これぞ古装男神！「沈香の夢」のチョン・イー(成毅)の新たなハマり役として反響を呼んだ「蓮花楼」の秀逸なブロマンス

2025.2.18(火)

中国の国民的女優ヤン・ズーと共演し、3つのキャラクターを見事に演じ分けたファンタジーラブ史劇「沈香の夢：前編～蓮の花芳る時～／後編～燃え尽きぬ愛～」で人気を爆発させ、"古装男神"とまで呼ばれているチョン・イー(成毅)。

続いて主演した時代劇「蓮花楼」では、美しすぎる古装姿のみならず、まるで舞踊のような剣術アクション、そしてチャーミングかつ熱きブロマンスが人気を集め、中国国内のドラマアワードで16冠を達成するなど、新たな"ハマリ役"として高い評価を獲得している。

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2月27日(木)より女性チャンネル♪LaLa TVにてCSベーシック初放送される「蓮花楼」は、チョン・イー演じるさすらいの神医・李蓮花(りれんか)を中心とした見目麗しき3人が、"武術"と"推理力"をもって陰謀に迫っていく武侠ドラマ。

謎多き李蓮花の正体は、10年前に宿命のライバル・笛飛声(てきひせい)との対戦で重傷を負い、消息を絶っていた伝説の剣神・李相夷(りしょうい)。

その時に猛毒に侵され余命僅かとなった李相夷は、属していた門派・四顧問も没落となり、身も心もボロボロに...。かつては天下一の剣客として名を馳せた素性を隠し、李蓮花と名前を変えて江湖を放浪しているという孤高のキャラクターだ。

そんな李蓮花が、ひょんなことから新米侠士・方多病(ほうたへい)と出会い、物語が動き出す。

方多病は幼い頃に一度だけ会った李相夷を師匠と崇めているのだが、目の前にいる李蓮花が当の本人だとは気づかず、優れた観察眼を持つ李蓮花に初対面であれこれ言い当てられて面白くない。それでも李蓮花の頭脳明晰さを目の当たりにし、共に江湖で起こる事件を解決する旅に出ないかと誘う。アイドルユニット"fresh極客少年団"出身としても知られるツォン・シュンシーが、初めこそ対立するものの次第に李蓮花に懐いていく弟キャラを愛嬌たっぷりに演じている。

そして2人の前に、李相夷との対決により自らも深手を負った笛飛声(シャオ・シュンヤオ)が、鉄仮面をつけ"阿飛"を名乗って現れる。

李蓮花が李相夷だと見抜いている笛飛声は、「私が認める敵は生涯ただ1人、李相夷のみ」と熱く迫るのだが、李蓮花は「今、天下一はお前だ」と受け流す。それでも笛飛声は「いつか必ず決着を」と食い下がり、かつての宿敵同士の因縁も浮き彫りに。こうして事情も目的も異なる3人が時にぶつかり、時に助け合いながらも事件を解決し、絆を育てていく。

ダイナミックな剣術アクションシーンはもちろん、本作ならではの見どころが、このメインキャラクター三者三様の個性が存分に生かされたブロマンスだ。

李相夷との決着をひたすら願う武闘派・笛飛声に、それを淡々とかわす李蓮花。そこに李蓮花に一目置く方多病が「先生に何をする！」と割って入る。李蓮花が「笛飛声とは旧知の仲だ」と言えば、方多病は「私だけ部外者のようで面白くない」と寂しそうな表情まで見せてくる。

正統派の武侠ドラマではあるものの、弟キャラの方多病と硬派な笛飛声が、まるで李蓮花を取り合う三角関係のような小競り合いが随所に盛り込まれ、ヒロイン不在ながらもこの絶妙なブロマンスにどハマりするファンが続出。中国最大のSNS・微博(Weibo)でも話題閲覧数682億回を超え、2023年猫眼武侠ネットドラマ熱度ランキングでも首位を獲得するなど、桁外れの反響を叩き出した。

旅を続ける中で芽生え、そして強く結ばれていく李蓮花・方多病・笛飛声の熱い絆。中でも、"李蓮花そのもの"と言われるほどハマり役だったチョン・イーの立ち居振る舞いにも目が惹きつけられる秀逸なブロマンス時代劇だ。

文＝酒寄美智子

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