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映画「BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレキングダウン~」に出演の木下暖日×吉澤要人(原因は自分にある。)の人生を変えた出会いとは

2025.1.22(水)

「1分間で最強を決める」という斬新なコンセプトで熱烈な支持を集める格闘技イベント「ブレイキングダウン」を題材としたバトルアクション映画「BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレキングダウン~」が1月31日(金)に公開される。

同作で主演を務めるのは、総勢2000人のオーディションを勝ち抜いた木下暖日と吉澤要人(原因は自分にある。)の2名。

今回は木下と吉澤に映画のことはもちろん、彼らの人生を変えた出会いなどについても話を伺った。

オーディションを生き抜いた、木下暖日と吉澤要人
オーディションを生き抜いた、木下暖日と吉澤要人

――まずはオーディションを突破しての感想を教えてください

吉澤「率直に決まって嬉しいです。実は、2000人も受けてたということを知ったのは、撮影終了後だったので"そんなに受けてたんだ"って思いましたし、そんな中から自分を選んでいただけたなんて、本当に感謝の一言です」

木下「僕も本当に嬉しかったです。正直、主演に選ばれた際には、ホッとしちゃったんですけど"ここで終わりじゃなくて、撮影こそ本番だ!(オーディションに)落ちちゃった人たちの分も頑張ろう"とは思いました」ただ、2000人っていうのは僕も後から聞いたので"そんなにいたんだ!"とびっくりしましたね」

――オーディション中、選ばれる自信は何%ぐらいでしたか?

吉澤「100%!...と言いたいところなんですけど、本音を言うと75%くらいです。自信がなかったわけじゃないですし、自分が誰よりも準備をしてきている自信はありましたけど、ライバルも多かったので。ベースが50%、自信が25%かなと」

木下「僕は、めちゃめちゃ100%だったんですけど、最後の最後、本当に決まるって瞬間、結果発表まで1時間ぐらい待って、そのときにいきなり50%くらいかなと緊張し始めましたね。オーディション中は緊張しなかったんですけど、待っている時間は不安になりました」

――撮影に向けて、どんな体づくりをしましたか?

吉澤「僕は筋肉で体を大きくしようとしたのですが、結構自分が体が大きくなりにくい体質みたいで。途中からは限りある時間の中で、どうしたら格闘家に近づけるかなと考えたときに絞るしかないと思い、とにかくタンパク質の食事ばかりを取って、絞りに絞って体脂肪を減らしました。ちょうどグループの春のツアーの時期とかぶっていたんですけど、それのおかげでより絞れました」

――ツアーに向けて体力を蓄えながら、絞るのは大変じゃなかったですか?

吉澤「大変は大変だったんですけど、どっちも楽しいことなので!」

――木下さんは?

木下「僕は高校を卒業してすぐだったので、ある程度、体はできてたと思います。ただ、部活を引退した後だったので、太らないように高校に行ってトレーニングルームを借りてトレーニングしました」

――朝倉さんや、先輩俳優の方なども出演されている本作。主演として現場を引っ張っていこうという気持ちと、先輩たちからたくさん吸収しようっていう気持ち、どちらが大きかったですか?

吉澤「両方ありました。主演としての責任感は忘れてはいけないなと思いながらも、こんなに恵まれた現場でお芝居をさせていただく機会はなかなかないので、学べることは全部学ぼうと。毎日が勉強で、宝物の日々でした」

木下「僕も両方です。オーディションで落ちた人たちの思いを背負っている分、僕たちで引っ張っていかないといけないなとは思っていたんですけど、僕に関しては全てが初めてで、教えてもらうものしかなかったので。毎日毎日食らいつく日々でしたね。がむしゃらに頑張って、覚えてっていう日々でした」

――具体的にどういうことを心がけましたか?

吉澤「僕は誰よりも、そのシーンのその世界観に存在しようという意識があったので、撮影が長丁場になって、ちょっと気が緩みそうになっても、"赤井竜馬でいよう!"と心がけました」

木下「僕はとりあえず、矢倉往年っていう役を責任感を持って成功させるということを意識していました」

――お互いの、第一印象は覚えていますか?

木下「オーディションの待合室が同じだったのですが、最初同い年だと勘違いしていたんです。途中で20歳っていうのを知って"お兄さんなんだ"と思いました。あと、こんな優しそうな雰囲気なのに、あんな表現の仕方ができるんだって。役作りのギャップにすごいなと思いましたね」

吉澤「初対面は"めちゃめちゃ大きい人いるな"って感じでした。身長が高いので、勝手に怖そうだなとも。それに、誰も持っていない余裕感があったので、これが初のオーディションだとは思わなかったですね。その余裕感が、ライバルとしては"この人、どんなものを持ってきてんだろう?"っていう恐怖感がありました」

――実際、木下さんは余裕があったのでしょうか?

木下「うーん...でも、僕、経験したことのないことに対しての自信がすごいんですよね。とりあえず勝てるとか、できるとか。だから、そう見えたのかもしれないです」

――そこから変化していった印象、撮影中に見たオーディション仲間の新たな一面があれば教えてください

吉澤「まず、暖日は本当に、思った以上に素直な子なんだなと思いました。お芝居中も、ガラスのような透き通った目で見つめてくるし、それが映像になってさらに魅力として溢れている。それは本当に暖日の素直さと正直さゆえなんだろうなって思いました。それから、吉祥丸役の久遠親くんも、知れば知るほど、めっちゃステキな方だなと思いました。11月にグループでライブをやった際にも、暖日と久遠くんが観に来てくれたんですけど、2人とも誰よりも手を振ってくれててかわいい一面があって。メインとなるリョーマ、イクト、吉祥丸の3人がこのメンバーでよかったなってすごく思いました」

木下「僕は、要人くんを含めて、キャストの皆さん全員の目や表情がオーディションのときと撮影のときで全然違ったことに感銘を受けました。目つきとか表情にまた1段階熱が加わっているのを"これだけ本気なんだ"って」

――映画を見てイクトとリョーマの出会いは人生を変えるような出会いだなと感じました。おふたりは、これまでに「この人と出会って人生が変わった」という人と出会ったことはありますか?

木下「僕は、3人います。今の社長と、僕をスカウトしてくれた日本ハムの球団のスカウトの方と、高校の野球部の監督なんです。僕、成績があまり良くなくて、卒業できるかできないかぐらいだったんですけど、そのときに野球部の監督に何とか成績を上げてもらえて卒業できたんです。それからスカウトマンの方は、僕の1個上の先輩にすごいピッチャーがいてその人を見に来たんですけど、なぜか僕のことを見つけてくれて。その方が今の社長と繋がりがあって、社長が会いに来てくれて、この仕事をできたので。言葉通り、人生を変える出会いだなと感じています」

吉澤「僕は、同じグループのメンバーたちです。やっぱり、自分の今を形成していくものの要素は、メンバー1人ずつだと思うので。メンバーとは8年ぐらい一緒にいますし、自分の人生に影響を与えてくれてる人たちだと思っています」

――おふたりの人生を変えた方々に、この作品に出ることを報告した際、どんな反応が返ってきましたか?

吉澤「実は、オーディションの日がグループの稼働と被ってしまって。のちに無事に「受かりました」って報告した際には、みんな自分のことのように喜んでくれて。本当にいいメンバーだなと思います」

木下「監督にはメールして、おめでとうって言ってもらいました。社長からも電話で。ただスカウトの方には、いただいた名刺の電話番号にかけたものの繋がらなくて。まだ僕からはお電話できてないんですけど、社長から話してくれているらしいです。僕からも話したいので、公開された後に話せたらいいなと思っています」

――最後にHOMINISの読者に向けて、おふたりの推しシーンを教えてください

吉澤「リョーマの推しシーンは、コウスケとのリング上での戦いのシーンです。やっぱり、あのシーンにリョーマという人間が詰まっていると思いますし、撮影もより力を入れた場所ではあるので、アクションはもちろん、表情の一つ一つを感じ取っていただけたら嬉しいなと思います」

木下「僕は吉祥丸とGACKTさんのアクションシーンです。それから、イクトが"行くぞ"というところ。かなり気合が入っているので、ぜひ観てほしいです」

取材・撮影=於ありさ

映画情報

映画『BLUE FIGHT〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』
1月31日(金) 全国ロードショー