井上祐貴、映画「ぼくまほ」で共演した八木勇征の印象は「体がすごく...」
2025.2.18(火)

原作・脚本を鈴木おさむ、主演を八木勇征(FANTASTICS)が務める映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」が2月21日(金)に公開される。
ある小さな村には秘密があった。それは「村の少年たちは18歳になると人生で一度だけ魔法を使える」ということ。この年、18歳を迎えたアキト(八木)、ハルヒ(井上祐貴)、ナツキ(櫻井海音)、ユキオ(椿泰我/IMP.)は、当初信じられずに笑い飛ばしていたが、やがてあることをきっかけに使い道を考える会議を開く。4人はどんなことに魔法を使うのか? 彼らの選択が自分たちの人生を大きく動かすーー。
今回はキャストのなかから井上にインタビューを実施。作品のことはもちろん、共演した3人の印象についても聞いた。
――ハルヒを演じるにあたって意識したポイントを教えてください
「ハルヒは生まれつき体が弱いので、そこは常に忘れないように演じました。演技として分かりやすいものだと声や笑い方だと思うのですが、その表現の仕方は意識しましたね」
――井上さんが考えるハルヒの魅力は?
「自分が辛い経験を味わっている分、人に対して優しくできるところです」
――井上さんが感じるハルヒとご自身との共通点を教えてください
「ハルヒが『魔法を使う』と決心をしたとき、すぐに動き始めましたが、その感覚ってすごく分かるんです。僕も自分がやりたい、見たい、行きたいと思ったことに対しては、良くも悪くも、すぐに行動しちゃうタイプです...(笑)。でもそれって、周りが見えなくなる瞬間でもあるじゃないですか。本来なら、そこで一歩立ち止まり、『本当にこれでいいのか』と自問自答することが大切だと思いますが、思いのままに動き出してしまうハルヒに共感できましたね」

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――4人のやりとりも色濃く描かれています。彼らの関係性については、どんなことを思われましたか?
「楽しそうだなと(笑)。クランクイン前に2回ほどリハーサルをさせていただいたんですけど、それが魔法をどう使うか会議をするシーンだったんです。僕のなかでは、4人で何度もリハーサルをして、みんなで準備をしたあの時間がすごく大きくて...。あのシーンをいきなり撮影当日にするのではなく、事前にリハーサル日を設けた結果、コミュニケーションもしっかりとれて撮影をすることができた。完成した作品を見て、改めて『リハーサルをやって良かったな』と思いました」
――幼なじみの関係性を構築するためにも、リハーサルをしていて良かったと
「そうですね。それは、僕たちキャストもスタッフさんも思っていたと思います。そのおかげで、幼なじみ4人の『仲の良さ』みたいなものが画面に出ていたんじゃないかなと思いますね」
――密にコミュニケーションをとっている分、現場で生まれたシーンや演技も多いんですか?
「多かったですね。たとえば、一度、僕が演じるハルヒと櫻井くんが演じるナツキの台詞をテレコにしたことがありました。段取りをして、リハーサルもして、実際に現場に入ったあと衣装も全部着て、あとは撮影をするだけ...となったときに、『ちょっと違和感があるね』という話になって相談して変えました。そんな現場で生まれるものも多かった気がします」
――キャストの方自身がアイデアを出すこともあったんですね
「はい。監督やプロデューサーさんからもありましたし、いろんな角度からいろんな意見を出し合っていた印象です。現場でしか見えないものもあったので、『これはこっちの方がいいんじゃないか』、『だったらこれは僕が言った方が成立しますよね』とディスカッションもしましたし、綿密に話し合いをしていたイメージですね」
――そんなほぼ同世代のキャストとの撮影はやはり"いいもの"でしたか?
「いいものでしたね(笑)。魔法会議は円になって話し合うんですけど、その中央にお菓子が置いてあるんですよ。同世代なんで、幼稚園とか小学校の頃よく食べたお菓子を見つけると『わー!』とか『あったな』とか言いながら食べて、くだらない会話で盛り上がれる。それって同世代ならではだと思うので、すごく良い時間だったなと思います」
――個性的な4人が集まったイメージがありますが...
「みんな結構自由人というか、いい意味で干渉せず、撮影中も変に気を遣うなんてこともなかったですね。みんな人見知りなので、最初は距離があったんですけど、クランクイン前にやった2回のリハーサルを経て、だんだん距離も縮まって、気づいたら居心地の良い空気ができていた気がします」
――そんな4人で、どんなお話をされたんですか?
「一緒に飲んだことはないのですが、みんなお酒を飲むんですよ。『お酒を飲むときに何を食べるのか』という話をしたとき、櫻井くんは焼き鳥が大好きすぎるらしく、暇があれば行ったことのない焼き鳥屋さんに入るのが好き、という話をしていました。椿くんは料理が趣味らしく、自分で作って1人で二日酔いになるらしいです(笑)。『二日酔いになったとき、俺は本当に何してんだよって思うんだよね』みたいな話をしていたんですけど、そう言いつつ、また同じことを繰り返すそうです(笑)。八木くんは、(所属事務所が)LDHなんで、どうしてもレモンサワーのイメージがあるじゃないですか。でも、聞いている感じ、イメージそのままでした。お酒を飲む番組でもレモンサワーを飲んでいましたね(笑)」
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――共演者それぞれの印象をお聞かせください。撮影を通して感じた八木さんのイメージは?
「『ストイック』ですね。役に対する取り組み方もそうですが、多分皆さんの印象にもある、体がすごくバキバキなんですよ。あれってなかなかできることじゃないじゃないですか。もちろん相当な知識も必要だし、忍耐力というか、続けることも難しいし、撮影中も近くで見ていて食事にも気をつけていたし...そこも含めてストイックな印象があります」
――続いて、櫻井さんはいかがですか?
「やっぱり『焼き鳥好き』。そのイメージが本当にあるんですよ(笑)。あと、サッカーがうまいですね。本編でもサッカーをするシーンがあるんですけど、僕が撮影をしたあとにそのシーンを撮っていたので、見学させてもらったのですが、櫻井くんは、サッカー経験者の僕から見ても『うまいな〜』と思いましたし、ボールのタッチがすごく柔らかくて上手でしたね」
――最後に椿さんについての印象を教えてください
「僕の中では一番の『ムードメーカー』です。明るいですし、MC力みたいなものもあるし、いろいろなことに慣れているんですよね。みんなで一緒に話をしていても心地良く、椿くんがいることで、会話がどんどん弾んでいく感覚がありました。椿くんが現場にいてくれると助かりましたし、現場のムードメーカーで本当にありがたい存在でした」
――本作は、18歳になった高校生たちが主人公の物語です。井上さんが高校生のときは、どんな学生だったんですか?
「僕はこの4人のなかで言うと、ナツキっぽいのかなと思います。ナツキは、運動が好きで、友達とのシーンは今回あまり描かれていないけど、きっと友達もたくさんいるんじゃないかなと思うんです。僕も、友達と放課後にサッカーをしたり、ボーリングに行ったり、カラオケに行ったりして、割と外で遊ぶことが好きな学生でしたね」
――最後に、本編で4人が使った魔法についてお聞きしたいです。彼らが選んだ選択については、どんなことを思われたのか教えてください。
「過程を見ずにその選択だけを見ると『本当かよ』と思う方もいると思いますし、僕も『まったくそう思わない』と答えると嘘になります。でも、脚本の鈴木おさむさん、監督の木村真人さんが、家庭での出来事、自分のこと、学校の友達、好きな人など、4人それぞれが抱えている葛藤や、最後の選択を繊細に描いてくださったからこそ、納得しました。自分たちが抱えているものと向き合った結果で決めているから、すごく素敵な選択だったなって思うんですよね」
文・写真=浜瀬将樹
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