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戸谷菊之介と榊原優希が「ジュラシック・ワールド」新録で興奮を露わに!「例えようのない感覚、本当に夢心地でした」

2025.2.1(土)

マイケル・クライトンによる人気小説を、スティーヴン・スピルバーグ監督が当時最新の映像技術を駆使して映像化した「ジュラシック・パーク」。1993年に第1作が公開されると、その後1997年、2001年と続編が公開され、さらに2015年からは「ジュラシック・ワールド」シリーズとして2015年、2018年、2022年の3作、これまでに計6作が製作されてきた。

そして今年7月に全米公開予定の待望の新作「ジュラシック・ワールド・リバース(原題) / Jurassic World Rebirth」では、「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ監督がメガホンを取り、スティーヴン・スピルバーグらが製作総指揮を務める。新たなキャスト陣を迎え、前作の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(2022年公開)から5年後を舞台に描かれる第7作に、今から期待も高まる。

最新作の公開に先駆けて、ザ・シネマでは2015年に公開された「ジュラシック・ワールド」の日本語吹替版を、吹替えキャストを新たに"ザ・シネマ新録版"として放送予定。今回は吹替え収録直後の戸谷菊之介(兄・ザック役)と榊原優希(弟・グレイ役)にインタビューを実施した。

本作が日本語吹替え初挑戦の戸谷菊之介
本作が日本語吹替え初挑戦の戸谷菊之介

――新録版の収録が終わっての感想をお聞かせください

戸谷「めちゃくちゃ楽しく掛け合いすることが出来ました。『ジュラシック・ワールド』という素晴らしい作品に参加しているという高揚感も持ちつつ吹き替えに臨むことができて、良いものができたんじゃないかなと思うし、最高でした!」

榊原「まず、始まる前から楽しみで仕方なくて。小さい頃から『ジュラシック・パーク』シリーズなど一連の作品が大好きで、母親に『何回観てるの?』って言われるくらい、『ジュラシック・パーク』の1、2、3を観まくってたんです。そこからの『新作出るの!?』って喜び勇んで(劇場に)駆け付けたあの『ジュラシック・ワールド』を吹き替えたんだ、今、自分は!という、もう例えようのない感覚でしたね、終えた瞬間は。本当に夢心地でした」

――今回演じられた役について、ご自身との共通点はありますか?

戸谷「家族に対する接し方は、ザックの感じかなと思います。ちょっと思春期っぽい感じといいますか(笑)、家族だからこそちょっと雑に扱っちゃうみたいなところは、実は僕もそういうところがあって。気恥ずかしい感じは似ているかなと思います。だから最初のシーンは演じやすかったですね(笑)グレイに対して、ちょっときつくあたっちゃうというか」

榊原「でも(ザックの)端々から滲み出る優しさも、めちゃくちゃ戸谷さんっぽい」

戸谷「ありがとうございます(笑)。『ジュラシックワールド』を通じて優しく、自分もザック自身も楽しんで、かつピンチも一緒に乗り越える感じが、演じていてめっちゃ熱かったですね。そこも楽しかったです」

榊原「グレイくんって多分、好きなことについていっぱい調べて、知識を自分の中に詰めていって、『うわあ、これ本当にこうなんだ!』ってなるのが好きな気がするんです。そこはめちゃくちゃ似ているなと、自分で思いますね。僕も好きなことがあったりブームが来たりすると、それについてめちゃくちゃ調べちゃう。最近は免許をとったんですけど、その流れで車とか調べ出したり。『世界で一番高級な車ってどんなのだろう!?』とか、『一番大きい車ってどんなのだろう?』とか、気になって調べちゃって(笑)。同期の声優とラジオの帰り道とかに歩きながら、『あれって○○の車だ!』とかつい言っちゃってて、グレイくんと同じことをしてるなって思いました」


――今回は新録版ということで、山寺宏一さん、園崎未恵さんも日本語吹替を務めていますが、そこに参加してみていかがでしたか?

小さい頃から「ジュラシック・パーク」シリーズの大ファンだったという榊原優希
小さい頃から「ジュラシック・パーク」シリーズの大ファンだったという榊原優希

榊原「おふたりや他のキャストの方の声を聞きながら、そこに掛け合う形で声をあてたんですが、皆さんの緊迫感や、シーンを声で構成される力に圧倒される自分がいつつ、すごく引っ張っていただきました」

戸谷「山寺さんがめっちゃかっこよくて、『俺がアルファだ』のシーンなんですけど、テイク終わった後に思わず『かっこいい、今の...』って言っちゃいましたもんね」

――普段映画をご覧になるときは字幕ですか?吹替えですか?

榊原「僕は割と気分によって行ったり来たりしているかもしれないです。あと、吹き替えも出しつつ、かつ字幕も表示させたり。吹き替えだとこう訳されてるけど、字幕だとこうなってるんだとか、意外と差異があって、それぞれのバージョンの差を面白いなと思って観てることが多いです」

戸谷「字幕で観ることが多いですね、基本。向こうの俳優さんの演技とか結構好きで、それを観たいから字幕で観るというのもあります。でも逆に、吹替えでこの人が声をあててるんだというのが気になったら吹替えで観るという感じで、使いわけてるかもしれないです」

――作中ではおふたりが演じる兄弟にピンチが次々と襲い掛かりますが、実際に起こった"ピンチな出来事"はありますか?

榊原「まさにこの間ピンチがあって!夜中に突然、近所のスーパーで売ってるちょっとレアなヨーグルトが無性に食べたくなったんです。あと20分でスーパー閉まるな、いや、でも行けるか、よし!って感じで、電子マネーと一応クレジットカードだけをポケットに入れてスーパーに行ったんですけど、いざ着いたら機器の不具合で電子マネー決済が使えなくて。『こんなこともあろうかと!』と思ってカードを出したら、寝ぼけていたのか、自分の事務所の入館証を持って来ていて、『ちょいちょいちょい!』って...(笑)。でも『どうしてもこのヨーグルト食べたい!どうにか決済したい!』と思って、ダメ元でコートの裏ポケットに何か入ってないか探したら、なぜか500円玉が入ってて!奇跡の決済成功でした(笑)」

戸谷「去年の初めに何もお腹に入れられないくらいの胃腸炎になってしまって、それが三が日だったんですよ。だから病院もめちゃくちゃ並んでたんですけど、うずくまって待ってたら、お医者さんが『ちょっとやばそうだな』と気を遣ってくれて、診察まで少し早く入れてくれたんです...。そこで点滴もしてもらって、なんとか治ったというのがありました」

榊原「ちゃんとピンチだ!」

戸谷「そう、ちゃんとピンチ(笑)。乗り越えたとかでもなく、ヒヤヒヤしました...。初めて胃腸炎になったので、それまであまり胃腸炎のつらさを知らなかったんですけど、人に『この間、胃腸炎になったんだよね』とか言われたら、その痛みがわかるようになって、優しくなれました(笑)」

――最後に、新録版を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします

戸谷「初めての吹替えだったので、どうなってるか、早く僕も完成版を観たいんですが、『ジュラシック・ワールド』自体がめちゃくちゃ面白い作品ですし、僕らもこの吹き替えを経て、すごく良いものが出来上がったと思っています。ぜひ観ていただいて、一緒に『ジュラシック・ワールド』の世界を楽しんでいただけたらと思います」

榊原「吹き替えしてみて、本当に素敵な作品だなと改めて嚙み締めた、そんな収録でした。痺れるぜ、かっこいいぜ、ここ面白いなあ、というシーンがたくさんあったので、いっぱい楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」

取材・文=HOMINIS編集部

放送情報【スカパー!】

ジュラシック・ワールド【ザ・シネマ新録版】
放送日時:2025年2月23日(日)21:00~
チャンネル:ザ・シネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます