるほど大変さがあるから、2回目3回目も頂点を目指すために、リリックが強い楽曲がきますし、どの曲も方向性が違うというところが見どころだなと感じています。基本的にはやっぱり完全に勝利を取りに行くぞという意志というか意地をちゃんと感じさせてくれるようなサウンドとリリックになっていたので、全曲楽しかったですよ」

神尾「オオサカとのバトル曲について言うと、お客さんの前で歌っても盛り上がる曲だろうなと思いました。あんまりオーディエンスに投げかけるということを、そこまでしてきてなかったヨコハマが、かなりオーディエンスに投げかけて"ともに行くぞ!"みたいな盛り上げ方をしてくれているので。曲を聴いた瞬間に勝ったなと思いましたね」

2月21日に公開された映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』

(C)ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie

――この7年で、ヨコハマ・ディビジョンの絆が深まったなと感じた出来事はありますか?

駒田「神尾さんと浅沼さん、ヒプマイがなくても7年の間に関係は深まっていると思いますけど、一緒にバトルの場面では"勝ちたいね"とか"観客を取り込みたいね"という思いを共有しながら、大勢の方々の前に立ってきたのは大きいなと思います。3人だけで表に立って、曲を披露するシーンもたくさんあったのですが、お互いを信じてないとできないような演出、観客の方に向けて言葉を投げかけるシーンも多々あって、そのたびに信頼の深まり具合は、十分を超えて十二分、十三分に感じてきました。そう考えると、この7年間は幸せだったなと思います」

――結構話し合うタイプなのでしょうか?それともぶっつけ本番で挑むタイプ?

駒田「リハの期間中は、スタッフさんも含めてかなりディスカッションしますね。トライアンドエラーをたくさんします。でも、逆にいうと直前はもうすごくふにゃふにゃふにゃというか、ラフにリラックスしてることが多いです」

――神尾さんは、絆の深まりを感じることはありますか?

神尾「ヨコハマ・ディビジョンは、毎年誕プレを交換しあっています!これは、ヒプマイで毎年会ってるからこそできることなのかなと思っています。他の作品で定期的に交換してるメンバーっている?」

駒田「毎年欠かさずというのはないかもしれないですね」

神尾「そうだよね?僕も、ヒプマイが初めてかも」

――なにがきっかけで、誕生日プレゼントの交換が始まったのでしょうか?

神尾「浅沼さんが誕生日とか関係なく、これ銃兎っぽいね、理鶯っぽいねって、街で見つけたアイテムをくれたりするんですよ。その流れから誕生日も交換するようになりました。ただ、僕と浅沼さんの誕生日が1週間違いなんで、駒ちゃんが大変そうで...(笑)」

駒田「たしかに、僕が一番負担がかかるんです(笑)。先輩方2人にプレゼントをあげる難しさを7年間通して、ひしひしと...」

神尾「え、楽しくなさそうだね?」

駒田「いやいや、そんなことはないですよ!?ただ、何にでも詳しい先輩相手ですから!難しいなって(笑)」

取材・文=於ありさ

映画情報

映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』
大ヒット上映中
配給:TOHO NEXT
(C)ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie
https://hypnosismic-movie.com/
https://hypnosismic.com/