竜星涼×生見愛瑠、映画「ショウタイムセブン」主演・阿部寛からの答えづらい質問を回顧「僕に聞かないでください!」
2025.2.6(木)
阿部寛が主演を務める映画「ショウタイムセブン」が2月7日(金)に全国公開される。
国民的ニュース番組「ショウタイム7」を降板させられた元人気キャスター・折本眞之輔(阿部)がパーソナリティーを務めるラジオ番組に、1本の脅迫電話がかかってくる。その直後、犯人の予告通りに発電所で爆破事件が起こった。交渉人として指名された折本は、降板した「ショウタイム7」に乗り込み、生放送中に犯人とやりとりをするが予測不能のラストが待ち受けていて...。
今回は折本の後任として「ショウタイム7」のキャスターとなった安積征哉役の竜星涼と、新人アナウンサー・結城千晴役の生見愛瑠に話を聞くことができた。
――緊迫感ある展開が続く本作。実際にこの世界観に飛び込んでみていかがでしたか?
竜星「初めてアナウンサーの役を演じさせていただいたのですが、楽しみな気持ちが反面、役者として試されてる感じもあるじゃないですか。『そもそも滑舌大丈夫かな』みたいな」
生見「確かに(笑)」
竜星「実際に生放送のニュース番組を担当しているスタッフの方々が来てくださったので、初日はすごく緊張しました(笑)。本当に皆さんテキパキと動くんですよ。本物のニュース番組感もあって、飲まれてしまいました」
生見「分かります(笑)。竜星さんがおっしゃったような緊迫感もそうですけど、私にとっては長回しが初めてだったんで、初日からずっと緊張していました」
――役としてはもちろんですが、ご本人の心情的にも本物のキャスターとして、アナウンサーとして生放送をやっている感覚にもなりそうですね
生見「本当にそうです。『私のところで間違えられない!』っていうか」
竜星「そうだよね。『阿部さんが長い台詞を話したあとだしな〜』みたいなね(笑)」
――違和感がないようにキャスターやアナウンサーとしていなければなりませんし、生放送的に物語は進みますし...普段の作品とはまた違った雰囲気なんですね
竜星「阿部さんも含めてそうだったと思うのですが、映画撮影用のカメラと、ニュース番組用のカメラがあって、それが全部自分に向けられていると思うと圧迫感を感じるんです。気を抜けないし、ずっと緊張感も保たないといけないし、普段やっているお芝居よりかなり大変でした(笑)」
生見「カメラ目線で演技をすることってあまりないじゃないですか。本番では、情報を伝えることに一生懸命になって、めっちゃ難しかったです。感情を入れるのもダメだったので、アナウンサーさんって本当にすごいなと思いました」
――脚本も担当された渡辺一貴監督とはどんなやりとりがあったのでしょうか?
竜星「普段、映像には映らない(キャラクターの)バックボーンに関しては、自分たちで考えることがあるのですが、今回は、監督の中でイメージする人物像や経歴を出していただき、優しく指南してくださいました」
生見「(結城役は)アナウンサーとしてしっかりしているけど、監督は『今どきの若者、今っぽさを出せたらいいな』とおっしゃられていたので、それも意識しながら演じていました」
――阿部さん演じる折本が犯人とやりとりするシーンも本作の見どころだと思います。現場で対峙してみていかがでしたか?
竜星「圧倒的なリーダーシップ力で引っ張ってくださって、阿部さんが現場にいると安心感があり、それは折本にも感じていたことでした。あと、阿部さんが折本を演じながら、どう物語を作っていくのか。その様子は近くで見ていても、ちょっと悔しい反面、憧れてしまうところもあって。とても素敵でした」
――生見さんは、俳優として阿部さんや竜星さんなど、先輩の名優たちと対峙してみていかがでしたか?
生見「緊張で1日が過ぎていく感じでしたね。でも、皆さん緊迫感ある演技をしたあとのスイッチの切り替えがすごくて...当たり前ですけど『さっきとは別人!』と思っていました。裏では本当に優しくて面白くて、すごく安心しましたね」
竜星「めるるは天才なんです。脳内で写真を撮ったかのように、台本の台詞がすぐに覚えられるらしいんですよ」
生見「このことは、撮影中にめっちゃイジられました(笑)」
竜星「すごいことじゃないですか。役者として一番欲しい能力ですよ」
――お互いの印象を教えてください
竜星「バラエティでもよくお見かけしますけど、今まで以上に、ドラマや映画でどんどん活躍する方なんだろうなと思いました。それくらい役として現場にいる感じがナチュラルなんです。すごく刺激がありましたし、新鮮でしたね」
生見「竜星さんは、すごくオーラがある人だなと思います」
竜星「どういうことなのよ(笑)?」
生見「一度、街でお見かけしたことがあったんですけど、オーラがあって話しかけられなくて!」
竜星「聞いてください。これ撮影期間中の話ですよ?(笑)」
――そうなんですか(笑)!
生見「だって、(当時)赤髪でロングコートを着てる人に話しかけられないじゃないですか」
竜星「イベントの為にスプレーで赤髪にしてた日を見られてたとは!(笑)話しかけられたら『どーもー』って言うよ(笑)」
生見「でも本当に明るい方ですし、面白いですし、美味しそうなお店もいっぱい教えてくれました」
――阿部さんの印象もお聞かせください。座長としていかがでしたか?
生見「まさしく『座長』という感じなんですけど、たまにギャップを感じて、可愛らしい一面もあるなと思うこともありました」
竜星「後輩の僕らが言うのもなんですけど、阿部さんって寡黙そうに見えて意外とチャーミングなんです。本読みのときも、僕に『竜星、滑舌いいな...俺の滑舌大丈夫?』って聞かれて」
生見「言ってましたね(笑)」
竜星「良いとも悪いとも言えないじゃないですか。『僕に聞かないでください。監督に聞いてください』と返しました(笑)。そうやって話しかけてくださるのって、僕ら後輩にとっても嬉しいことなんですよ。大人の俳優さんのなかでも、甘えられる余白があるというのは、魅力的な部分なのかなと思います」
――本作で、折本たちは事件に巻き込まれていきます。今回の撮影現場で感じた「事件的◯◯」を教えてください
竜星「阿部さんの差し入れって素敵なんですよ。 現場だけじゃなく、僕が舞台をやってるときも美味しい差し入れをしてくださるんです。そんななかで、映画の最中にシフォンケーキを差し入れしてくださったんですけど、それがまた"事件的"に美味しくて! 本当にどこでその(美味しいお店の)情報をキャッチしているのか不思議なんですよね〜」
生見「私、外食をほとんどしないので、お店をまったく知らないんですけど、先ほど言ったように撮影中に竜星さんがお店をいっぱい教えてくれました。まだ1軒も行けてないんですけど(笑)、本当に人気店すぎて予約が取れないんですよね。でも、"事件的"に美味しそうなお店を教えてもらったので、今度行きたいなと思っています」
竜星「『教えてもらったのに行けないじゃん』ってことも、ある意味で事件だね(笑)」
文・写真=浜瀬将樹
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