間宮祥太朗×白石麻衣、映画「アンダーニンジャ」でお互いのアクションを羨ましがる!?「踊りができる人って...」
2025.1.29(水)
山﨑賢人が主演を務める映画「アンダーニンジャ」が、1月24日(金)に全国公開される。
花沢健吾の同名大ヒット漫画を福田雄一が映画化! 忍者組織「NIN」の末端忍者(下忍)・雲隠九郎(山﨑)は、ある日重大な"忍務"を言い渡される。それは、戦後70年以上にわたって地下に潜り続ける「謎の組織」を調べることだったー。
今回、九郎に重大な忍務を良い渡すエリート忍者(中忍)・加藤役の間宮祥太朗と、凄腕のくノ一で、普段は編集者として働く鈴木を演じる白石麻衣にインタビューを実施。アクションのことや福田作品の魅力など、たっぷりと話を聞いた。
――まずは、完成作をご覧になっての感想や、胸に響いたポイントを教えてください
間宮「花沢先生が描くあの独特の温度感と、今まで見てきた方なら分かる福田監督ワールドがすごく融合していましたし、合わさった時に違和感がないなと思いました」
白石「原作の世界観がそのまま映像として映し出されていたので、見ていて面白かったです。福田監督の演出が加わったことで、カッコいいだけでなく、笑える部分もあって、あっという間に見終わった印象でした。時が経つのが早かったですね(笑)」
――そんな福田監督とのやりとりで印象深い演出はありましたか?
間宮「じつは、あまり(演出についてのお話が)なかったんですよ。最初、賢人と部屋で話しているシーンを撮ったんですけど、段取りをやったあと『こんな感じで大丈夫ですか?』と聞くと『全然大丈夫』と...。今回はアクションが多かったのが印象深かったですね」
白石「最初に『鈴木はとにかく強いくノ一だから、その強さをしっかり見せたい』と言っていただきました。鈴木の強さや鋭さなどを見せるためにも、アクションシーンでは妥協せず、しっかりやりたいと思っていたので、100パーセント以上の気持ちで演じました」
――間宮さんは、加藤を演じるうえでどんなところを大事にしましたか?
間宮「九郎は普段から朴訥としているけれど、加藤に対しては緊張感を持って接している...というのは原作にも映画にも描かれていたので、(加藤が出ることで)その『空気感が変わる感じ』が出せたらいいなと思っていました。アニメも見て、加藤の喋りのトーンも意識しましたが、あまり難しく考えずにやっていましたね。あと、ワイヤーアクションの経験がほとんどなかったので、その部分は難しかったです」
――鈴木を演じるなかで大事にしたシーンを教えてください。
白石「序盤は、鈴木のアクションから入るのですが、そのシーンは私もアクション部の方も納得いくまで撮りました。特に回し蹴りの場面は、一番いい画が撮れるまでやらせていただきました」
――お二人の話を聞いていると、やはりアクションが鍵になるのだと感じました。今回、アクションをするうえで、どのあたりを意識されましたか?
間宮「アクション部の方と話をしながら撮っていったんですけど、いろいろなギミックがありますし、明確に『こういうカットを撮る』というビジョンもあったので、それを一つずつ丁寧に共有していきました」
白石「これまで1、2回ほどしか経験がなく、ここまで本格的にアクションをやったのは初めてでした。今回、ほとんど自分でアクションシーンを撮らせていただいたので、最初は不安でしたね。特に猿田役の岡山(天音)さんとのアクションシーンは、息が合わずにズレるとすぐに崩れてしまうので、練習の段階から一つひとつ確認しながらやらせていただきました」
――間宮さんは、白石さんのアクションをご覧になっていかがでしたか?
間宮「(蜂谷紫音役の)宮世(琉弥)くんを見ても思ったのですが、白石さんは踊りができるじゃないですか。『ここでこうして...』と、動きや息を合わせるのも呼吸が必要なので、踊りができる人ってアクションも上手なんだな、と思いました。すごくスムーズでしたし、今回、忍者で重要な軽やかさも感じられたのですごいなと。やっぱり、僕とか天音って、かたいんですよ(笑)」
白石「そんなことないです(笑)」
――(笑)。白石さんは間宮さんのアクションをご覧になってどんなことを感じましたか?
白石「加藤と猿田のアクションシーンは、いろんなものを使いつつアクションをするので、大変だとは聞いていたんですけど...。出来上がったものを見て、本当に2人とも強そうだし、どこを切り取ってもアクションがカッコいいし、キャラクターの魅力も感じました。逆にあれだけ動けて羨ましいくらいです。それくらいすごかったですね」
――現場ではあまりお話をする機会がなかったそうですが、お互いの印象を教えてください
間宮「昔、ゲスト出演させていただいた作品で、1日がっつり撮影をしたことがあったんですが、それ以来でしたね。そのときは山田孝之さんや、(本作にも出演している)佐藤二朗さん(吉田昭和役)もいらっしゃいました。白石さんは清涼感のある方だな、という印象です」
白石「加藤のように無口でクールな印象です。本当に勝手なイメージで、あまり話してくれないのかもなって...(笑)」
間宮「そんなことないと思うな〜(笑)」
白石「勝手なイメージです(笑)。もう少し話す時間があったら印象が変わると思います。先日、舞台挨拶でご一緒したときには、しっかりしていらっしゃる方だなと思いました」
――過去にも福田作品に出演経験があるお二人。間宮さんは、どんなところに福田作品の魅力を感じていますか?
間宮「福田監督の映画やドラマだと知らずに見ても、すぐに『福田監督の作品だな』と分かるオリジナリティーがありますし、豪華キャストの皆さんの見たことがないようなシーンが見られるのもいいなと思います。あと『リズム』がありますよね。今回、ムロツヨシさん(大野役)と賢人のシーンで特に感じましたが、あれは福田監督の長回しのリズム感だなと思いました。引っ張って笑わせるのも福田監督ならではですよね(笑)」
――福田作品に携わってみて、白石さんはどんなことを感じていますか?
白石「私は今回で福田組2回目だったんですけど、独特の雰囲気があるんです。家族のような温かさや居心地の良さを感じるチームなのですが、それは福田さんの優しさからきているものだと思います。今回も前回と同じく、演出を何個も注文するというよりは、初日にひとつポンとおっしゃってくれて、やってみて違ったらちゃんと教えてもくれて...。私からしたらすごく分かりやすいですし、福田さんらしい演出も感じて、楽しい現場だなと思いました。ご一緒できて嬉しかったです」
取材・文=浜瀬将樹 撮影=MISUMI
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