White Tails(ワイテルズ)の集大成！「WhiteTails 最初で最後が武道館」「SSS in 武道館」で見せる6人とファンの絆

2025.1.16(木)

1月17日(金)をもって活動休止を発表している同級生６人組実況グループのWhite Tails【ワイテルズ】。活動休止を惜しむ声が後を絶たない彼らがおくる３daysリアルイベント「WhiteTails 最初で最後が武道館」「SSS in 武道館」が1月7日、8日、9日に開催された。イベント内容はファンには知らされておらず、事前のインタビューでは、Nakamu以外の5人にすら内容が知らされていないという前代未聞のイベントとなった。

White Tails【ワイテルズ】の独占インタビューはこちら

■初日「SSS in 武道館」

追加公演となった初日の「SSS in 武道館」の火蓋を切ったのは、水色の袴と純白の上衣にパンダの被り物という姿で登場したNakamu。歓声が飛び交うなか、追加公演までの経緯や「SSS」の真の意味などを話すと、遊戯で謎を解き鍋の具材を集める「最初で最後の新年会（公演最後に「最後」→「最高」に代わる演出があった）」がスタートした。

それぞれ被り物を身に着け、目隠しをされた状態でわちゃわちゃとステージに登場したBroooock、シャークん、きんとき、スマイル、きりやんの5人。そんな彼らに最初に告げられた企画は、５つの謎を解き、その報酬として獲得した材料を鍋を完成させるというもの。

メンバーの個性的な字や性格が表れる書取書初。天の声・Nakamuの助けを得つつホワイトボードを使いながら進め、アクシデントも多数起きた謎解御籤。ファンを巻き込みつつ多くの笑いを生み出した、成立福笑。ワイテルズ定番企画の選択寿司(ドラフト寿司)。ステージを縦横無尽に使った五種札取。合計5つの謎解きをBroooock、シャークん、きんとき、スマイル、きりやんの5人が協力しつつ動画から抜け出したかのようなテンションで進めていく。

全ての謎が解き終わり5種の具材をそろえるもお肉がないことにがっかりするメンバーを尻目に、Nakamuが突如「トイレに行ってくる」とMCを丸投げすると、しばしの間ファンとの交流タイムに入る。しかし、あまりにも戻りが遅くどうやら何かが仕掛けられていることに気づく5人。謎に気づいたファンの助けを借りつつ最終試練に挑み、それを解くとステージの端にいつの間にか大きな白い箱が...。

箱から現れたのは大きなお肉を抱えたNakamu。そのお肉を入れると鍋が完成し「SSS」(最初で最高の新年会)が攻略された。

■2日目「WhiteTails 最初が武道館」

「SSS」を超える超満員のファンのなかで迎えた2日目の「WhiteTails 最初で最後が武道館」は、Nakamuによる緊張感を感じさせない事前アナウンスが会場を沸かせると、OPムービーと豪華な紙吹雪で開幕した。

2日目のコンセプトはズバリ「リハーサル」。楽屋からステージへ向かう映像が流れ、機材の片付けやイタズラなどリラックスした姿を見せるメンバーにファンの顔も綻んでいく。また、ファンをスタッフさんと呼ぶとグッズ販売されたLEDバンドの光がステージの演出と連動することで会場の一体感が高まっていく。

翌日に向けたプログラムのリハーサルと称し、最初に行われた企画は「タスキをつなげ！苦手なこと6連続成功ゲーム」。Broooock、シャークん、きんとき、スマイル、きりやんがそれぞれ「漢字の読み」、「モノマネ」、「イラスト」、「歌(鼻歌)」、「スポーツ(リフティング)」に挑戦。最後に苦手なことがないというNakamuが「テーブルクロス引き」をクリアすると会場から大きな歓声があがった。

続いては、集まったアンケートから答えを導き、ウケ度合いによって電流が流れる「アンケート大喜利」。電流を流されたメンバーの個性的なリアクションに笑いが巻き起こった。

するとここでとあるアクシデントが...。翌日に使用する機材をUFOキャッチャーの中に入れたまま業者が帰ってしまったという。そのため、自腹でUFOキャッチャーに挑戦することに。無事(？)にいくつかの機材を取り出すこと成功すると、一旦休憩ということで楽屋へ移動する映像が流れる。

しかし、ここでまさかのサプライズ企画が...。休止後に里芋農家になるというきりやんに対し、「里芋9種類24時間以内に覚えられるかなチャレンジ」が告げられる。

続いて、紙吹雪が足りなくなり、ステージの真ん中で紙吹雪を制作する6人。なんともシュールだが、紙吹雪を制作しながら「単語逆さま読みゲーム」「フォークダンス」「クイズ」などを交え楽しそうな様子を見せる。

特殊効果(BGMやステージ上の)の確認を挟み、Nakamu作詞GOODWARP作曲でこの日のために制作されたバラード曲「クロノスタシス」をきんときが披露。これまでの活動の軌跡を彷彿とさせるような歌詞と優しげな歌声にファンは没入していく。

全てのプログラムのリハーサルが終了すると、ステージの全体を確認し、6人でこれまでの活動を振り返って雑談をするエモーショナルな雰囲気に。しかし、ここでリハーサルであることを思い出した6人はいつものような軽い雰囲気に戻り、ファンとのコール＆レスポンスを楽しむと翌日に向けての気合いを入れ、「WhiteTails 最初で最後が武道館」のリハーサルは終了した。

■3日目「WhiteTails最後が武道館」

ついに最終日を迎えた「WhiteTails 最初で最後が武道館」のスタートはアリーナ席の各方向からメンバーが登場し、ステージに集結。これまで以上に近い距離感に早くもファンのボルテージが上がっていく。

最初のプログラム、五感バラバラアドベンチャーレースでは3チーム(きんとき＆Nakamu、スマイル＆きりやん、Broooock＆シャークん)に分かれ、WhiteTailsらしいアドベンチャーを攻略していく。

幕間でBroooock、スマイル、シャークんの休止後の活動を語るインタビュー映像が流れ、これからの方針が明らかになると、驚く声や喜ぶ声などファンの様々な感情が渦巻いた。

次のプログラムでは、「シャークん＆スマイルのゲーム実況produced by Broooock」と題し、Broooockがこの日のために制作したゲームをスマイル、シャークんがプレイし、事前に集めたNGワードを言った瞬間に前日も使用した電流が流れるという企画が行われた。アクシデントで完走とはいかなかったものの、Broooockのゲームに対する熱量とシャークん＆スマイルの仲睦まじさを感じるものとなった。

続いては、前日にきりやんに告げられた「きりやんの24時間里芋チャレンジ」がついに開始。事前に自信のほどを尋ねると「全問正解します！」とのことだったが、実際にチャレンジがスタートすると、勉強の成果を発揮し見事に全問正解。その喜びをきりやんは全身で表現し、それに呼応するように大きな拍手が起きた。

きりやん、きんときの休止後の活動を語るインタビュー映像の後に行われたNakamuの今後に沿ったプログラムではメンバー６人によるコント「くしゃみ」が披露され、女装したNakamuや見事な太鼓の達人の腕前を見せたシャークんなどに会場は大いに盛り上がった。

Broooock＆スマイルによる若干グダグダなMCをはさみ、しっぽ会(メンバーシップ)限定のコンテンツであるワイテバンド(きりやん、Nakamu、きんとき、シャークん)による生演奏が開始。花龍列車主題歌である「夜市」、ワイテバンドオリジナルソング「ジブンシ」の2曲を披露した。

その後には、メンバーそれぞれが書いてきた手紙を読みあげると、活動休止を惜しむ気持ちから会場からもすすり泣く声が聞こえてきた。お互いへの思いや、これまでの活動に想いを馳せ、それぞれの道に対する激励をすることで6人の絆を再確認した。

そして、会場を見渡しファンに向けての感謝を6人が伝えると、WhiteTailsの集大成たる「WhiteTails 最初で最後が武道館」は大団円を迎えた。

最後に、イベントの全日程を終えた直後のメンバーにインタビューを行った。

――３日間やりきっての感想は？
Broooockシャークん「た゛の゛し゛か゛っ゛た゛ぁ゛ぁ゛！」
Nakamu「長いようで短かったな。体感一瞬だった」
一同「間違いない笑」
Nakamu「俺、この三日間夢もみてないよ(睡眠時間的に)。ホテルのベットの上ぐちゃぐちゃでベッドメイクもしてもらえないし笑」
きりやんシャークん「わかる笑」

――一番印象深いプログラムは？
Nakamu「ごめん、コント。やっぱ最後に6人で作り上げれた感があって」
きりやん「確かに。でも、あえて別のことを言うなら里芋かな。あれ全問正解できたのは嬉しかった」
きんとき「俺もコント以外で言うなら、2日目のビリビリかな」
一同「あー、あれは面白さなら確かに一番」
シャークん「おれはバンドかな。必死に叩いててわかんなかったから、自分たちの演奏見たい」
スマイル「俺もきんときと同じで2日目のビリビリかな。あれ面白すぎて、ついつい長時間やっちゃったからね」
きんとき「でも、(スマイルは)あんま喰らって無くない？」
Nakamu「シャークんにとっては最悪の記憶だね」
シャークん「たしかに。最悪といえば、パクチーの話しなくていいの？」
一同「笑」
Nakamu「最悪のほうの一番ね。多分あれで吐きそうになったのが初泣き笑」
一同「はやすぎ笑」

――休止まで残り約１週間、どのように過ごす予定ですか？
Broooock「まだ考えれない。とりあえず一日は寝たいな笑」
Nakamu「それ、一番良い回答だな。俺は急に仕事なくなって戸惑ってるな。あとは忙しくて、最近会えてない友達とご飯いきたい」
一同「たしかに笑」
きりやん「とりあえずゴロゴロしようかな。正月に実家も帰れてないし、帰るわ笑」
Nakamu「スマイルは？俺、この3日でお前のことホントに見直してたんだよね」
スマイル「あ、ありがとう。じゃあ、一つやり残したことあるんだよね」
一同「なになに？」
スマイル「(何かを取り出す)」
一同「あー、原稿！」
スマイル「15日ガチの締切です！」
Nakamu「頑張ります！」
きりやん「この記事出たときに、本が完成してないのばれる」
シャークん「うわー思い出した。でも、今は(イベント直後で)書けないし...」
Broooock「そう、どうせ今考えられないからいいや」
一同「たしかに」
スマイル「マジで、一日集まって作業しよう」
一同「それはあり」
Nakamu「それさ、ＳＳＳの鍋と日程合わせて、原稿終わらせてから鍋しようよ」
一同「いいね」
きりやん「ということで、『あたらしいわいてるず』という本を出すのでそちらも是非よろしくお願いします」

文・取材＝HOMINIS編集部
追加公演TOKYO FM主催 WhiteTails『SSS in 武道館』
WhiteTails 『最初で最後が武道館』

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