チャーリー・ハナムが新たなアーサー王を体現!聖剣で無双の映画「キング・アーサー(2017)」
2025.1.31(金)
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聖剣エクスカリバーの伝説は広く知られるところだ。
アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣で、その血筋の者しか扱うことはできない。
そんなエクスカリバーを豪快に描きつつ、アーサー王物語を現代風にアレンジした映画が2017年上映の「キング・アーサー」だ。歴史ある原作を軽妙に仕上げ、「シャーロック・ホームズ」シリーズや「アラジン」(2019年)をヒットに導いてきたガイ・リッチー監督がメガホンを取った。
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(C) Warner Bros. Entertainment Inc.
基本的なストーリーは原作と大きくは違わず、暴君ヴォーティガン(ジュード・ロウ)は兄であるユーサー王(エリック・バナ)に謀反を起こし、ユーサー王の息子であるアーサー(チャーリー・ハナム)が立ち上がるという物語となっている。
本作品最大の特徴がアーサーの生い立ち。両親を殺されて船で逃されたアーサーはスラムの売春宿で育ち、一人で生き抜いてきた。王の血筋を継ぐ者だが、高貴な振る舞いは見られない。平民の格好をして言葉遣いも荒っぽいし、なかなか王として戦う覚悟を持つことができない。
しかし、仲間の協力などもあり、アーサーは自らの過去と向き合い、運命に立ち向かっていく。少しずつ覚悟を固めていったからこそ、アーサーの戦う姿には勇気を与えられる。そして何よりエクスカリバーを使って戦うシーンが爽快で、まさに「無双」といって差し支えない戦いぶりで振り回すだけで敵をなぎ倒していく。スローモーションと独特なカメラ回しは評価が分かれるところではあるが、エクスカリバーの強さを際立たせるという点では確かな効力を放っていた。
そんなアーサーを演じたのがチャーリー・ハナム。これまでイケメンとしてセクシーと評されることもあった彼だが、今作ではひげをたくわえ、筋骨隆々が目立ちより男らしさを感じることができる。外見からして、アウトローに育ったアーサーを端的に表し、シンプルに「カッコいい男」を体現。なかなか戦うことを決心しない姿にはやきもきさせられるが、これまでになかったようなユニークなアーサー王として受け入れることができる。
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(C) Warner Bros. Entertainment Inc.
また、チャーリー・ハナム同様に映画全体を牽引する存在となっていたのが、敵役ヴォーティガンを演じたジュード・ロウ。兄を殺して王となったヴォーティガンは力に取り憑かれ、最愛の人を2度も殺めてしまうというキャラクター。器からして王に値しない人間なのだが、そんな"小ささ"をジュード・ロウは見事に表現していた。落ち着きのなさから、急な声の荒げ方まで、いつかは追われる身というある意味悲しきキャラを巧みに演じ、敵として存在感を十二分に放っていた。
物語の最大の見せ場が、アーサー軍とヴォーティガン擁する国王軍の戦い。エクスカリバーで無双してきたアーサーだが、パワーアップしたヴォーティガンを相手に一時は窮地に追いやられる。しかし、父ユーサーの幻覚を見たアーサーが反撃に成功し、ヴォーティガンをついに打倒する。物語としてはお約束の展開ではあるのだが、派手なアクションやビジュアルが華を添えており、クライマックスのバトルにふさわしい彩りとなっている。
作品全体を通して「アーサー王伝説」を知らなくても楽しめる構成となっており、むしろ予備知識がない方が先入観がないぶん鑑賞の邪魔にはならないかもしれない。実は元サッカー選手、デイヴィッド・ベッカムも出演している「キング・アーサー」では、チャーリー・ハナムが生み出した新たなアーサーの魅力にぜひ酔いしれてもらいたい。
文=まっつ
放送情報
キング・アーサー(2017)
放送日時:2025年2月2日(日) 10:00~ほか
チャンネル:WOWOWプラス
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