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高橋克典が人間味たっぷりに演じた初代・金太郎に惚れ込むこと必至!「サラリーマン金太郎」

2025.1.12(日)

鈴木伸之の主演で、2部作の実写映画として令和に復活することでも話題を集めている「サラリーマン金太郎」。

原作は1994年に連載が開始されて大ヒットを記録した本宮ひろ志による漫画で、累計発行部数は3000万部。主人公の矢島金太郎は元暴走族で、マグロ漁師から会社員に転身した経歴の持ち主で、豪快な性格。喧嘩も強く、正義感の強い金太郎は、多くの人に愛されるキャラクターとなった。

そして、連載開始から5年後には高橋克典主演でドラマ化され、第4シーズンまで制作されるほどの大人気に。また、2008年には永井大主演のドラマが放送され、今回、映画の主役に抜擢された鈴木伸之は三代目・金太郎ということになる。

初代の高橋は「サラリーマン金太郎」がきっかけで俳優として大ブレイク。街を歩くと「金ちゃん」と声をかけられていたというエピソードが、当時の人気を物語っている。
金太郎が一流企業「ヤマト建設」に就職し、型破りなサラリーマンとして活躍するさまを描いたドラマの第3シーズンにあたる「サラリーマン金太郎3」には、松方弘樹、津川雅彦、野際陽子、長門裕之、羽田美智子、森口遥子、保坂尚輝、島崎和歌子らが出演。物語は社長が交代し、「株式会社ヤマト」として新たなスタートを切るという設定で、金太郎は社長室長に出世したものの、黒い思惑により、あっという間にクビになってしまう。スーツ姿のみならず、無精髭に作業着のさらにワイルドな金ちゃんも見られる本作。役と完全に一体化している高橋の存在感と演技に注目だ。

■太陽のような笑顔と男気で愛される男を高橋が熱演

「サラリーマン金太郎3」より、初代・金太郎を演じた高橋克典
「サラリーマン金太郎3」より、初代・金太郎を演じた高橋克典

(C)木下プロダクション/TBS

ホームドラマチャンネルで1月13日に全話一挙放送される第3シリーズでは、母の墓参りに行った金太郎が、幼い頃に別れた父・照男(松方)と再会。また、金太郎の妻・真澄(羽田)が長男に続き、待望の女の子を出産し、矢島家は4人家族となる。いつもテンション高めの金太郎だが、勤務先のヤマト建設は東日建設と合併。金太郎は師と仰ぐ大和会長(津川)の指示のもと、東日建設出身の新社長・丸山(寺田農)を支える室長になり、7人の女性秘書たちに囲まれながら困惑の日々を過ごす。

しかし、平和な日々は続かない。裏社会の大物(長門)を味方につけ、ヤマトを潰そうとする勢力の策にハメられた金太郎は、丸山からクビを宣告されてしまう。
しかし、そんなことでめげないのが金太郎。手抜き工事の調査のために行った温泉ホテルのオーナー(笹野高史)からその根性を買われたこともあって、泊まり込みで温泉の補強工事の作業員として働くことに。元同僚たちが心配して訪ねて来ても「こっちの方が性に合ってますよ」と笑い、策にハメられたことについても「恨んでなんかないっすよ」とあっけらかんと言う。その大らかな人柄と、許せない悪には身体を張って立ち向かう姿に、男も女もいつのまにか惚れてしまう。そんなサラリーマンヒーローを高橋が熱演している。

■第3シリーズでは、金太郎がまさかの禁断の恋?

金太郎は人情深い男でもある。会社の勢力争いに巻き込まれ、悲劇も起こる中、本作で弱みを見せた相手が、赴任先で小料理店を営む冬美(森口)だ。その美貌と微笑みには、さすがの金太郎も抗えない。後にこの出来事が、妻はもちろん、妻の母・加代(野際)も巻き込み、矢島家の危機へと発展。金太郎は幼い娘を背負って会社に出勤することになる。

そんなドタバタも含め、会社の危機のみならず、私生活でも奮闘する主人公・金太郎。高橋の人間味たっぷりの演技と共に楽しんでほしい。

文=山本弘子

放送情報【スカパー!】

サラリーマン金太郎3
放送日時:2025年1月13日(月)15:30~、2025年2月5日(水)20:00~
チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます