「長相思」のタン・ジェンツー(檀健次)が完璧な王子キャラに変貌！アイドル出身のキャリアを生かしたイケボにも魅了される激甘ロマンス

2025.2.11(火)

中国の国民的女優ヤン・ズーの代表作の中でも、近年の当たり役といえばロマンス史劇「長相思」シリーズ。見目麗しい4人の"古装美男子"との恋愛模様が話題となった同シリーズにおいて、白銀の長髪姿がひと際美しい軍師・相柳役で人気を獲得したのがタン・ジェンツー(檀健次)だ。

もともと中国アイドルグループ"M.I.C.男団"出身で「長相思」のOSTでも美声を響かせていた彼は、とびきりスウィートなラブストーリー「今日も、君を想ってる」でもその"イケボ"を存分に生かしたロマンス演技で魅了！完全無欠の王子様キャラが注目を集めた。

2月13日(木)よりホームドラマチャンネルにて放送される「今日も、君を想ってる」は、「Go！Go！シンデレラは片想い」(2019年)、「美人骨」(前編：周生如故／後編：一生一世)、「ロマンスの降る街」(2024年)など、ドラマ化が続く中国の人気作家・墨宝非宝(モーバオ・フェイバオ)が自ら脚本も務めた"シンデレラ"ストーリー。

人気声優にして心臓外科医、さらには料理まで上手な"スーパーダーリン"ことモー・チンチョン(タン・ジェンツー)と、彼に憧れるヒロイン、グー・ション(ジョウ・イエ)の恋模様がロマンティックに紡がれていく。

大学院進学を控えるグー・ションは、"声声慢(ションションマン)"として活動する女子大生作曲家。ある日、親友とおしゃべりしていたボイスルームに突然、素性を公表していない憧れの声優"錆青磁(チアンチンツー)"が入室してくる。その日を境に、声だけで交流を続けてきた2人の距離は徐々に縮まっていく。そして遂に"錆青磁"こと心臓外科医モー・チンチョンと対面したグー・ションの甘くとろけるような恋が始まる。

タン・ジェンツーが演じる"声優・錆青磁"ことモー・チンチョンは、グー・ションにとっての"推し"だが、彼の方もションの声にひと目惚れならぬ"ひと聴き惚れ"。ボイスルームで交流しているだけの序盤から既に彼女の声を愛おしそうに満面の笑顔で聴いている、その姿が堪らなく魅力的だ。

その後も、初めて1対1で交わす会話のぎこちなさ、実際にデートするようになってからの初めてのカップルつなぎや遠慮がちなキス...と、胸キュンシーンが続々。時間をかけてファーストキスまで到達すると、その後は一転、甘くとろけるような溺愛ロマンスが展開する。

「長相思」では麗しい古装姿と荒々しいダークヒーローとのギャップで女性ファンをときめかせたジェンツーだが、現代劇で見せる爽やかイケメンもハマり役。顔出しNGの人気声優でありながら、その正体は白衣姿も凛々しい腕利きの心臓外科医というパーフェクトなスペックと人柄、ストレートな愛情表現という三拍子そろった"現代の王子様"を好演している。

対してヒロインのグー・ションを演じたジョウ・イエは、映画「少年の君」や「山河令」で着々とキャリアを築いている注目の新進女優。推しである"錆青磁"相手に緊張しながらラップを披露したかと思えば、付き合い始めてからはキスをおねだりするなど、恋に目覚めていくキュートなヒロインを作り上げた。

そんな2人の堪らない"激甘"なシーンの1つが、イチゴを頬張りながらのキス。イチゴを食べさせようとするションに、チンチョンは「イチゴだけ？」と甘く囁き、イチゴを頬張ってキスをする...。

ビジュアルも抜群の2人による、デザートのように甘いラブシーンが随所に散りばめられた本作は、グローバルなヒットを記録。タン・ジェンツーは医療シーンや料理シーンの所作も完璧にこなしながら、本編での歌唱シーンやOSTと、自身の"イケボ"を惜しみなく披露している。彼の甘く深い歌声を聴くだけでも神キャスティングぶりがよく分かる。

王道ラブコメにはありがちな恋敵の登場や2人の恋路を引き裂く波乱の展開もなく、とにかく甘いシンデレラストーリーに没入できる至福の時間――ジェンツーの"イケボ"に癒されながらこの激甘なロマンス展開を見守りたい。

文＝酒寄美智子

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