トロット界の新星アイドル、マイトロへの期待！元SM練習生、俳優、「ミスター・トロット」出演者...多様なバックボーンを持つ5人の成長過程に密着

2025.2.6(木)

"演歌・歌謡界の新星"こと新浜レオン、秋元康プロデュースの新グループ・SHOW-WA＆MATSURIら、演歌・歌謡曲の若き歌い手たちにスポットが当たる昨今。お隣の韓国でもK-POPと人気を二分する"トロット(韓国の伝統的な大衆歌謡)"ブームに沸いており、火付け役となったオーディション番組「ミスター・トロット」の日本版が2月19日(水)より配信開始になるなど、その人気は日本にも波及している。

そんなトロット界の"新星アイドル"として期待を集める5人組が"マイトロ"だ。

きっかけは、韓国で昨年10月より放送された「となりのトロット～マイトロ誕生物語」(2月7日(金)深夜よりKNTVにてTV初放送)。韓国トロット界でのデビューに向けて奮闘する5人を、韓国芸能界を代表する3人のヌナ(お姉さん)たちが"推し活"しながら応援する、"トロットドル(＝トロット＋アイドル)プロジェクト"密着バラエティだ。

マイトロとしてデビューを目指すのは、それぞれ異なるバックボーンを持つ5人――テイ、チョン・ユンジェ、ショウヘイ、イム・チェピョン、ソ・ウヒョク。

最年長のテイは、アイドルグループ・MR.MR.のメンバーとして日本で活動した経験があり、抜群のパフォーマンススキルを持っている。韓国ドラマ「ミッシング2～彼らがいた～」でデビューしたチョン・ユンジェや、「ザ・グローリー～輝かしき復讐～」で注目を集めたソ・ウヒョクにとっては新たな挑戦だ。オーディション番組「ミスター・トロット2」にも出演した歌手志望生イム・チェピョンは、親の借金返済で苦労しながらも夢を諦めない強いハートの持ち主で、ポテンシャルは十分。

そして唯一の日本人メンバーが、EXOに憧れてアイドルの道を目指したショウヘイだ。6年間の練習生生活で"SM ROOKIES"にも選ばれたが、デビュー直前で腰を痛め、夢を断念した過去がある。なじみの薄いトロットへの挑戦に悩んだ末に「トロット界で一番になる」と覚悟を決め、再び韓国へ。腰の痛みと戦いながら、デビューの夢を再び追いかける。

最初のエピソードでは、そんな5人それぞれの境遇や今回の挑戦に至った背景が紹介され、第2話では5人の初めてのレッスンの様子が放送される。

5人の初レッスンを担当するのはトロット界の名師匠イ・ヒョンジュン先生。初対面の挨拶が済むと、ヒョンジュン先生は「早速歌声が聞きたいな」と実力チェックを開始。トロットは"こぶし"をきかせるなど独特な歌唱法が求められるが、ショウヘイの驚くべき歌唱力には、「グループの宝だよ」と感嘆の声を上げる場面も。

だが、もちろんデビューへの道はたやすいものではない。ショウヘイ以外にも、大きな病気から懸命なリハビリを経て復活を果たしたメンバーがいたり、両親の借金を背負って体力的にもきつい仕事をこなしながらコツコツと練習してきたメンバーがいたり、それぞれにドラマを持つ5人。挑戦が始まると、ダンス経験のないメンバーが練習についていけず苦戦したり、ケガで練習から外れるメンバーが出たり...新たな問題が次々と勃発する。

波乱万丈な5人の挑戦の様子をスタジオで見守るのが、3人の"ヌナ(お姉さん)"たちだ。バラエティで活躍するイ・ヨンジャ、ソン・ウニ、キム・スクの3人が"推し活"さながらの熱量で、一喜一憂しながら彼らの成長を見守っていく。さらに第1話には、ウヒョクの先輩にあたる俳優ウ・ドファンがサプライズ登場し、温かいアドバイスを送る場面も印象的だ。

トロット界のアイドルを目指す彼らの日常生活はもちろん、努力を積み重ねたステージパフォーマンスからその成長ぶりを体感できるのも「となりのトロット～マイトロ誕生物語」の楽しみの一つ。3人のヌナたちと同様、"推し活"しながら彼らのデビューへの道のりを見守りたい。

文＝酒寄美智子

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