伊藤あさひ&武藤潤、主演ドラマ「ふったらどしゃぶり」は「気合いを入れて挑んでいます」
2025.1.15(水)
伊藤あさひ&武藤潤(原因は自分にある。)がW主演を務めるドラマ特区「ふったらどしゃぶり」が、MBS(毎日放送/MBSは毎週木曜24:59〜)ほかで順次放送中だ。
一穂ミチのBL代表作をドラマ化した本作。密かに思いを寄せている藤澤和章(松本大輝)と同居中の半井整(伊藤)と、恋人・水谷かおり(秋田汐梨)とのレスに悩む萩原一顕(武藤)は、同じ家電メーカーに務めていた。ある日、一顕が整に間違いメールを送ったことをきっかけに二人の恋が動き出して...。
今回、伊藤と武藤にインタビューを実施。作品のことはもちろん、初共演となったお互いの印象についてなど、たっぷりと語ってもらった。
――原作や脚本を読んだときに感じた想いから聞かせてください
伊藤「登場人物の心理描写や情景が綺麗で明確に伝わってくる内容だったので、これを映像作品にすることで、より美しく皆さんにお伝えできるのでは、と楽しみにしていました。役と同じような悩みや寂しさを抱えている方にも寄り添える作品なので、そういったところも楽しんでいただけたらと思います」
武藤「『一人の人間を愛することによって、自分が翻弄されていく様』を鮮明に描いている原作だったので、よりリアリティーを乗せて視聴者さんに伝えられたらいいな、と思いました」
――役を演じるうえで、意識したところを教えてください
伊藤「整の大切な人が、もう一人のかずあき(和章)なので、『彼か彼以外か』は大事にしています。和章には顔色も伺うし、嫌われたくない気持ちもある。でも、他の場所では何を思われてもいいと思っている...その対比は意識しています。
あとは普段よりも台詞の言い方をマイルドにして、プライベートで喋っている感覚に近い状態で演じるようにしています。台詞っぽい台詞にはならないようにして、伝えたいことをしっかり伝えないといけないな、と思っています」
武藤「ドラマに長時間出させていただくのは、今回が初めてのことでして。これまでやらせていただく機会が多かった舞台で得たお芝居と、このドラマで必要とされるお芝居は違うので、監督さんと細かいニュアンスを相談しつつ、より自然体を意識して演じています。
会社にいるときの一顕、かおりといるときの一顕、整といるときの一顕、いろんな面があるので、その違いを見せられたら面白いなと思いますし、そこの変化は見どころかなと思います」
――演じたキャラクターについて「共感できたこと」、もしくは「共感できないこと」は?
伊藤「脚本を読むだけでは、『整はどういうキャラクターなんだろう』と掴めない部分があったんですけど、実際に演じてみると、好きな人には甘えたり、ちょっと試すようなところがあったりして...。
僕もどちらかと言うと、先輩に甘えやすいタイプなので、そういうところは共感できるなと思いました。寂しさを抱えている部分や、ふとしたときに孤独を感じる瞬間は、『人間みんなそういうときあるよな』と思いましたし、自分も繊細に表現できたらなと思っていました」
武藤「僕も思ったことを口に出すときもあれば、周りの環境が変わることによって、うまく伝えられず、自分の中で思い留めておくことが多いので、そういうところは共感できます。逆にできない部分としては、僕、メールが続かないタイプで...」
伊藤「(メールを送ったが)全然返信がなかったです(笑)」
武藤「すみません(笑)」
――武藤さんは整、伊藤さんは一顕について思うことがあれば教えてください
伊藤「初めて脚本を読んだときから、男性としてすごく共感しやすいキャラクターで、だからこそ彼の気持ちも分かるなと思いました。一顕はめっちゃいいヤツなんで、いろんな人に愛されるだろうなと思いましたし、自分の一番大切な人から拒絶されるところは、自分も心が痛くなりました」
武藤「会話をしていくなかで、急にとんでもないことを言い出す整がすごく好きです。彼が何を考えているのか知りたくなるし、沼にハマる状況を作り出せる整は不思議な人。周りにいたら友達になりたくなるタイプだと思います」
――インタビュー時点でまだ撮影して間もないですが、印象に残っているエピソードを教えてください
伊藤「今は一緒に撮影したのが1シーンしかないんですけど(笑)、そのとき夕日が綺麗で、初めて一緒に写真を撮りましたね。一緒に撮影したのが、整が一顕を突き放すシーンだったのですが、そのときめっちゃ晴れていたんですよ。これから撮る『二人の関係が深まるシーン』は雨で、逆に晴れているときに突き放すシーンがあるって...この作品ならではなのかなと思います」
武藤「今引き離された状態で止まっているので、早く楽しいシーンを撮りたいです(笑)。これから、いっぱい写真を撮り合いたいなと思います」
――お互いの印象について教えてください
伊藤「武藤くんはちょっとほっとけない感じがあって、一顕にぴったりな方だなと思いました。整と一顕の間では力関係が明確にあって、整は言いたいことをバシッと言って、疑問に思ったことは聞くけど、一顕はうろたえる...みたいなシーンが多いんです。
僕も整と同じような部分があると思うので、そういった関係性は、お芝居じゃなくても、自然と二人の間で流れそうだな、という感覚が最初にお会いした時からありましたね。すごく頼もしいなと感じていました」
武藤「『こういう人っているんだけど、何を考えているのか分からないんだよな』と、脚本を読んでいるだけでは、整のイメージが掴めなかったんですよ。そんななかで初めて一緒に撮影に挑んだんですが、あさひさんが整を演じることによって『こういうことか!』となれたというか。整がそこにいて、台詞を受けているこちらがお芝居をさせてもらっている状況になれたんで、すごく楽しかったです」
――最後に撮影の意気込みをお願いします
伊藤「責任がある役どころですが、表現も自由に、体も自由に、二人でやっていけたらいいなと思いますし、二人でいいものを作っていかないといけないな、と気合いを入れて挑んでいます。そういう想いでやったら自ずと良い作品になるのかなと思い、スタッフの方々と一緒に頑張っています」
武藤「原作のある作品が僕を通して映像化され、皆さんにお届けするのはやはり緊張します。原作を読んで辛かった部分もあったのですが、読み終わった後にちょっと大人になれたのかな、という気持ちもあって...。ご覧になっている皆さんにも同じ感覚を味わっていただけたらなと思いますし、チーム一丸となって、見てる方に感動してもらえるものを作っていきたいなと思っています。撮影がんばります!」
写真・文=浜瀬将樹
伊藤あさひ
ヘアメイク=沼田真実(ilumini.)
スタイリスト=ダヨシ
武藤潤
ヘアメイク=なかじぃ(KIND)
スタイリスト=辻本紅葉
放送情報
ドラマ特区「ふったらどしゃぶり」
放送局:MBS(毎日放送)ほか
放送日:1月9日(木)より順次放送(MBSは毎週木曜24:59〜)
原作:一穂ミチ
出演:伊藤あさひ、武藤潤(原因は自分にある。)、秋田汐梨、松本大輝ほか
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