30歳目前！精悍さが増すシュー・カイ(許凱)が同世代の人気女優ユー・シューシン(虞書欣)と体現した「切ないロマンス」に熱い支持

2024.12.3(火)

30歳の誕生日を来年3月に控え、"国宝級イケメン"と称されるビジュアルにも益々磨きがかかるシュー・カイ(許凱)。2018年の時代劇｢瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～｣の清廉な武官・傅恒役でブレイクして以来、中国ドラマ界に欠かせない存在へと上り詰め、時代劇・現代劇を問わず幅広いジャンルの主演ドラマが相次いでいる。

そんなシュー・カイが、「蒼蘭訣(そうらんけつ)～エターナル・ラブ～」(2022年)や「雲之羽 ～揺らめく愛、刹那の二人～」(2023年)などのロマンス時代劇で人気を急上昇させている同世代の女優ユー・シューシン(虞書欣)と共演し、最強ビジュ同士の"ドリームカップル"として支持を集めた時代劇が「祈今朝（ききんちょう）〜失われた記憶、共鳴する愛〜」(2024年)だ。

12月5日(木)より女性チャンネル♪LaLa TVにてTV初放送される本作は、人気RPGゲーム「仙剣奇侠伝」シリーズの1作をドラマ化したロマンスアクション史劇。

快活な剣術使いの少年・越今朝(えつきんちょう)と、美味しいものが大好きな少女・越祈(えつき)は、村で目覚めた時、過去の記憶を全て失っていた。それから3年後、越今朝の左目に見える予知をきっかけに、互いの過去を探し求めて放浪の旅へ。そして2人は、越今朝と顔が瓜二つの謎めいた医師・扁絡桓(へんらっかん)と巡り合う。

中国で配信された当時、VLinkage配信ドラマ再生指数ランキング13日間連続１位をはじめ、国内の様々な主要ランキングで1位を獲得した本作。人気を呼んだポイントは、"陰と陽"といえる真逆のキャラクターを見事に演じ分けた"国宝級イケメン"シュー・カイの1人2役だ。

越今朝は、やんちゃで明るい"陽"のキャラクター。「俺は兄貴分だぞ！」と越祈に兄貴風を吹かせ、お金が少ししかないのに大好物の麺料理を食べさせてやり、危なっかしい越祈を「道に迷うなよ」「知らない人間と話すな」と何かと気にかけ、妹のように可愛がる。

だが、旅の道中で苦楽を共にするうちに、妹分だと思っていた越祈に淡い恋心が芽生えていく。入浴姿を見られてドギマギしたり、曖昧な関係に耐えきれず、「お前にとって、俺は何者だ？」と尋ねてしまうほどに恋心を募らせ、「一生懸けてお前を守る」という言葉の意味も変化していく。万感の思いを込めた、越祈への優しいおでこキスが最高に美しい。

一方、越今朝たちが旅の途中で出会う扁絡桓は、知的でミステリアスな"陰"のキャラクター。仮面で顔を隠し、陰ながら越祈を見守る扁絡桓の表情には切ない恋心が滲んでいる。

実は、越祈と扁絡桓は過去の"ある縁"で繋がっており、中盤では、夢の中で記憶を取り戻した越祈が扁絡桓と幸せな時間を過ごすシーンも...。目を覚ましたら越祈は全て忘れてしまうと知っていながら、越祈を優しい目で見つめる扁絡桓の深い愛情に心揺さぶられる。

そして、扁絡桓と越今朝――"陰と陽"の2人のシュー・カイに愛されるヒロイン・越祈をユー・シューシンが愛嬌たっぷりに演じている。

「蒼蘭訣～エターナル・ラブ～」で演じた落ちこぼれ仙女をはじめ、"天真爛漫な少女を演じたら右に出る者はいない"とまで称される彼女がその持ち味を存分に発揮。記憶を失っても明るく振る舞う姿は健気で、第1話に登場する越今朝と越祈の食事シーンでは、まるで決闘のように好物を取り合うという微笑ましい一幕も。序盤での、本当に仲の良い兄妹のような関係性が次第に変化していく過程には、たくさんの"キュン"が散りばめられている。

人気RPGゲームが原作とあって、男装の女性当主・洛昭言(らくしょうげん)役のワン・ポンら、旬の美男美女キャストが旅の仲間に加わり、次々と現れる敵を倒していく爽快でテンポのいい展開も楽しい本作。何よりシュー・カイが巧みに演じ分ける"陰と陽"の魅力に注目しながら、切ない恋のトライアングルを堪能したい。

文＝酒寄美智子

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