叡王戦で復位を目指す2025年が開幕。藤井聡太の1月の対局を振り返る!
2025.2.7(金)
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藤井にとって初の復位を目指す叡王戦トーナメントが始まった。王将戦、棋王戦のダブル防衛戦と並行しての戦いとなるが、ハードな日程も第一人者の宿命だ。
※対局予定棋士の名前の後の()内は藤井から見た過去の対戦成績。
1月8日に第10期叡王戦本戦で増田康宏八段と対戦。角換わり腰掛け銀から類型の少ない戦いとなる。藤井が攻め、増田が受けに回る展開が続くが、最後は増田の入玉をしっかりと阻止して寄せ切った。2回戦では戸辺誠七段(初手合)と対戦する。
1月12、13日にALSOK杯第74期王将戦七番勝負第1局で永瀬拓矢九段と対戦。相掛かりから先手の永瀬ペースとなり、藤井はまとめづらい戦いとなるが、大崩れせずにチャンスを待つ。徐々に混戦となり、残り時間が少ない中での競り合いとなった。最後は端に追いやられた金が中央を制圧する展開になり、まずは白星スタート。

1月19日に第18回朝日杯将棋オープン戦本戦で阿久津主税八段と対戦。横歩取りから激しい展開になり、阿久津ペースの戦いとなるが、踏み込むタイミングを逃さず藤井が逆転。最後は鮮やかに仕上げた。
同日に2回戦で服部慎一郎六段と対戦。服部の矢倉に後手の藤井は急戦。難解な戦いだったが、今年度9割近い勝率で勝ちまくる服部の勢いに押されて徐々に劣勢となる。終盤の勝負手もかわしきられ、投了に追い込まれた。
1月25、26日に王将戦第2局で永瀬九段と対戦。後手永瀬の誘導で、横歩取りになる。形勢判断の難しい将棋となるが、長考の応酬で小技を駆使し、気が付けば形勢をリード。良くなってからは確実に差を拡大し、最後は切れ味鋭い寄せで仕上げた。これで七番勝負は2勝0敗に。第3局は2月5、6日に行われる。
第50期棋王戦コナミグループ杯の挑戦者は増田康宏八段(6勝1敗)に決定。第1局は2月2日に行われる。増田は初のタイトル戦登場。
第74回NHK杯将棋トーナメント本戦、準々決勝で佐藤康光九段と対戦する。
第33期銀河戦で藤井は本戦Gブロックの最終戦に登場。その前には中村太地八段、糸谷哲郎八段らが控えている。放映は秋の予定。
ABEMA地域対抗戦2025で藤井は杉本昌隆八段率いるチーム中部のメンバーに選出。他の3人は豊島将之九段、澤田真吾七段、青嶋未来六段。予選Bリーグ1回戦ではチーム関東A(羽生善治九段、木村一基九段、佐々木勇気八段、三枚堂達也七段、黒沢怜生六段)と対戦する。
文=渡部壮大
放送情報【スカパー!】
[生]ALSOK杯 第74期 王将戦 七番勝負 第4局 1日目 藤井聡太王将 vs 永瀬拓矢九段
放送日時:2月15日(土)08:45~
放送チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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