中国の国民的女優ヤン・ズー(楊紫)の集大成！古装美男子たちとの切ないロマンスが反響を呼んだ「長相思」シリーズ待望の続編

2024.12.2(月)

かつて天才子役と呼ばれ、近年では"90后(90年代生まれ)4大女優"の1人に挙げられるヤン・ズー(楊紫)。今年11月に32歳の誕生日を迎え、美しさにもますます磨きがかかる彼女の近年の代表作が、"4人の最旬イケメン俳優"と複雑な恋模様を演じた「長相思」シリーズだ。

2023年夏に配信されたシーズン1は、総再生回数30億回超えの人気を獲得。ファンの圧倒的支持を追い風に、約1年越しに配信されたシーズン2も、中国国内の主要ランキングを独占する記録的ヒットを樹立。キャリアの集大成ともいうべき当たり役を得たヤン・ズーはもとより、相手役となった4人のイケメン俳優にも熱い視線が注がれた。そのシーズン2が、12月9日(月)より衛星劇場にて日本初放送を迎える。

ベストセラー作家トン・ホアの同名小説を作者自身による脚本でドラマ化した「長相思」は、王妃という身分でありながら性別を偽り"男性医師・玟小六"として逞しく生き抜く異色のヒロイン・小夭(ヤン・ズー)と、彼女を取り巻く4人の"古装美男子"たちによる切ない恋の物語。

シーズン1の前半、低めに抑えた声や男っぽい所作でコミカルな三枚目キャラ・小六を違和感なく演じたヤン・ズーは、後半でガラリと雰囲気を変え、本来の姿である王の孫姫・小夭となって美しく凛とした女性像を体現。続くシーズン2でも、その美しさを存分に発揮している。

そんな小夭と4人のイケメンの複雑な恋愛模様はシーズン2でますます目が離せない展開に。友情や恋愛の関係性に、旧知の情も入り混じった深みある関わり合いを見せてくれている。

シーズン1で生き別れた従妹の小夭を探し続けてきた西炎瑲玹(ジャン・ワンイー／張晩意)は、いわば"策略系ツンデレ男子"。遂に西炎王の位に就いたシーズン2では、小夭への想いを胸に秘めながらも、国の安定のために望まぬ婚礼を進める。

婚約者がいながらも小夭に寄り添う"溺愛系見守り男子"の塗山璟(ドン・ウェイ／鄧為)の一途な恋心も見逃せないポイントだ。小夭とは想いを寄せ合う間柄なのだが、シーズン2では互いに素直になれないもどかしい関係が描かれる。

利用するつもりで近づいた小夭に、自分と同じ孤独を感じ取り、献身的な愛を捧げるのが、"俺様系ヤンデレ男子"の軍師・相柳(タン・ジェンツー／檀健次)。シーズン2では、前作に増して包容力ある大人の魅力を漂わせる。対して、小夭の婚約者の座を勝ち取ったのが"爽快系サポート男子"の赤水豊隆(ワン・ホンイー／王弘毅)。だが小夭は、心の中では別の運命の扉が開くのを待っている...。

シーズン1で一応の決着を見たとはいえ、人の心はそう簡単には割り切れない。シーズン2では、思うようにいかない恋心を持て余す小夭と、"「長相思」版F4"ともいうべき瑲玹・相柳・塗山璟・豊隆の切ない感情が切り取られていく。

本作で注目を集めた4人は、シーズン2の役作りでも大いに話題を振りまいた。古琴演奏に挑んだ塗山璟役ドン・ウェイは、あまりに上手だったことから急遽全てのシーンで吹替えなしの実演に挑み、相柳役のタン・ジェンツーはキレのあるワイヤーアクションや剣術シーンに加え、ヤン・ズーと共にOSTにも参加し美声を披露した。

瑲玹役のジャン・ワンイーは10㎏以上の減量に励み、完璧な役作りを成し遂げると、豊隆役のワン・ホンイーは練習を重ねて慣れない吐血シーンを1発OKでクリアし現場の士気を高めたという。俳優たちのたゆまぬ努力とチャレンジ精神が、本作のヒットを支えている。

シーズン1を踏まえ、人気と実力を兼ね備えた旬のキャスト陣がより深みある人間関係を作り上げた「長相思 シーズン2」。最後の最後に小夭の心を射止めるのは誰なのか...。ドラマティックな結末に至るまでの、トップ女優ヤン・ズーと"「長相思」版F4"ならではのケミストリーをじっくり味わいたい。

文＝酒寄美智子

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