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戸谷菊之介&榊原優希、トークイベントで『ジュラシック・ワールド』の魅力を語り合う

2025.2.14(金)

『トークLIVEザ・シネマ 戸谷菊之介×榊原優希 ガオガオトークSPECIAL』が2月8日(土)に新宿村LIVEで開催された。同イベントはスカパー!の洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」で放送される『ジュラシック・ワールド【ザ・シネマ新録版】』にザック・ミッチェル役で出演している戸谷菊之介とグレイ・ミッチェル役で出演している榊原優希によるトークイベント。集まったファンを前に『ジュラシック・ワールド』への熱い思いやゲームコーナーで大いに盛り上がった1時間半の模様をお届けする。

開演時間になり、ステージに登場した戸谷と榊原には大きな拍手が送られる。『ジュラシック』の大ファンだという榊原は「恐竜を布教しに来ました!」と語ると、戸谷は「布教されに来ました」と仲睦まじいやり取りを見せ、最初のトークテーマ「年末年始の過ごし方」では、戸谷が「今年初めて大掃除をしたんですよ」と明かし、コンロの油汚れの話題に花を咲かせた。

戸谷菊之介、榊原優希
戸谷菊之介、榊原優希

ここで戸谷が「僕、榊原とご一緒になるってことで思ってたことがあるんですよ」と話を切り出すと、「僕らいつまでさん付けなんですか?」とお互い「戸谷さん」「榊原さん」と呼んでいることから、もっと距離を縮めたいと榊原に話すと、榊原は照れくさそうな笑みを浮かべながらも「きっくん」、戸谷も慣れないながらも「ゆうくん」とお互いを呼び合うことに。

最初のコーナーは2人が吹替を担当した『ジュラシック・ワールド【ザ・シネマ新録版】』について。榊原はシリーズの大ファンになった理由について、「昔から母親が海外の映画が大好きで、その流れで見始めました」と明かした。榊原とは対照的にあまり洋画を見てこなかったという戸谷は、初めて『ジュラシック・ワールド』を見てその魅力に気づいたことを語ると、榊原はまるで自分のことのように喜んだ。戸谷がお気に入りのシーンとして明かしたのは、ティラノサウルスが模型を破壊して登場するシーン。このシーンはファンにとってはお馴染みのシーンだったようで、榊原は「僕たちはあれを見に行ってますから!」と興奮気味に同意し、『ジュラシック』シリーズの魅力を熱弁した。

『ジュラシック・ワールド【ザ・シネマ新録版】』のPVがスクリーンに映し出された後は、オーウェン役の山寺宏一から2人に向けてメッセージが読み上げられる。さらに新録吹替版の演出を担当した日向泰祐から戸谷に「戸谷さんは、オリジナリティ溢れる演技で、20代という年齢にしてすでに自分の演技の方向を理解しているように感じました。自然体なキャラクター作りで、演じている対象の実際の画の動きや雰囲気を大事にしているのは、非常に良いコトだと思います。これはすごく基礎的で単純なことなのですが、『単純』と『簡単』は大きく違います。『すごく小さい穴に糸を通す作業』のように、単純ですが非常に難易度の高い作業もあります。戸谷さんの演技は『繊細』と言ってしまえば簡単ですが、『非常に難易度の高いマニアックな演技を単純にこなせる』役者さんだなと私は思いました」と明かし、榊原には「シンプルに才能です。日本全国を探しても、こんな変な...あ、いや、特徴のある声はそうそういないと思います。変わった声の人種が多い声優業界でも5本の指に数えられる1人であることは間違い無いです。そんな才能ある声にして、今回演じてもらったのはアニメの絵では無く、実際のリアルな人間の役で、そこのリアルな部分をどこまで近づけられるか正直最初は不安でした。が、最初の1ロールテストでその不安は杞憂に終わりました。子供の演技の基本は『声を作って演じる』ということだと思いますが、榊原さんの場合は『声を作る』という作業をしなくても良いので、そこは本当に才能だと思います。その上、演技で大事な『画との距離感』もしっかりと把握しているので、仕事を一緒にする上では非常に心強い役者さんだなと思いました」とそれぞれにメッセージが送られると、2人はしみじみと聞き入っていた。

戸谷からの「映画館で必ずすることは?」という質問に、榊原は「ポップコーン!(塩・バターたっぷり Lサイズ購入)」と即答。戸谷も「ポップコーン購入バター系(塩バター・バター醤油など)」と回答すると、榊原は「塩味という括りでは理解できる(笑)」と冗談交じりに話した。「人生初の映画」については、榊原は『ジュラシック・パーク』や『バイオハザード』、『ハムナプトラ』と回答し、戸谷は「『ポケモン』。ジラーチの映画が初めて見た映画なんですけど、幼心にめっちゃ感動したのを覚えています」と語った。お互い大好きだというクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』の話になると、2人は表情を変えて魅力を語り明かし、この頃になると2人の距離は縮まっていた。

ファンからの質問コーナーで印象的だったのは、「1日だけ、好きな時代の好きな場所へ行きたいのか?」という質問。榊原は「天正10年6月1日くらいに本能寺に行って、織田信⻑さんに『明日光秀さん裏切るらしいっすよ』と伝えてみたいです(笑)」とウィットに富んだ回答で盛り上げると、戸谷は「未来に行きたいですね。100年後、1000年後にどうなっているのか。逆に人間が化石になった時代に僕が人間として現れたら、ヒューマンパークならぬヒューマンワールドできちゃうじゃん(笑)」と妄想を膨らませた。

続いては声優イベント恒例のゲームコーナーへ。「名作映画サイレント当てクイズ!」と題した、片方が映画にまつわるジェスチャーをして、もう片方がどの映画を表現しているのかを当てるゲームだ。『タイタニック』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といった王道の映画を次々と答えていく中で、『ミニオンズ』ではジェスチャー側の戸谷が手持ちのマルバツブザーを使うというファインプレーを見せて、お互い全問正解。ということで、最終的にはじゃんけんで勝敗を決めることになり、負けてしまった榊原は戸谷が考えた「ジュラシック・ワールド内のレストランで告白する」というシチュエーションで罰ゲームが行うと、会場からは笑い声とともに、大きな拍手が送られた。

大盛り上がりとなったプレゼント抽選会が終わると、いよいよエンディングへ。戸谷は「今日来ていただいてありがとうございます。『ジュラシック・ワールド』に参加できてめちゃくちゃ嬉しいですし、洋画吹替初めてでこだわって作った作品なので、作品を見て感想を送っていただけたら嬉しいです」、榊原は「『ジュラシック』シリーズも好きだし、映画も好きだし、吹替させていただいて、この場を設けていただけてすごく嬉しいです。すごく楽しみながら吹替やっているので、ぜひみなさま確認してみてください!」と締めくくり、大きな拍手に包まれる中、イベントは幕を閉じた。

取材・文=川崎龍也

作品情報

『(吹)ジュラシック・ワールド【ザ・シネマ新録版】』
初回放送:2月23日(日)21:00~ 独占テレビ初放送
チャンネル:ザ・シネマ

<ガオガオトーク SPECIAL Supported by スカパー! 配信概要>
番組名:「トーク LIVE ザ・シネマ」戸谷菊之介×榊原優希 実写洋画吹替デビュー記念!ガオガオトーク SPECIAL Supported by スカパー!
出演:戸谷菊之介、榊原優希
配信日時:2月8日(土) 18:00~ ※生配信 見逃し配信は 3月29日(土)12:00まで
チャンネル:スカパー! 番組配信 https://streaming.skyperfectv.co.jp/tv-2770623

視聴料金:スカパー! 加入者の方はどなたでも無料でご覧いただけます。
※配信限定アフタートークつき